寄って来る大人達の言葉に、何を信じればいいか何を選択すればいいか間柴には判断できなかったが、クミとの生活を守るため間柴はがむしゃらに生きる。
初めは金を重視して闇バイトで稼いでいたが、汚れた金ではクミを陽の当たる場所に送り出せなくなると気づき悪い仕事から手を引く。
そして普通のコンビニバイトに就けることになったのだが、クミを守ろうとして再びあの悪魔が表に現れ、逮捕される事態となってしまった…。
そんな間柴の出所日、ある男が間柴を待っていた。
本記事では第1431話「死神の夢」の内容をまとめていく。
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『はじめの一歩』の最新刊は138巻。
ウォーリーvsリカルド・マルチネスの結末が描かれた熱き1冊なので必見だ。
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『はじめの一歩』1431話の見どころネタバレ
①間柴には味方がいた
出所した間柴を駆け足で出迎えたのは保護司の水谷だった。
連絡していないクミも含めて自分以外誰も来ていないことを知ると、水谷は「過去を捨ててやり直すにはもってこいだ」と笑った。
水谷は持病があるにもかかわらず間柴の姿を見て走ってしまったため、とても咳込んでいた。
そんな水谷に間柴は「アンタも信用してねえ」と言いつつも、この時の間柴にとって唯一信用していた人物だったようだ。
②ボクシングとの出会い
間柴がいない間クミは親戚の家に預けられ、間柴の帰りを待っていたという。
これからは2人で暮らす予定だ。
が、やはり間柴は自分に付きまとい続けるあの悪魔の存在が不安だった。
アレをいつまで抑えていられるか自信がない。
すると水谷は「お前は他人より力が有り余っているんだろう」として、間柴を東邦ボクシングジムへと連れて行った。
そこで間柴は人を殴って「強い」と褒められることと、世界王者になると大金持ちになれることを知る。
③田中運輸との出会い
さらに水谷は間柴が当面の生活費を稼げるように、間柴を雇ってもいいと言っている保護司仲間を紹介する。
それが現在の職場である田中運輸であり、間柴を「過去は気にするな。これからだ」と迎え入れてくれた。
また、クミが間柴のために看護師になると決めた。
④悪魔を倒した男
間柴は初めてのファイトマネーで水谷の帽子を買う。
間柴の晴れ姿を見たいという水谷に、間柴は「だったら早く善くなれ」と伝えた。
しかし東日本新人王決定戦で、恐らくは恐怖のため…人生で初めての負けたくないという心から、あの悪魔が顔を覗かせてしまう。
抑えきれなかった悪魔が、宮田の足を踏んだのだ。
そして決勝戦、間柴は悪魔ごと一歩によって叩き伏せられた。
⑤間柴の夢
水谷に合わせる顔がない…そう思った間柴であったが、しかし水谷は間柴の晴れ姿を見ることなく死去してしまった。
また1人じゃないか…と間柴は刑務所の日々を思い出す。
しかし間柴は1人ではなかった。
クミや会長、地獄会、板垣…沢山の人に支えられてリングに立っていた。
夢のようだ。
ふと間柴は暗い部屋で膝を抱え、夢を見ていたことに気づく。
そして間柴は“夢”を否定し「夢はここから始まるんだ」と、世界王者に奪取に向けて強く拳を握った。
⑥練習相手は誰!?
ジムでは会長たちがロザリオ対策を練っていた。
一歩が宮田に言っていた通り“距離”が重要であり、内に入られた場合がとても怖い。
そのため練習しておきたいのだが、ロザリオほど高度なインファイトができる練習相手はなかなかいない。
東邦ジムは現在サウスポーでハイレベルのインファイトができて頭を振る速さ・飛び込む速さを持つ練習相手を絶賛募集中だ。
『はじめの一歩』1431話の名言
トミ子
「毎日体が火照って熱くなるわ。そんな時優しく冷ましてくれる人がいなきゃ死んでしまう」
『はじめの一歩』ネタバレ1431話のまとめ
前話はかなりしんどい過去が描かれたが、今話では保護司の水谷、同じく保護司の田中運輸という間柴を真っすぐ受け入れてくれる存在により、間柴の人生が上向きになっていく様子が描かれた。
そして彼らの支えを感じているからこその「ここから」である。熱い!!
しかし千堂と同じく問題は練習相手のようだ。
条件に当てはまり仮想世界王者として相手が出来そうだと期待してしまうのは、やはり引退して強さが増したと噂の一歩ではないだろうか。
果たして西の千堂&宮田に対しこちらは誰が間柴のパートナーとなるのか、次回1432話が楽しみだ。
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。