出水公平(いずみこうへい)はボーダー本部所属A級太刀川隊のシューター。
A級1位の部隊に所属するボーダーNo.2シューターという強さに人柄・ビジュアルもあわせて、ワートリでも屈指の人気キャラクターとなっている。
本記事はそんな出水の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】出水公平の特徴とプロフィール
出水公平(いずみこうへい)は明るい髪色で、前髪が切れ長の両目にぶっ刺さっているような髪型が特徴だ。
隊服は黒のロングコートタイプであり、その姿でコミックス8巻の表紙を飾っている。
高校では米屋と同じクラス。
初登場 | 第25話 |
ポジション | シューター |
年齢 | 17歳(高校生/三門市立第一高等学校2-B) |
誕生日 | 9月21日・おおかみ座 |
身長 | 175㎝ |
血液型 | B型 |
家族 | 父、母、姉(映子) |
好きなもの | エビフライ、コロッケ、みかん、全攻撃 |
主な呼び名 | 出水(先輩)、弾バカ |
【ワートリ】出水公平の人柄・性格
出水公平は年相応の男子高生という感じ。
ただし、こと戦闘になると非常に冷静で、高い洞察力と頭の回転の早さが発揮される。
全4種類の射手用の弾トリガーを圧巻の火力とコントロールで扱う使い手ぶりに、米屋からは「弾バカ」と呼ばれている。
米屋とは同じクラスで公私ともに仲が良く、互いに恐らくリスペクトを含めながら「弾バカ」「槍バカ」と呼び合う間柄なのだ。
それに緑川も含めて作者からは「A級3バカ」とまとめられている。
太刀川や二宮など年上と一緒にいることが多い一方で、修の相談に乗ったりなんだかんだ唯我を構っていたり指導したりと、年下に対する面倒見も良さそうだ。
【ワートリ】出水公平の所属・装備
出水公平はA級太刀川隊のシューター。
太刀川隊は太刀川慶(アタッカー)、出水公平(シューター)、唯我尊(ガンナー)、国近柚宇(オペレーター)の4人部隊だ。
出水は弾トリガー4種すべてセットし使い分けている。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
アステロイド | アステロイド |
バイパー | メテオラ |
ハウンド | バッグワーム |
シールド | シールド |
【ワートリ】出水公平の強さ
ボーダーNo.2射手
出水は二宮に次ぐボーダーNo.2のシューター。
その強みは高いトリオン能力と繊細な制御である。
出水のトリオン能力値は「12」で、BBF発売時点で千佳と(ヒュースと)二宮に次ぐ高トリオンの持ち主であり、そのぶん高火力でド派手に圧倒できるという強みを持つ。
さらに出水は変化弾の弾道をリアルタイムで引ける実力者。
リアルタイムでしっかり弾道が引けるのは出水と那須だけである。
そのうえ出水は通常弾と変化弾だけでなく誘導弾(追尾弾)も炸裂弾も、つまり全種類を状況によって使い分けるという弾バカぶり。
大規模侵攻時には誘導弾でハイレインの鳥(弾)を悉く撃ち落とすという精密ぶりも見せている。
驚異の弾バカぶり
その弾バカぶりは、4種類すべてマスタークラスという実績で証明されている。
しかも通常弾と変化弾は10000ptを超えているそう。
4種すべて10000pt超えも時間の問題なのかもしれない。
この確かな実力によって、遠征選抜試験の事前アンケートで二宮に「射手の能力が高い」として“一緒に行きたい”に名を挙げられていた。
また敵として対峙したハイレインにも「いい腕だ」「なかなか惜しい駒だ。捕らえて部下に加えたかった」と評されている。
ちなみに生身の運動能力は意外とそれほど高くない。(むしろボーダーだと低い方)
「千発百中」がモットー
出水の座右の銘(?)は「千発百中」らしく、非番の日はグッズ企画部が作ってくれたという「千発百中」の字がプリントされたTシャツを着ていたりする。(作ってくれたのは全8色)
この「千発百中」というのは恐らく、百発当てるために千発撃ち込むというニュアンスだ。
鋭い洞察力と頭の回転の早さによって即座に対応策を考えられる出水は、百発を撃ちこむために、豊富なトリオン量と高い戦闘センスで千発を撃ち敵を誘導していくイメージであり、仲間へのアシストも上手い。
合成弾の生みの親
シューターの切り札といえるのが合成弾。
しかしこの合成弾は二宮や那須や蔵内など、まだ一部の隊員しか使えないセンスが必要な上級者向けの技術である。
この合成弾というものを生み出したのが出水なのだ。
なんとなく思い付きでやってみたらできたのだそう。
こうした出来事をもって、作者からは「あまり考えない天才型」と評されている。
二宮の合成弾の師匠
かつて二宮が鳩原のため、A級1位を目指すために取り入れようと考えたのが合成弾だった。
そして二宮は合成弾を教わるために、自分より年もランクも低い出水に深々と頭を下げて教えを請うたのだった。
つまり合成弾に限って言えば、出水は二宮の師匠なのである。
ちなみに二宮とまともに撃ちあえるのは出水くらいと言われている(里見談)が、実際の1対1の実力としては6割は二宮が勝つそう。(質問コーナー㉑より)
ただしチーム戦だと太刀川隊の方が勝利が多く、出水が二宮を倒すことも多かったとか。
【ワートリ】出水公平の作中での活躍
遊真の黒トリガー争奪戦に参加(24話~)
遠征から帰還後、城戸の命令により遊真の黒トリガーの確保任務に参加。
三輪・米屋と共に嵐山隊と交戦した。
攻撃態勢に入ると見せかけて狙撃を誘い、佐鳥の位置を特定したのはさすがだ。
大規模侵攻編:一級戦功(48話~)
大規模侵攻時は非番だったため、米屋&緑川と共に途中から参戦。
合成弾を駆使しながらB級合同部隊と連携し、ランバネイン撃破に貢献した。
その後はC級隊員たちを連れて基地を目指す修たちの援護に駆けつけ、新型ラービットを相手取る。(67話~)
ハイレインが現れると黒トリガー『卵の冠』で機動力を奪われるが、トリオンにしか効かないことを米屋に気づかせつつスナイパーの射線をつくるなど、できる限りの機転で戦闘に貢献。
とどめを刺される前にベイルアウトしたが、ハイレインに「なかなか惜しい駒だ。捕らえて部下に加えたかった」と評された。
論功行賞では米屋&緑川と共に一級戦功を獲得。
ランク戦ROUND3を二宮と観戦(103話)
B級ランク戦ROUND3、玉狛第二vs鈴鳴第一vs那須隊の試合を二宮と観戦していた。
試合の見応えに満足しつつ、チームメイト太刀川がちゃんと解説していたことに安堵。
玉狛の実力を評価するも、二宮の賛同は得られなかった。
修の相談に乗る(109話~)
烏丸からの紹介により、シューターとしての戦力を身につけたいと望む修の相談に乗る。
出水は「1人でも点が獲れるようになりたい」という修の意思に賛同。
修が合成弾を覚えたいと伝えると、出水はまずはシューターとしての実戦経験を積むべきだとし、“唯我との1対1で100勝できたら教える”という条件を出した。
その後、修がやることを見出し方針を変えた際には、それを尊重して「面白い試合見せてくれんだろ?」とエールを送った。
ランク戦ROUND5の解説(136話~)
B級ランク戦ROUND5夜の部、玉狛第二vs香取隊vs柿崎隊の解説を時枝と一緒に担当する。(実況:武富)
この試合は玉狛の新戦術が山盛りであり、約束通り修が面白い試合を見せてくれて楽しそうであった。
解説としては、しっかりと準備して試合に臨んだ玉狛が勝つべくして勝ったとまとめた。
ランク戦ROUND7を二宮隊と観戦(175話)
B級ランク戦ROUND7、玉狛第二vs影浦隊vs東隊vs鈴鳴第一の試合を二宮・辻と観戦していた。
ROUND3の時点では玉狛を評価しつつも自分たちの相手にはならないと捉えていたが、ヒュースが加入しさらに進化した玉狛を見て「今の玉狛となら結構面白くなりそう」と感じていた。
ランク戦最終戦を烏丸と観戦(175話)
B級ランク戦ROUND8、玉狛第二vs二宮隊vs生駒隊vs弓場隊の試合を烏丸・木虎と観戦する。
烏丸に玉狛が準備してきた策を聞くも肝心なところは教えてもらえないまま試合を楽しみ、二宮が敗北するという衝撃的瞬間を見届けた。
【ワートリ】遠征選抜試験は審査官
遠征選抜試験で出水はA級隊員として審査に回る。
橘高に採点の手順を聞きながら閉鎖環境試験をチェックする。
【ワートリ】出水公平の名言
「余裕こいてんじゃねーぞ、このわくわく動物野郎」(72話)
【ワートリ】出水公平の担当声優
アニメで出水の声を担当しているのは石川界人さん。(1993年10月13日生まれ・東京都出身・ステイラック所属)
- 木原紡
「凪のあすから」 - 影山飛雄
「ハイキュー!!」 - 斑鳩士門
「双星の陰陽師」 - 飯田天哉
「僕のヒーローアカデミア」 - 黒谷優
「DYNAMIC CHORD」 - 可楽
「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」
まとめ
出水公平はA級1位・太刀川隊に所属するボーダーNo.2シューターである。
持ち前のトリオン能力による圧倒的な火力と、4種の弾を使い分け、さらには合成弾を生み出してしまうセンス、迎撃や誘導も自在な精密な制御(コントロール)、そしてそれを最大限に活かしていく冷静な戦術眼…彼の戦闘は大胆と繊細を兼ね備えた天才型。
とにかく弾による戦闘が好きなんだなあと思わせる弾バカぶりがかっこいい。
ボーダートップ部隊の一員として、愉快なA級3バカとして、修の相談相手の1人として、など色んな面から気になる見どころの多い人物だ。
【関連記事】
⇒太刀川慶(たちかわけい)徹底まとめ!
⇒唯我尊(ゆいがたける)徹底まとめ!
⇒国近柚宇(くにちかゆう)徹底まとめ!
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。