いまだに悔しくて目が覚めるほど、あの日のことで誰よりも自分自身を責め続けている樋口。
「戦犯」という烙印を押され責められ続けた樋口の精神はすでに限界を越えていた。
近頃は刑務所に行っていたような有名な輩とつるんでいるらしい。
そんな樋口が賢吾を連れてドライブに出る。
あの日、自分と一緒にペナルティを犯した賢吾。
現在はポジション争いに焦っている賢吾。
樋口は間もなく予定されている恒例の札幌での練習試合を話題にあげ、賢吾に謎の粉を持たせた。
「いくら走っても疲れないし、集中できるし、強くなった気分になる」
そして
「フェイス・オフも無敵になる」という言葉を添えて。
全ての挫折を祝福に変える!改善・成長・進化系アイスホッケー超回復コミック!!
本記事では第30話「狼之神一年生」の内容をまとめていく。
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『ドッグスレッド』30話の見どころネタバレ
① 1年生紹介
今回はどひんチャンネルにて1年生の紹介がされる。
1人目、フォワードの門別は特待生の1人。
スピードはないがよく動いて守る献身的な選手で、反則も少ないという。
2人目・3人目は山鳥と岩部。
共に苫小牧出身だが中学は別。
狼之神に入ってからディフェンスのペアを組んでいるという。
ちなみに岩部はとにかく無口。
4人目は小杉。
フォワードで、意外とシュートが上手いと紹介される。
持ち前の存在感の無さでノーマークになるらしい。
② スピナファン待望の脇オナラ
5人目は土肥本人。
ポジションはセンターフォワードだという。
ここで土肥の脇オナラによる一年生腕立てシーンが挟まれる。
脇オナラはスピナマラダ!でも名シーン(?)として描かれているのでどちらも楽しんで欲しい。
6人目は富士。
体は大きくないが足は速く持久力も高く、ハンドリングも上手いフォワードで、特待生の1人である。
カメラを向けると意外とポーズを決めるタイプだったのが驚きだ。
③ ロウの好きな食べ物
7人目は慶一。
特待生の1人で実力充分だが、しいて言えば熱くなりやすく反則が多いという欠点がある
8人目はロウ。
ここでようやく好きな食べ物が言えた。
ネギトロ巻きだそう。
元フィギュアのトップアスリートだけに、スケーティング技術はもちろん、練習への集中力がとにかく高いと紹介される。
ただしまだ重心が高く、ボディチェックに弱いようだ。
最後は札幌出身だという安海。
安海も特待生だが、浩一や常丸と比べるとこれといって長所はないと紹介され怒る。
ただでさえゴーリーになる選手が少ないので、ゴーリー不作の年で仕方なく入れられたのではと失礼な土肥である。
④ 狼之神伝説「パックトス勝負」
ここで二瓶が泣き言の多い1年生たちに、狼之神の伝説だという「パックトス勝負」を持ちかける。
コイントスと同様で、投げたパックが落ちてきた時に表か裏かを当てるというもの。
3回勝負で勝てたら勘弁してやるということで、代表してロウが指名された。
が、ロウは3回とも当てることは出来なかった。
二瓶曰く、運を引き寄せるのは精神・気力・ド根性。
3回チャンスがあると思って勝負するやつは3回とも負けるのだと二瓶は言った。
ロウがド根性というオカルト論を否定するが、二瓶は勝負運が強い人間について、幸運を掴み取れる準備ができているかどうかだと語った。
道具の手入れができていたが、断固たる決意があったか、競技への愛があったか…等である。
二瓶に「アイスホッケーを愛せるか?」と聞かれ、ロウは自分の方がフィギュア大好きだったのにと恨むようなハルナの呟きを思い出した。
⑤ 安海の強(凶)運
そこで安海が自分とも勝負して欲しいと二瓶に訴える。
「俺なら3回とも勝ちます」という妙な自信に、二瓶は「5回勝て」と返し勝負を受けた。
するとなんと安海は宣言通り、5回全部当ててみせたのだった!
これには二瓶も「あっぱれ!!」と激しく飛び跳ねる。
二瓶のド根性論をねじ伏せる強運の持ち主!
…と思われたその時、安海の頭にカラスの死骸が落ちてきた。
これは安海家代々に受け継がれる、運を使うと同等の不幸に襲われるという性質=幸福量保存の法則らしい。
⑥ 1年生が練習試合へ!
そんな安海のために「山王神社に参拝しろ!」という二瓶は、ダッシュしながら重要な情報を叫んだ。
それは前回樋口も言っていた恒例の「札幌への遠征試合」である。
明日だというこの試合を、なんと1年生中心で戦うという。
相手は札幌雪花高校だというが、この名に札幌出身の安海が顔をしかめた。
何故なら札幌雪花高校はド不良、しかも何かしらの格闘技をカジリ、それを路上のケンカに使うような輩が集まる超武闘派高校だというのだ。
しかしロウはそんな話は気にも留めず、ついに試合ができるという喜びを溢れさせていた。
ちなみにピーナッツ号(ワゴン)が大破してしまった二瓶はピーナッツ号(自転車)に乗り換えている。
『ドッグスレッド』30話の名言
富士美雄
「富士美雄です!フォワードです!いぇいッ」
二瓶利光
「運を引き寄せるのは精神・気力・ド根性である」
二瓶利光
「勝負は常に最初の1回目で決めなくてはいけない!」
二瓶利光
「勝負運が強い人間というのは、漂っている幸運を掴み取れる準備が常にできていたかどうかである」
『ドッグスレッド』30話のあおり文と予告
【あおり文】
追悼、ピーナッツ号。
【予告】
隔週連載。次回、39号8月29日発売!!
『ドッグスレッド』ネタバレ30話のまとめ
今回は1年生が改めて全員紹介された。
札幌遠征試合を1年生中心で戦うということで、前もって把握させてくれる配慮がとてもありがたい。
これでますます試合が楽しみになった。
今回も見どころ・ツッコミどころが多すぎたので細かく本誌で確認して欲しいが、一番気になったのはやはり賢吾である。
こんなギャグ吹き荒れる1話の中で、さりげないコマだけでも賢吾の不穏さが際立っているのだ。
「勝負運が強い人間というのは漂っている幸運を掴み取れる準備が常にできていたかどうか」
将来が決まるかもしれない大舞台を前に、ふたつ目からの降格もあり得る賢吾。
絶対に勝ちを掴まなければならない状況で、賢吾はその準備ができているだろうか。
「競技への愛はあるのか」のコマで賢吾はその表情をピックアップされている。
後のコマでも、その後ろめたさを表すような暗い姿が描かれているので心配である。
次回31話からは札幌遠征試合編が始まりそうだが、1年生たちの奮闘ぶりだけでなく、裏主役としての賢吾の動向にも注目する必要がありそうだ。
またドグスレをより楽しむために『ゴールデンカムイ』の読み直しも是非。
ドグスレに登場するあの顔この顔と見比べてみよう。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。