クラピカ(第14王子ワブル)が第5王子ツベッパとも和平協定を結ぶ。
クラピカはすでに第3王子チョウライとも協定を結んでいるため、
もし第3王子・第5王子・第14王子が残る3名となった場合、第5・第14王子両名とも野に下り、継承戦を離脱する
※チョウライにはサカタ・ハシトウ(共にチョウライ私設兵)の護衛無限延長を要求
※ツベッパには1005号室(ツベッパの部屋)を来訪の際に王妃・王子(サカタ・ハイトウも)の帯同を要求
という条件とした。
第1王子ベンジャミン側では兵隊長バルサミルコが薬物兵器によって第9王子ハルケンブルグの命を狙っている。
センリツたち第10・11王子カチョウフウゲツ側は、念攻撃を受け衰弱していっているフウゲツを救うべく動き出す。
犯人を第7王子ルズールスだと推測しその存在の処分を画策しつつ、その過程で各王子にカチョウからの手紙を配って回った。
BW号出航10~11日目。
この手紙をもって継承戦にさらなる動向が生まれていきそうだ。
本記事では第403話「成果」の内容をまとめていく。
ハンターハンター403話の見どころネタバレ
① 第9王子の暗殺実行へ
11日目(水曜日)6:45
第1王子私設兵隊長バルサミルコが第2層内の司法省ビル、検察・裁判所エリア入り口に到着した。
裁判終了まで第9王子ハルケンブルグは私設兵と隔離された状態で拘束されているわけだが(389話)、証拠不十分で釈放・監視措置となる可能性が高いため、この第1回公判がハルケンブルグ暗殺の好機となる。
裁判中の反対尋問の距離ならばTSK-17(薬物兵器:詳細は402話)で確実に葬ることができるだろう。
② 第9王子がバルサミルコを攻撃
そこへ第1王子私設兵ビクトが現れた。
ちなみにビクトは昨日(10日目)ハルケンブルグの攻撃を受けたと思われる(389話)ので、現在どのような状態かわからない。
ビクトは会話を封じられているのか、バルサミルコへ向けて軍用手話で
「第9王子 ハルケンブルグの能力の秘密が判明」
と伝えてきた。
その時、ハルケンブルグの能力と思われる鳴動が起こる。
ハルケンブルグの能力は忠誠を誓った私設兵との相互協力型と思われるので、ベンジャミン側はハルケンブルグとの裁判を起こすことによって私設兵との隔離を実現させたし、今も周囲に私設兵の気配はないのだが…。
するとハルケンブルグは私設兵ではない、周囲の人間たちと相互協力しオーラを増幅させていた。
そしてオーラの弓『少年は残酷な弓を射る』をバルサミルコに向けて発射した。
③ バルサミルコは操られているのか
その後(恐らく司法局との電話で)裁判がまだ始まっていないことを知る第1王子ベンジャミン。
裁判の開始時刻変更の理由は、原告(ベンジャミン)側の危機トラブルによる準備不足と被告(ハルケンブルグ)側の体調不良の報告であるらしいが、状況からベンジャミンは
ハルケンブルグの能力が発動したのは彼の支持者とのジョイントにより能力を発動
バルサミルコがハルケンブルグの攻撃を受けた
と分析した。
そのままバルサミルコが電話を代わるが、ベンジャミンはあくまでも「バルサミルコはハルケンブルグの攻撃によって操作された状態である」という前提で話を聞くことにする。
バルサミルコは
任務(ハルケンブルグ暗殺)はまだ完了していない
完了するまでは戻らない
と報告。
その発言に特に不自然な点は見当たらずベンジャミンは判断しかねるが、しかしそのまま警戒を解かず、私設兵たちに第一級警戒態勢を命じて事の真意が判明するのを待つことにした。
そこへフウゲツたちが手紙を持ってきた、という時系列である。
④ ハルケンブルグ出生の真実
フウゲツが持ってきたカチョウからの手紙には
「ハルケンブルグの本当の母親は第1王妃」と書かれていたようだ。
ハルケンブルグの母親は第2(カミーラ)第5(ツベッパ)第7(ルズールス)王子と同じ第2王妃のドゥアズルとされているが、本当の母親は第1(ベンジャミン)第4(ツェリードニヒ)王子と同じ第1王妃のウンマだというのだ。
ベンジャミンはネットレベルの「噂」としたが、実際にウンマがハルケンブルグと電話しているらしい描写が描かれた。
また同様の内容かはわからないが、第4ツェリードニヒと第13マラヤーム、第8ハルケンブルグ以外の王子には手紙を渡せた様子。
カチョウたちはフウゲツ救出(ルズールス誘拐)作戦の決行予定日は明日(12日目)の夜とした。
⑤ チョウライのコインの意味とは?
1003号室ではチョウライが自身の守護霊獣から創出されたコインについて考察中。
コインの中の1枚の単位が「1」から「10」に変化しているのだ。
だが側近たちに問うてもすでにチョウライが考え尽くしたものばかりで大した意見は得られない。
念の使い手ではない彼らでは、念能力の効果を推し量るための経験と知識が足りないのだ。
そこでチョウライはクラピカに電話して聞いてみることにする。
⑥ ハルケンブルグは間もなく死ぬ?
カイザルはカチョウの手紙を渡せなかったハルケンブルグに直接面会することにする。
ハルケンブルグに関しては「面会後に集団睡眠効果のような現象がおこるかもしれないが心配しないでくれ」と報告を受けている。
実際に支援者10数名が同時に倒れたとの報告も来ているわけだが、気になるのは面会に立ち会っていた局員の1人ウォーリオも別の場所・別の時間で、同じ症状で倒れたらしいということだ。
カイザルはハルケンブルグの前にウォーリオに会って話を聞いてみることにする。
するとウォーリオはしばしカイザルの話を聞いた後、自身の左手についた「印」をカイザルに見せた。
例の羽マークである。
ウォーリオは、カイザルが念能力の話について自ら言及したらこちらも包み隠さず話すようにとの伝言をハルケンブルグから受けていたことを語った。
その上で「ハルケンブルグ王子は間もなく死にます」と告げたのだった。
⑦ バルサミルコの中に!?
ベンジャミンにバルサミルコから連絡が入った。
任務を完璧に実行したとの報告である。
つまりハルケンブルグの死を匂わせる内容であり、今夜中に確実な成果を知らせると言うのだが、なんとその中身(精神)はハルケンブルグ!?
どうやら自身の念能力でハルケンブルグ自らがバルサミルコの中に入ったようだ。
ちなみにハルケンブルグ本人の体は十数人の支持者に見守られながら床に臥せっている。
⑧ クラピカも新たな一手
王子(王妃)とは別にクラピカも手紙を受け取っていた。
そこにはカチョウの死の真相などの情報も書かれており、この船が「死」以外の離脱を許さないような状況を知る一方で、クラピカは「逆に望みが出てきた」とも考えていた。
そしてクラピカはワブルや他の幼い王子を守るために、明日から行う予定の第2回念講習で出席者に、オイトに渡された手紙を公開することを伝えたいとオイトに願い出た。
公開したいと考えた理由は3点。
1、余計な疑惑を持たれないため(上位王子の手紙では互いの醜聞や犯罪が暴露されているらしいので「下位王子にも秘密を握られているのでは」という懸念を持たれかねない)
2、カチョウの想いを伝えることで少しでも継承戦にブレーキをかけたい
3.先に公開を知らせることによって上位王子からの接触を期待(相手と内容次第ではっ変え引きも可能?)
ということでセンリツ側からの手紙を機にクラピカも動き出す!
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。