東春秋(あずまはるあき)はボーダー本部所属B級東隊の隊長であり、ボーダーNo.3スナイパー。
それどころかボーダー最初のスナイパーであったり現A級隊員を中心とする錚々たる隊員たちの師匠であったりと、とにかく知れば知るほどやばいボーダーの重要人物なのである。
それでは東はどんな人物なのか徹底解説していく。
【ワートリ】東春秋の特徴とプロフィール
東春秋(あずまはるあき)は黒髪長髪の長身男性である。
単独でコミックス20巻の表紙を飾り、遠征選抜試験臨時部隊二宮8番隊として27巻の表紙にも登場している。
本部長補佐の沢村とは同い年で同期入隊。
初登場 | 第34話 |
ポジション | スナイパー |
年齢 | 25歳(大学院生/三門市立大学) |
誕生日 | 1月3日・かぎ座 |
身長 | 186㎝ |
血液型 | A型 |
家族 | 父、母 |
好きなもの | 釣り、キャンプ、刺身、天ぷら |
主な呼び名 | 東さん |
【ワートリ】東春秋の人柄・性格
東春秋は進学校出身で、聡明で大らかで頼りがいがあり面倒見がよく、一言で表すならとにかくできた人間である。
現ボーダー設立時に入隊した古株で、多くの隊員たちから慕われ、会議に呼ばれるなど上層部からの信頼も厚い。
時には後輩たちを焼肉に連れて行くことも。
その人望により、東隊の作戦室には東を訪ねてくる客用の応接セットがあるくらいだ。
普段はボーダーの提携大学・三門市立大学に通う大学院生で、本部のラボでやらないような(すぐに役立つわけではないが、トリオン構造を明らかにするために必要な)実験を行うグループに参加している。
ちなみに麻雀が強く、麻雀卓のある諏訪隊作戦室を訪れては諏訪や小佐野、冬島や太刀川らと夜な夜な楽しんでいるらしい。
【ワートリ】東春秋の所属・装備
東春秋はB級東隊の隊長でありスナイパー。
東隊は東春秋(スナイパー)、小荒井登(アタッカー)、奥寺常幸(アタッカー)、人見摩子(オペレーター)の4人部隊だ。
東はアイビスメインのスナイパーである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
バッグワーム | アイビス |
ダミービーコン(試作) | イーグレット |
シールド | シールド |
FREE | ライトニング |
【ワートリ】東春秋の強さ
ボーダー最初の狙撃手
東はボーダー初のスナイパーである。
軍隊関係の本なども参考程度に読みはしたが、実際の銃とトリオン武器はかなり違うため、訓練やランク戦などの実践から独自に学んでいったそうだ。
現在の個人ランクは狙撃手No.3。
アイビスをメインに使用
東はすべての狙撃銃をセットした使い分け派のスナイパーではあるが、アイビスをメインで使用する。
アイビスは3種の狙撃銃の中でも最大の威力を誇るトリガーであり、シールドを割れるほどの破壊力がある一方で、重く弾速が遅いというデメリットがある。
しかし東は相手の動きを先読みする能力が高いため、弾速が遅くとも人見と連携しながら確実に命中させることが出来るのだ。
アタッカーの小荒井と奥寺が敵を射線に誘導し、東の狙撃に繋げるのが東隊の基本戦術となっている。
もはや変態すぎる狙撃技術
「最初のスナイパー」である東の狙撃技術はもはや変態レベル(誉め言葉)である。
作中では壁越しに狙撃を命中させたり(112話)、メテオラを迎撃して空中で撃ち落としたり(114話)、変わり身の術を仕掛けたり(175話)と、理解しがたい超絶技術の数々を披露している。
もちろんスナイパーの基本である隠密のレベルも高く、他部隊はなかなか東を見つけることはできない。
そのうえ感情を消して狙撃をするため、感情受信体質のサイドエフェクトを持つ影浦でさえ対応しづらいという。
優れた戦術眼と指揮力
東はダミービーコンを駆使するなど戦術レベルも高い。
分析力・状況判断力も高く、大規模侵攻編では指揮官として攻め時を見極めた優れた統率力を発揮し、敵のランバネインにも評価された。
積み重ねてきた戦闘経験に加え、大学で歴史(戦史)を学んでいることも東の戦術力の糧となっているのかもしれない。
そんな東による鋭いランク戦解説は、太刀川ら名だたる隊員たちも楽しみにしている。
羽ばたいていく東隊
東はかつてA級1位の部隊を率いていた隊長であった。
その時のメンバーは二宮・加古・三輪・月見と、いずれも現在A級隊員として(二宮は降格処分で現在B級であるが)、しかも二宮・加古・三輪は隊長として活躍している面々である。
さらにその後、第2期東隊として片桐・一条・結束を率いており、彼らも現在はA級片桐隊として活躍している。
この2期東隊は片桐に隊長就任を依頼された。
そして現在東は第3期東隊として小荒井・奥寺・人見を率いている。
この3期東隊は小荒井が1時間以上東の脚に縋りついて嘆願したそうだ。
そのため東はA級の実力がありつつも、“新しい部隊を作る場合はメンバーの一番低いランクになる”というルールがあるために小荒井・奥寺に合わせたB級部隊となっているのだが、いずれ彼らもA級隊員としてボーダーを牽引していくのかもしれない。
ボーダーを支える優秀な指導者
東隊のメンバーを羽ばたかせてきたように、東は優秀な指導者でもある。
先述した二宮・加古・三輪・月見・片桐・一条・結束を育て、現在 小荒井・奥寺・人見を指導している東の指導方法は、直接答えを教えるのではなく自分で考えさせるというもの。
東は「この場合どうする?」というような形で問題提起をするだけであり、それに対する対策を自分たちで考えさせることで理解を深めさせていくのだ。
そのため東が隊長といえども、ランク戦の作戦立案は小荒井と奥寺に任せている。
また東は、スナイパーとしてもレイジ・当真・奈良坂・鳩原といった錚々たるメンツを育ててきた。
そしてレイジが烏丸や千佳、当真が出穂、奈良坂が古寺や日浦、鳩原がユズル、月見が戦術面で太刀川や古寺とさらなる弟子を持ち、ボーダー内に東の系譜が繋がっている。
現在は佐鳥・荒船とともにスナイパーの新人指導も行っている。
【ワートリ】東春秋の作中での活躍
狙撃手の入隊指導(34話~)
佐鳥・荒船とともに新入隊員入隊指導の狙撃手訓練を担当。
すでにB級並の指導を受けている千佳に興味を抱く。
また人並み外れたトリオン性能を本部に隠して千佳を派手にデビューさせたことに対して「迅や林藤さんが考えそうなことだ」と納得していた。
大規模侵攻編:一級戦功(45話~)
① 瞬時の的確な判断で古寺を救う(45話)
大規模侵攻編で東隊は基地南の防衛に素早く現着。
トリオン兵を即討伐したものの、その腹から出てきた新型トリオン兵ラービットに小荒井が捕らえられてしまう。
アイビスを弾かれた東は、咄嗟に小荒井の頭を撃ち抜いてベイルアウトさせ危機を救った。
瞬時の判断力の高さが窺えた。
② 敵に認められる指揮力(54話~)
その後、集結してきたB級合同部隊と合流した出水・米屋・緑川をまとめながらランバネインと交戦し、撃破に大きく貢献した。
攻め時を的確に見極めており、ランバネインから「いい指揮官がいるな」と評されている。
その後は南部地区を防衛し、論功行賞では個人で一級戦功を獲得。(東隊では「B級合同」という括りで二級戦功)
ランク戦ROUND2の解説(88話~)
B級ランク戦ROUND2夜の部、荒船隊vs諏訪隊vs玉狛第二の解説を緑川と一緒に担当する。(実況:武富)
「市街地C」という玉狛第二の選択に驚いたものの、すぐに玉狛の狙いに気づき、説明を踏まえながら「玉狛第二は地形戦をよく練っている」と評価。
総評でも「終始玉狛が作戦勝ちしていた」と評し、その内容を解説した。
B級ランク戦ROUND4(110話~)
B級ランク戦ROUND4で二宮隊・影浦隊・玉狛第二と対戦。
まずは壁越し狙撃による修撃破で観覧者の度肝を抜く。
その後は雪用迷彩で姿を隠しつつ、乱戦中の遊真の右足を奪う、辻を撃破する、北添のメテオラを撃ち落とす、などなどアタッカー2人を徹底援護。
最後は二宮・影浦と互いにバッグワームを使って距離を取り合う展開となり、3人生存で試合終了となる。
今試合の東隊は奥寺&小荒井をメインに据えていたが、要所に東の技術が詰まっているので注目だ。
B級ランク戦ROUND7(165話~)
B級ROUND7で影浦隊・玉狛第二・鈴鳴第一と対戦。
屋内はスナイパーにとってリスクが高いが、東は鈴鳴の設定した「夜」を警戒して皆が集うショッピングモール内で戦うことにし、奥寺・小荒井と連携しつつユズルを討ち取る。
影浦隊・鈴鳴第一が全滅して玉狛との一騎打ちとなると、ダミービーコンを展開して撹乱。
しかし千佳の炸裂弾がモールを半壊させ、その大爆発に巻き込まれて奥寺がベイルアウトとなり、小荒井も足にダメージを負ってしまう。
そこで奥寺・小荒井が「撤退」を選ぶと、東はダミービーコンで陽動しながら脱出路の確保を始めた。
そしてやってきたヒュースを小荒井の囮+“変わり身の術”ベイルアウトさせて1点をもぎ取ってから、小荒井と共に自発的ベイルアウトで戦場を去った。
今試合の東は要所で2人の意見を仰ぎながら、予想外の展開も含めたにどう対応していくかで奥寺・小荒井の成長の度合いを測っていたようだ。
ヒュースに関する対策(176話)
ヒュースのデビュー戦後、C級隊員の間で「近界民なのではないか」という噂が立ってしまう。
すると修が林藤を介して根付に相談した際には、すでに根付と東で「東発信の“嘘”で上書きする」という対策が立てられていた。
自分が嘘の発信源となる器量、そして何より東というブランドの信頼性がなければ成り立たない対策である。
さらに東はその際修と会話し、前試合で奥寺をベイルアウトさせてしまった千佳の体調も気遣った。
B級ランク戦ROUND8(184話)
B級ランク戦ROUND8(最終戦)で影浦隊・王子隊と対戦。
詳細は描かれていないが、この試合から小荒井と奥寺のサブトリガー(射手用トリガー)を解禁させたようだ。
奥寺の弾に意識を割いた影浦を東が狙撃するなど新たな展開を生み、東隊4点・影浦隊3点・王子隊3点で勝利して今シーズンを終えた。
東隊の新たな戦術に期待させられる。
【ワートリ】遠征選抜試験は二宮8番隊
遠征選抜試験で東は二宮8番隊(二宮・加賀美・千佳・ユズル)に所属。
東は第1プールの1番手で指名され「(二宮は)遠慮がない」と皆にどよめかれた。
普段から自炊してそう感
東は1日目の夕食を担当し、「炒め物と米とスープでいいか?」と以下のメニューをさらりと作ってみせた。
●白米
●牛肉と小松菜の炒め物
●カブのカレースープ
普段から料理し慣れていそうである。
木虎の質問に答える
特別課題の点数に納得がいかない木虎から電話がかかってくる。
すると東は木虎の回答がすでに充分なレベルであることを伝えつつ、それに付け加える形で自分の考えを分かりやすく説明した。
ユズルと千佳のサポート
この遠征選抜試験では東は隊長ではないため、二宮に任せて自分は見守るつもりであった。
しかし理由を明確にして“次”に臨もうとする木虎との電話を機に「見守るだけが俺の役目じゃないか」と思い直し、同じように点数に納得していなかったユズルに寄り添った。
また“1人で抱え込んでしまう”という千佳の問題点が明らかになった時には、「お前のするべきことは落ち込むことではなく遠征までにこの問題を改善することだ」と伝え、二宮の意見を補足した。
【ワートリ】東春秋の名言
「『勝てる』戦いにしていこう」(110話)
【ワートリ】東春秋の担当声優
アニメで東の声を担当しているのは浜田賢二さん。(1972年4月12日生まれ・福岡県出身・マウスプロモーション所属)
- 小泉譲二
「Paradise Kiss」 - 北大路斎
「銀魂」 - パトリック・コーラサワー
「機動戦士ガンダム00」 - 御法川実
「CANAAN」 - 四十万縁
「花咲くいろは」 - 木吉鉄平
「黒子のバスケ」
まとめ
東春秋は東隊の隊長兼スナイパーで、「最初のスナイパー」として現ボーダーを設立時から支えるベテランである。
スナイパーとしての技術もヤバいのだが、人柄も良く、統率者としても指導者としても確かな実力と実績を持つのが東のヤバさであり、ボーダーへの貢献度は計り知れない。
読み進めるほどどんどん判明してくる東の凄さを見逃すな。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。