荒船哲次(あらふねてつじ)はボーダー本部所属B級荒船隊の隊長であり、弧月を使える元アタッカーの武闘派スナイパー。
アタッカーからスナイパーに転向したのは大いなる野望のためであり、今もなおその道中だ。
それでは荒船はどんな人物なのか徹底解説していく。
【ワートリ】荒船哲次の特徴とプロフィール
荒船哲次(あらふねてつじ)は茶髪にキャップ(いわゆる野球帽)を被った切れ長の目のイケメンである。
キャップを被っているのは日差しが狙撃の邪魔になるのを防ぐためでもありそうだが、トリオン体でも私服でも被っているので普通にそのスタイルがお気に入りのようだ。
遠征選抜試験の臨時部隊・水上9番隊としてコミックス25巻の表紙に登場している。
初登場 | 第34話 |
ポジション | スナイパー |
年齢 | 18歳(高校生/六頴館高等学校3-B) |
誕生日 | 9月9日・おおかみ座 |
身長 | 176㎝ |
血液型 | B型 |
家族 | 祖父、父(哲弥)、母 |
好きなもの | お好み焼き、冷奴、アクション映画、お茶 |
主な呼び名 | 荒船 |
【ワートリ】荒船哲次の人柄・性格
荒船哲次は犬飼らと同じ進学校組で成績も優秀。
聡明で合理的な考え方をする。
163話では千佳に関して思い悩んでいたユズルに対し、目から鱗の合理的な見解を示してユズルの意識を変えた。
トリガーを扱う技術に対しても理論的に向き合うタイプで、ログを見て研究し一度自論を組み立て、それをランク戦などで試行錯誤していくという。
そのうえで自分では分からないことだけ上級者に教えを乞いに行くというほぼ独学のスタイルで独自のメソッドを確立させている。
非常に優秀な人物ではあるが「泳げない」「犬が怖い」という月並みな弱点も。
泳げないのは水面に顔をつけるのが限界レベルであり、犬が怖いのは幼少期に小型犬に右尻を突然理由もなく噛まれたからだそうだ。(今でも跡が残っているらしい)
お好み焼きが好物でお好み焼きかげうらの常連客であり、影浦とも仲が良い。
【ワートリ】荒船哲次の所属・装備
荒船哲次はB級荒船隊の隊長でありスナイパー。
荒船隊は荒船哲次(スナイパー)、穂刈篤(スナイパー)、半崎義人(スナイパー)、加賀美倫(オペレーター)とスナイパーのみで構成された異色の4人部隊だ。
荒船は弧月もセットした武闘派スナイパーである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
バッグワーム | イーグレット |
シールド | シールド |
FREE | 弧月 |
FREE | 旋空 |
【ワートリ】荒船哲次の強さ
アクション派スナイパー
荒船は戦闘中、回避や移動の際によくビルなどの高所から飛び降りている姿が見られる魅せ系スナイパーである。(60話や88話など)
荒船本人がアクション映画好きということもあり、作者からは「アクション派スナイパー」と評されている。
ちなみにグラスホッパーは装備していないので、どうやらかっこよく飛び降りているだけのようだ。
元アタッカーの武闘派スナイパー
荒船はアタッカーから転向した異色のスナイパー。
89話時点で個人ポイントが【イーグレット8349】【弧月8266】で、剣と狙撃どちらもマスタークラスの凄腕だ。
スナイパーながらトリガーに弧月もセットしており、敵に近づかれた時などは弧月を抜いて臨機応変に対応する。
近距離戦にも強い貴重なスナイパーなのだ。
約8か月前にスナイパーとなったのだが、転向した今でもたまに弧月でランク戦をやっている。
ちなみに隊結成の方が先であり、荒船隊は荒船が転向する前はアタッカー1人・スナイパー2人のチームだった。
村上鋼の師匠
荒船は村上鋼の師匠。
同い年の村上とは仲が良く、先にボーダーに入隊していた荒船が独自の理論で弧月を指導した。
ボーダーNo.4アタッカーにまでなった村上の基礎は荒船の教えでできているのだ。
しかしサイドエフェクトによる学習能力の高さもあり、村上はすぐに荒船を追い抜いてしまった。
それと同時期に荒船はスナイパーへと転向したため、周囲からは村上のせいでアタッカーを辞めたと思われているが、実は荒船がスナイパーになったのは以下の理由があった。
パーフェクトオールラウンダーの量産
荒船は木崎レイジ以来のパーフェクトオールラウンダーを目指していた。
そのため元々8000点を取ったらアタッカーをやめるつもりであり、それがたまたま村上に追い抜かれた時期と被ったに過ぎなかったのだ。
(言い訳くさいので他人には言っていなかったし、村上に抜かれてショックだったのは事実とのこと)
しかもそれだけでなく荒船は、自身がパーフェクトオールラウンダーになったメソッドを理論で一般化し、パーフェクトオールラウンダーを量産するという遠大な計画を持っていた。
自分のみに留まらずボーダーの将来を見据えた目標を持てる視野の広さも荒船の強さだ。
転向から8か月、すでにイーグレットでも8000点超えしているので、そろそろガンナー荒船が見られそうである。
【ワートリ】荒船哲次の作中での活躍
狙撃手の入隊指導(34話~)
佐鳥・東とともに新入隊員入隊指導の狙撃手訓練を担当。
狙撃手としての実績と本部からの信頼が窺える。
大規模侵攻編:二級戦功(54話~)
大規模侵攻編で荒船隊は基地南部で東隊らと合流し、ランバネインと交戦。
B級合同部隊として出水・米屋・緑川と連携しながら撃破に貢献した。
その後も防衛を続け、論功行賞では東隊・鈴鳴第一・柿崎隊・茶野隊とともにB級合同として二級戦功を獲得した。
B級ランク戦ROUND2(88話~)
B級ランク戦ROUND2で諏訪隊・玉狛第二と対戦する。
荒船は遊真に距離を詰められると弧月を抜刀。
諏訪に足を削られていたためやや制限はあったが、予習した動きと弧月の優位を駆使しながら元アタッカーとしての本領を発揮した。
さらに穂刈の捨て身の援護もあり優勢になったかと思われたが、戦い慣れした遊真のグラスホッパーフェイントに敗北し足を失う。
そこへ諏訪隊が現れる・千佳の大砲が飛ぶなど場が混乱する中、隙を見逃さず千佳を狙撃し1点をもぎ取ってベイルアウトした。(トリオン漏出のため)
ガロプラ迎撃に参加(124話~)
ガロプラ急襲時、狙撃班の1つとして当真・穂刈・半崎・太一と共に屋上から迎撃。
屋上に犬型トリオン兵が送り込まれた際には、犬が苦手ながらも弧月を抜き対応し、スナイパーたちを守った。
ボーダー優勢となりトリオン兵たちが射程外に後退すると、レイジ・穂刈・半崎・佐鳥・辻と共に地上に降りて追撃に参加し、防衛に貢献した。
お好み焼きかげうら(163話~)
影浦のお好み焼き屋に穂刈とともに来店すると、影浦・北添・ユズル・村上・当真・遊真に遭遇。
話題になっていた“千佳に対するユズルの考え”を一通り聞くと、ユズルが個人で遠征メンバーを目指して千佳について行けばいいだけだと論じる。
「心配なら自分で行って自分で守れ」という言葉は、ユズルの心境を変えるきっかけの1つになったようだ。
【ワートリ】遠征選抜試験は水上9番隊
遠征選抜試験で荒船は水上9番隊(水上・今・樫尾・照屋)に所属。
水上は「オペが今ちゃんやったから、これ頭いいやつ集めたらめっちゃ楽できるんちゃうか?って思った」とのことで、荒船をはじめとするボーダートップクラスの秀才が集められた。
ちなみに荒船は事前アンケートで、村上から「総合力と計画性が高い」として“一緒に行きたい人”に名が挙げられていた。
いざとなればチーム乗っ取り!?
隊長の水上はチームに成績をもたらすために、時には嘘を吐くなど独自のリーダーシップを展開していた。
それによりチームに軋轢が生じかけるが、荒船は「好きにやらせりゃいいだろ。水上が隊長だ」と、現時点で十分に挙げられている成果を重視して水上を後押し。
普段隊長職をやっているだけに、リーダーシップへの深い理解を見せた。
荒船はいざとなれば自分と今でリーダー役を引き継げばいいという気構えで、水上の考えを尊重しながら今と2人で年少組(照屋・樫尾)を導いている。
【ワートリ】荒船哲次の名言
「チビちゃんが心配なら自分で行って自分で守れ」(163話)
【ワートリ】荒船哲次の担当声優
アニメで荒船の声を担当しているのは竹本英史さん。(1973年3月7日生まれ・山口出身・青二プロダクション所属)
- キン肉アタル
「キン肉マン二世」 - 九鬼貴一、柳蓮二
「テニスの王子様」 - 小野妹子
「ギャグマンガ日和」 - セリック・アビス
「機動戦士ガンダムAGE」 - 月島基
「ゴールデンカムイ」 - 鉄穴森鋼蔵
「鬼滅の刃」
まとめ
荒船哲次は荒船隊の隊長であり、弧月で近距離戦にも対応できる元アタッカーの武闘派スナイパー。
目指すところはレイジ以来のパーフェクトオールラウンダーであり、アタッカーでもスナイパーでもマスタークラスを達成した今、そろそろガンナーへの転向が見られそうで楽しみである。
そうした広い視野による合理的な考え方を発揮する姿にも注目だ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。