木虎藍(きとらあい)はボーダー本部所属A級嵐山隊のオールラウンダー。
作中で戦闘を披露した最初のA級隊員として注目された彼女は、広報部隊の女性隊員として作中での注目度も高い。
また修と遊真と同い年という点でも非常に面白いキャラクターとなっている。
本記事はそんな木虎藍の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】木虎藍の特徴とプロフィール
木虎藍(きとらあい)は黒髪ショートカットの凛とした、作者推定Dカップの女性隊員。
コミックス1巻のカバー折り返しに全身カラー絵が描かれているほか、隊長の嵐山を差し置いて6巻の表紙を単独で飾っている。
初登場 | 第6話 |
ポジション | オールラウンダー |
年齢 | 15歳(中学生/星輪女学院中等部3年) |
誕生日 | 6月26日・つるぎ座 |
身長 | 161㎝ |
血液型 | A型 |
家族 | 祖父、祖母、父、母 |
好きなもの | 自己鍛錬 |
主な呼び名 | 木虎 |
【ワートリ】木虎藍の人柄・性格
木虎藍は高飛車でエリート意識が高い。
そのため時には「クソ生意気」だと言われることもあるが、その分エリートたる実力も伴っており、また「自分がやっていないことまで自分の手柄にするつもりはない」という意識を持っているほど自分に厳しい性格だ。
そして好きなものに「自己鍛錬」と挙げたり、課題の評価に納得できなければとことん理由を追求したりするなど、常に自分を高め続けている努力家でもある。
他者(特に修)に対する分析力も高く、キツイ言葉ながらも本質を見抜いていることが多々ある。
ちなみに木虎はボーダー内外に数多く存在する烏丸ファンの1人である。
【ワートリ】木虎藍の所属・装備
木虎藍はA級嵐山隊のオールラウンダー。
嵐山隊は嵐山准(オールラウンダー)、木虎藍(オールラウンダー)、時枝充(オールラウンダー)、佐鳥賢(スナイパー)、綾辻遥(オペレーター)の5人部隊だ。
木虎は拳銃+スコーピオンのオールラウンダーである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
スコーピオン(改) | アステロイド:拳銃 |
FREE | スパイダー(改):拳銃 |
シールド | シールド |
バッグワーム | FREE |
木虎はA級特権で改良が加えられたトリガーを使用。
スパイダーは銃に巻き取り機能がついた特注品だ。
スコーピオンも持ち手を中心に風車のように回転させる機能を搭載している。
【ワートリ】木虎藍の強さ
トリオン不足を乗り越えた努力
木虎は中学生にしてA級になった精鋭隊員。
入隊指導の対近界民戦闘訓練にて9秒(緑川・遊真・ヒュースに抜かされるまでは歴代1位)の記録を叩き出すなど、入隊当時から類稀なる戦闘センスを見せていた。
ただしトリオン量が平均値を下回るというハンデを背負っていた。
しかし木虎はスコーピオンを取り入れてトリオン不足を補ったり(当時はガンナー)、スパイダーを取り入れて戦術に工夫を凝らしたりするなど、機転と努力を重ねてA級隊員まで駆け上がってみせた。
辛口な言葉が多いが、それらにはたゆまぬ努力が積み重ねられてきた重みがあり、そこに木虎の強さが詰まっているのだ。
ちなみに現在のトリオン量は平均の範囲内だそう。
嵐山隊のエース
トリオンが少ないながらも努力で前へ進み続けた木虎。
そんな木虎の加入で嵐山隊は勝率が大幅に上がったという。
現在木虎は銃撃やスパイダーで動きを止めながらスコーピオンでとどめを刺すなど、近距離万能手としての動きがメインだ。
「トリオンが少なくてもあいつは立派にうちのエースだ」と時枝は誇る。
ちなみに木虎は加古にスカウトされた「K」の1人である。
木虎は風刃の適合者
木虎は黒トリガー「風刃」の適合者の1人として、風間・三輪・嵐山・加古・佐伯・片桐・一条・弓場・村上・生駒と共に名を連ねている。
ただし広報部隊のため、嵐山と同じく使用候補者には入れられていない。
【ワートリ】木虎藍の作中での活躍
修の活躍に嫉妬(6~7話)
隊務規定違反を犯しながらもモールモッドを討伐したという修を評価した嵐山に対し、木虎は明確なルール違反であると非難。
これは正論ではあるが、少なからずA級の自分より修が優秀であるはずがないという焦りと嫉妬も混ざっており、木虎のプライドの高さが感じられた。
初見でほぼ完璧に対処(8~9話)
街中に出現したイルガーに応戦。
木虎にとっては初見のトリオン兵であったが、弱点の見極めや奇襲への防御など、遊真が感心するほどほぼ完璧な対応をし、A級隊員としての戦いを見せつけた。
米屋を単独撃破(29話)
黒トリガー争奪戦で、嵐山隊は迅の協力者としてA級合同部隊の出水・三輪・米屋・当真と対峙。
木虎は米屋を1人で相手取り、スパイダーを活かして勝利してみせた。
さらにその後、嵐山を囮にした作戦で当真を撃破する。
失った足をスコーピオンでカバーする脚ブレードは必見だ。
修の立場に嫉妬(34話)
広報部隊ということもあり、新入隊員の入隊指導も嵐山隊の仕事の1つだ。
木虎は恐らく全体のフォローといった役回りだが、作中では修と遊真への説明係になっている。
ここで木虎は1巻でモールモッドを討ったのが修ではなかったと知り喜ぶ一方で、修が烏丸の弟子と知り嫉妬の表情を見せた。
大規模侵攻編:一級戦功(47話~)
大規模侵攻編で嵐山隊は茶野隊が遊真を人型近界民と勘違いして揉めていた基地南西部に到着し場を収めた。
その後、木虎は修と一緒に基地南西部のC級隊員の援護に向かう。
新型ラービットと交戦し、捕まっても自ら足を切断して離脱するなどの機転を利かせて撃破してみせた。
しかし直後、新たに現れたラービットにキューブ化されてしまう。
後に援軍の小南に回収されて事なきを得、論功行賞では嵐山隊として一級戦功を獲得した。
ガロプラ迎撃に参加(124話~)
ガロプラ急襲時、基地外の地上ガンナー組としてトリオン兵の迎撃・撃破に貢献。
ヨミが操るアイドラが出現すると、双葉の援護として一緒に対応に向かう。
木虎は相手の手強さを冷静に分析したうえで、大ダメージを負い躍起になる双葉を「私たちの役割は撃破ではなくこの相手を“おさえること”」だと諭し、皆が射撃戦に集中できるよう尽力した。
また同時間帯に行われていたランク戦にて、修のスパイダーなど新戦術を引っさげた玉狛第二が大勝したことを聞くと、「あのチームの能力を活かせば当然でしょう」とサラリと述べた。
修に指導(122話)
自分に何ができるのかという悩みにぶつかった修に、オプショントリガー「スパイダー」の存在と使い方を教える。
スパイダーは消費トリオンが少ない上に大した技術は必要ではなく、今の修の「目標」「能力」「時間」に見合った完璧に近い答えであった。
これが後に修の代名詞であり玉狛の代表的な戦術である「ワイヤー陣」となっていく。
また木虎はこの時すんなりとは教えず、二宮が出水に頭を下げて弟子入りしたというエピソードを持ち出して、修に“教わる者”の心得を自覚させた。
【ワートリ】遠征選抜試験は古寺6番隊
木虎はA級隊員ながら遠征選抜試験に参加となり、古寺6番隊(古寺・六田・奥寺・三浦)に所属する。
古寺曰く「戦闘試験をにらんで機動力の高いメンバーを選んだ」とのことであり、平均的にトリオンが低いながらも身軽なメンツが選ばれ、また審査のA級隊員予想では賢さ+高い協調性という点も期待されていた。
特別課題への姿勢
木虎は2日目の特別課題の担当に立候補。(219話)
「特別課題を共有してから分担が決まるまでの時間」という裏課題の可能性に気づいたことも立候補した理由であり、古寺への簡潔な説明も含めて高く評価された。
また、その課題の点数に納得できなかった木虎は、奥寺の提案で東に相談。
東の解答との違いを聞き「次」への糧とした。
点数としては充分であったにもかかわらず満足せず、自分の反省点と向き合う貪欲さが木虎という人柄の強みであり魅力だ。
【ワートリ】木虎藍の名言
「私は自分がやってないことまで自分の手柄にする気はないわ」(9話)
「「ダメで元々」「負けも経験」いかにも三流の考えそうなことね。勝つつもりでやらなきゃ勝つための経験は積めないわ」(35話)
「私はA級。やるって言ったからには絶対にやるのよ!!」(51話)
「あのくらいでへこむなんて自惚れもいいとこです。…努力なんて1週間やそこらで実を結ぶものじゃありませんから」(113話)
「目の前の目標から目を逸らして方向の違う努力に時間を費やすって言うなら、それは単なる現実逃避よ」(122話)
【ワートリ】木虎藍の担当声優
アニメで木虎の声を担当しているのは花澤香菜さん。(1989年2月25日生まれ・東京都出身・大沢事務所所属)
- 千石撫子
「〈物語〉シリーズ」 - 椎名まゆり
「STEINS;GATE」 - 小淵沢報瀬
「宇宙よりも遠い場所」 - 赤血球
「はたらく細胞」 - 中野一花
「五等分の花嫁」 - 甘露寺蜜璃
「鬼滅の刃」
まとめ
木虎藍は広報部隊も務めるA級嵐山隊のオールラウンダーでありエース。
その魅力は高いプライドを力にした冷静で的確な対応力と、それを培う厳しい自己評価と貪欲な向上心、そして時々見せる烏丸への乙女心だ。
また修と同い年として不本意ながらも(?)厳しくも懇意にしており、スパイダーという玉狛の戦術を大きく変えるトリガーを修に伝授するなど、作中でも大きな存在感を与えられている主要キャラクターでもある。
修との関わり方も含めて活躍も多いので是非注目だ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
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