水上敏志(みずかみさとし)はボーダー本部所属B級生駒隊のシューター。
水上はランク戦で地味に有能な戦いぶりを見せていたシューターだが、その後の遠征選抜試験でエグイ本領を発揮し一躍注目のキャラクターとなった。
本記事ではそんな水上の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】水上敏志の特徴とプロフィール
水上敏志(みずかみさとし)はもっさりとした髪型が特徴で、そのシルエットからか王子隊のアイコンではただのブロッコリーで表現されている。
また遠征選抜試験での活躍により「盤上に王は一人」というキャッチコピーで25巻表紙のメインに抜擢された。
高校では影浦・穂刈・村上と同じクラス。
初登場 | 第150話 |
ポジション | シューター |
年齢 | 18歳(高校生/三門市立第一高等学校3-C) |
誕生日 | 12月5日・くじら座 |
身長 | 178㎝ |
血液型 | B型 |
家族 | 父、母、兄 |
好きなもの | 落語、将棋、うどん、春巻き |
主な呼び名 | 水上、みずかみんぐ |
【ワートリ】水上敏志の人柄・性格
水上敏志は大阪府出身の県外スカウト組。
関西弁で話し、大体は淡々とボケる生駒に淡々とツッコむ役を担っている。
普通校組だが実はめちゃくちゃ成績が良く、趣味の落語も古典を20~30編は暗記しているほど記憶力も抜群。
中学の途中までは真剣にプロ棋士を目指していたらしく、将棋においてはボーダー最強を誇る。
その思考がランク戦や遠征選抜試験にも生かされているため、果たしてどこまで計算して動いているのか考えさせられる恐ろしい男となっている。
【ワートリ】水上敏志の所属・装備
水上敏志はB級生駒隊のシューター。
生駒隊は生駒達人(アタッカー)、南沢海(アタッカー)、水上敏志(シューター)、隠岐孝二(スナイパー)、細井真織(オペレーター)の5人部隊だ。
水上はアステロイドメインのシューターである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
アステロイド | アステロイド |
ハウンド | メテオラ |
シールド | シールド |
バッグワーム | FREE |
【ワートリ】水上敏志の強さ
嘘アステロイド
水上は「アステロイド」と言いながらハウンドを放つなど、声に出したものと違う弾を撃つのが得意。
相手からすれば地味に嫌な攻撃だが、何気に高等技術で水上以外に使える人間は少ないそう。
ただしボーダー以外の相手には通じないという悲しき妙技である。
生駒隊の頭脳
水上の強さは何といっても参謀としての能力。
水上は生駒隊の頭脳と言える存在で、マイペースに動くメンバーをそれとなく的確に動かす役割をしている。
将棋で培った思考能力を活かし、戦場を盤面と捉えるような広い視野で、個々の能力の高い生駒隊メンバーを活かしながらジリジリと相手を追い詰めていくのだ。
そのためシューターとしての動向は、二宮や那須のような高いトリオン能力や技巧で圧倒するものではなく、生駒との連携や仲間のフォローが中心。
積極的な攻撃ではなく、弾と位置取りによる盤面のコントロールが最大の強みであり、ヒュースを巡る乱戦となったランク戦ROUND8でも解説の王子に「リードしているのはみずかみんぐ」だと評されている。
強者が評価する器
水上は派手な存在感はないが、上述のような立ち回りにより下記のような名だたる実力者たちから評価され、遠征に一緒に行きたい人として名前を挙げられている。
二宮匡貴「盤面を整えるのがうまい」
ヒュース「チームで相手した時に厄介」
広い視野で戦局を見据えられている者ほど水上の実力を評価していそうだ。
【ワートリ】水上敏志の作中での活躍
B級ランク戦ROUND6(152話~)
B級ランク戦ROUND6で玉狛第二・王子隊と対戦する。
水上は生駒の近くに転送されたため早々に合流。
嘘つきアステロイドで場を翻弄しながら終始生駒をフォローする動きを見せる。
しかし遊真にグラスホッパーで飛ばした瓦礫を顔面にぶつけられ、のけ反ったところに千佳の鉛弾を受けてしまい、重くなったところに王子の奇襲を受けベイルアウトとなった。
B級ランク戦ROUND8(185話~)
B級ランク戦ROUND8(最終戦)で二宮隊・玉狛第二・弓場隊と対戦する。
転送位置に恵まれ、生駒隊フルメンバーに弓場・帯島と犬飼も加えた7人で玉狛のヒュースを包囲する形に。
すると水上は中距離から盤面をうまく制御し、ヒュースを包囲の内側に抑える働きをしてヒュースの包囲脱出を阻止。
その後、南沢のヒュース撃破をアシストした。
しかしヒュース・生駒が一気にベイルアウトすると、水上は弓場と犬飼に挟まれてしまい「こらあかんわ」とあえなくベイルアウトとなった。
【ワートリ】遠征選抜試験は水上9番隊隊長
遠征選抜試験で水上は9番隊(今・荒船・樫尾・照屋)の隊長となる。
水上は「オペが今ちゃんやったから、これ頭いいやつ集めたらめっちゃ楽できるんちゃうか?って思った」とのことでこのメンバーを選んだという。
実際にチームは超秀才揃いであり、審査担当のA級隊員たちからの事前評価も「頭の良さなら水上9番隊が最強」と言われていた。
賛否を巻き起こす合理性
閉鎖環境試験1日目、試験に関する規定が配信されると水上は戦闘シミュレーション演習に関する記載をバッサリ削除してチームメイトに送信!
「情報は全てをオープンにしない方が部下を動かしやすい」と評されつつも、あまりに堂々とした情報操作で審査の冬島隊一同を驚かせた。
さらに水上は戦闘シミュのことを皆に知らせないまま、1人で試合に挑んでしてしまう。
すると将棋が得意なだけあって盤上の戦いはお手の物で、操作や連携で苦しむ他チームを圧倒していった。
カミングアウトと具体的な対策
途中、照屋に怪しまれチームが揉めかけながらも、「うそつきは1人でええねん」というスタンスで戦闘シミュのことを隠し通していた水上。
しかし戦闘シミュ最終日のルール(駒の増加)を受け、水上は戦闘シミュの存在とそれを1人でやっていたことをカミングアウトして皆に助けを求めた。
照屋が納得できずに揉めかけるが、話し合いの末にやる気を引き出し(ついでにA級の+評価を集め)、改めて全員で戦闘シミュに挑むことになる。
もちろん戦闘シミュを知ったばかりのチームメイト4人は他チームに後れを取るわけだが、水上はすでに全チームの成績を踏まえた上での具体的な対策を用意しており、多少強引ではあるが皆を迷わせない見事なリーダーシップを執り、予定通りの結果を残してみせた。
さらにその一方で下位チームに上位チームのユニット情報を流すなど別ルートでの対策も進めており、その動きを上層部に評価された。
隊長としての水上
水上の説明によると、戦闘シミュを1人でやるという行動に出た理由は以下の思考であった。
- 水上9番隊の強みは頭の良さなので、共通/分担課題に全力集中してその進みで他部隊に差をつけるのが基本方針
- そのため“先”のことに頭を使わないよう戦闘シミュの存在を伏せた
- 実際に戦闘シミュのルールが明かされた時「1人でやった方が有利かも」と思った(ルール的にも皆の課題を進ませる意味でも)
- 事前に説明しなかったのは“話し合い”にしたくなかったから
これらはすべて、より高得点を取るための思考であった。
水上がここまで高得点にこだわっているのは隊長としての責務であった。
自分が選んだメンバーに「何かしら得して帰ってもらわなあかんやろ」という気持ちがあり、それを“成績”という形で渡そうと水上は考えていたのだ。
これが“隊長”水上の責任感の示し方なのである。
【ワートリ】水上敏志の名言
「やっとこさ詰みやな」(189話)
「なんでや。このメンツならいけるやろ」(228話)
【ワートリ】水上敏志の担当声優
アニメで水上の声を担当しているのは竹田海渡さん。(4月19日生まれ・大阪府出身・青二プロダクション所属)
- ホーミーズ木 ほか
「ONE PIECE」 - タンクトップハッター ほか
「ワンパンマン」 - 倉吉虎之助
「スケートリーディング☆スターズ」 - 橋口恭也
「弱キャラ友崎くん」 - 朝松壱成
「2.43 清陰高校男子バレー部」
まとめ
水上敏志は生駒隊のシューターで、遠征選抜試験における水上9番隊の隊長である。
生駒隊では盤面を整えながらアタッカーたちをサポートする参謀。
隊長となった遠征選抜試験では、その戦術眼を活かしながら合理的で割り切ったリーダーシップを見せている。
遠征選抜試験編から一気に関心が高まったように、知れば知るほど深みにハマりそうな魅力的な人物だ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
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