千堂には宮田がついたが、間柴には練習相手がいなかった。
基本に忠実なリカルド・マルチネスと違い、マーカス・ロザリオは特殊過ぎてマネできる選手が少ないからだ。
その状況を悟られないようにはしているものの、間柴陣営には焦りが見えていた。
それを察した一歩は独自に練習相手を探すが思い当たらない。
一歩が独自に分析した結果、間柴の練習相手には左利きで、デンプシーやガゼルパンチが打てて、インファイターで、フリッカーを知っている選手が必要であり、千堂の顔が思い浮かぶが当然今は声をかけられない。
そんな時、鷹村から「心当たりがある」と言われ一歩は気づいた。
「ボ…ボクか!」
本記事では第1433話「サウスポー」の内容をまとめていく。
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『はじめの一歩』1433話の見どころネタバレ
①一歩にはサウスポー適性がある
間柴の練習相手になり得る“デンプシーやガゼルパンチが打てるインファイターで、対フリッカーの経験のある間柴に近い階級の人間”。
鷹村の言葉を聞き、一歩は「確かにボクだ…」と納得する。
ただし大前提である“左利き”ではないと主張した。
すると「発想力がない」と鷹村はため息。
鷹村曰く、実は一歩は内に入って暴れる時…特にデンプシーを打つ時に、無意識にスイッチしていたのだ。
一歩のようなくっついて連打するボクサーは、その時打ちやすい方の足を選択しているのだそう。
飛び込む時の蹴り足を左にすると遠くからは踏み込めないと一歩は抗議するが、鷹村はウェイトを外せばいいと言った。
②左利きを始める一歩
それから一歩は食事の際に左手で箸を持ち始めた。
歯磨きをするのも左手、プラモ作りも左手と、生活に“左利き”を取り入れ始める。
③サウスポー練習も始める
同時にサウスポーとしてのトレーニングも始める。
基本は右ジャブだが、しっくりこないし差し合いにも勝てないだろうということで、あまりメインには考えない。
その分、一番重きを置いたのが軸足のインプットだ。
左で蹴って右で踏み込む。
土手練でも船上でも、左で蹴って右で踏み込むを何度も反復。
ハンマートレーニングでも鉄棒練でも「軸足は右」を強く意識する。
④久々の丸太!
もちろん最初はタイヤが綺麗に叩けなかったり鉄棒に頭をぶつけたりとうまくいかないが、一歩は何度も何度も繰り返し繰り返し「もう10回…いや100回!」とチャレンジし、だんだんと動きがスムーズになっていった。
そして一歩は土手に丸太を打ち込む。
丸太を間柴の腕に見立て、足元には角材を刺して間柴の左軸足とし、看板を間柴と想定。
そこへ左足を蹴り足にして飛び込んでいく。
しかしすぐに間柴の足(角材)に足をぶつけてしまったため、一度ゆっくり動きを確認していく。
相手のパンチをかいくぐりながら踏み込んで左を上下に打つ。
確認できたら一歩はまたその動きを何度も何度も反復するのであった。
『はじめの一歩』1433話の名言
幕之内一歩
「あと100回!いや200回!」
『はじめの一歩』ネタバレ1433話のまとめ
久々にこれぞ幕之内一歩といった姿で熱くなった。
やはりこの相手への対策を何度も何度も反復し、着実に強くなっていくのが一歩の強みであり魅力だ。
一歩は無意識であろうが、完全に現役復帰への期待が加速した1話であった。
最終ページで一歩の姿を見つめる板垣も思うところがありそうだ。
というか今の一歩にさらに両利きがプラスされたらもうヤバ過ぎる。
果たしてこのまま現役復帰の流れになっていくのか、今後の動きに注目してきたい。
まずは次回の1434話だが、この一歩のやる気に対しての鴨川・東邦ジムの反応が見られるだろうか。
そして何より一歩が練習相手と決まった場合、間柴とクミがどのように受け止めるのか気になるところだ。
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。