『キングダム』信と羌瘣が結婚!?出会いからプロポーズまで2人の関係性を徹底的に振り返っていく！

『キングダム』を彩る要素の1つとして、ちょっとした恋愛要素も見逃せない。
すでに夫婦となった嬴政と向から、呂不韋と太后、倉央と糸凌といった大人の恋愛、そして李牧とカイネ、壁とキタリといった今後が気になる2人まで、キングダムには様々な恋愛模様が散りばめられている。

その中でも読者の興味を最も惹いているのがやはり信と羌瘣の関係性だ。
これまで行われてきた信の嫁論争の中で常に最有力候補として挙げられてきたのが羌瘣であるが、第768話でついに「プロポーズ」という形で2人の距離が大きく進展！

そこで本記事では出会いからプロポーズまで信と羌瘣の関係性を徹底的に振り返り、改めてニヤニヤしようと思う。

最新刊は71巻(2024年2月19日発売)

『キングダム』最新刊は71巻
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出会いは蛇甘平原編(49話～)

2人の出会いは蛇甘平原編。
同じ「伍」(戦場において一蓮托生となる歩兵の5人組)になったことが始まりだ。

蛇甘平原の戦いは信の初陣であり、この「伍」は飛信隊の原形と言えるもの。
つまり羌瘣は飛信隊の初期メンの1人である。

この時の羌瘣は寡黙で人を寄せ付けない雰囲気であり、信は羌瘣に対して「無愛想なクソガキ」という印象を抱いていた。
一方で装甲戦車隊の攻略案を生み出したり、いざという時に目を見張る剣術を見せたりする羌瘣に「タダ者ではない」と評する部分もあり、少なくとも仲間としてはすでに信頼を置いている。

嬴政暗殺編(82話～)で羌瘣が女性だと知る

嬴政暗殺編では2人は嬴政を巡り、護衛と刺客として対峙することになる。

羌瘣にとってもすでに特別？

ただし羌瘣は刺客として王宮入りする前日、わざわざ信のもとを訪れ「王宮には近づくな」と忠告している。(85話)
王宮内で対峙した際にも、信とは戦いたくなさそうな様子を見せた。

つまり羌瘣にとってもすでに信は死んでほしくない、戦いたくない、殺したくない存在になっていることが分かる。

すでに見える無条件の信頼(90話～)

嬴政に対する護衛と刺客として敵対した信と羌瘣だが、朱凶と号馬を相手取るために一時休戦し手を取り合う。
その際、羌瘣は呼吸を整えるための時間を信に任せ、信は疑いなく羌瘣の策に乗りボロボロになりながらも10人を相手にした。

味方となると阿吽の信頼関係なのである。

羌瘣が女だと知る(93話)

このエピソードで信は羌瘣が女性であることや、蚩尤という存在について、そして羌瘣が幼馴染(羌象)の仇討ちをしようとしていることを知った。

また102～104話では、羌瘣が軍師学校に行った河了貂の伝言を伝えるために信の家を訪れ、そのまま１泊して距離を縮めた。
同じ伍として一緒に寝泊まりしていた２人ではあるが、女性と知った上での２人きりでの就寝に信が改めてドキドキする様子も。

馬陽防衛戦から隊長＆副将の関係に(114話～)

2人は次の戦・馬陽防衛戦で再会する。
将として隊を持った信は、渕と共に羌瘣を副将に任命した。

おなじみの真剣修行(115話)

馬陽編では2人で剣を交えて修行する姿が描かれた。
これが今後の飛信隊でのおなじみの光景となっていく。

他の者が引くくらいガチめにできるのが、2人ならでは距離感なのだ。

馬を2人乗り(126話～)

馬陽編では信の馬に羌瘣が乗り敵将・馮忌への突撃を行っている。
羌瘣が呼吸を戻すためでもあるが、何にせよ2人乗りというのはいわゆる1つの萌え要素なのである。

羌瘣に“先”を自覚させる(137話)

仇討ちを生きる目標としている羌瘣に、信は“仇討ちしたら終わり”ではなく“その先”があることを自覚させる。
そして飛信隊が羌瘣にとっての“帰る場所”であると説いた。

2人で龐煖と対峙(139話～)

飛信隊を急襲した龐煖に信と羌瘣2人で対峙。
ここから2人の龐煖との因縁が始まる。

山陽編(174話～)でしばしのお別れ

羌瘣の戸惑い？(174話)

信が飛信隊の輪から外れようとしていた羌瘣の腕を掴み「お前もここにいろよ」と引き留めた。
「なじみにくいなら俺が一緒にいてやるから」と気遣う信。

羌瘣は用を足そうと席を立っただけではあったが、羌瘣は自身の心に戸惑っているように掴まれた腕と信を見つめた。

ちょっと寂しそうな羌瘣(179話)

李牧が秦を訪れるということで信と羌瘣は咸陽に呼ばれる。
その後、信は河了貂を連れて嬴政に会いに行くことに。

羌瘣は気遣って自ら席を外したが、胸中複雑そうであった。
寂しさか嫉妬か…その表情を知るのは、すれ違ったカイネだけである。

一度飛信隊を出ていくと宣言(202話)

羌瘣は山陽攻略戦を一区切りとして飛信隊を出ることに決めた。
先日の信の言葉によって自身の“先”を改めて意識した時、それがやはり羌象の仇討ちの先にあると気づいたからだ。

202話でその気持ちを信に打ち明け、帰ってきたら一緒に前に進むと約束。
迷いのなくなった羌瘣から笑顔が見えると、信は思わず「お前やっぱかわいーんだな」と口にした。

ちなみにこの時「笑うと特に(かわいい)」と言われたことを受け、羌瘣は19巻のおまけマンガで笑顔の練習をしている。

飛信隊に羌瘣の居場所をつくる(232～233話)

羌瘣に任せた別動隊が壊滅している光景に焦る信。
絶望的な光景の中、辛うじて立っていた羌瘣を見つけた信は、すぐに駆け寄りそのボロボロになった小さな体を抱きしめた。

羌瘣は信の腕の中で気を失う。
そこへ飛信隊の仲間達も駆けつけてきたが、服装が乱れていたせいで皆に羌瘣が女性であることがバレてしまった。

すると信は戸惑う仲間たちに羌瘣の事情を話し、仇討ちの先に生きる場所が飛信隊になっている、今まで通り接してやって欲しいと伝えた。

羌瘣、一時離脱(242話)

山陽戦が終わると、羌瘣は宣言通り仇討ちの旅に出発する。
どういう顔で別れればいいか分からないため皆に黙って行こうとしたが、信と仲間たちは羌瘣を待ち伏せていた。

そして羌瘣に「どれだけ離れていても俺たちが支えている」という言葉を送り、その小さな背中を見送った。

羌瘣仇討ち(357話～)のカギは飛信隊

羌瘣を繋ぎとめる光(361～362話)

羌瘣はついに羌象の仇・幽連と対峙。
祭を越えた幽連の強さにまるで歯が立たなかったが、飛信隊の姿を思い出したことで羌瘣は巫舞のその先に辿り着く。

巫舞は魄領を超えると精神が戻らないと言われているが、羌瘣にはどれだけ深く、魄領を越えて潜っても、信と飛信隊という自身の戻るべき道を指し示してくれる光があると気づいたのだ。

自身と外を繋ぎとめる存在…飛信隊という新たな居場所の存在によって羌瘣は幽連に勝利した。

戻ってきた羌瘣がまさかのプロポーズ!?(364話)

仇討ちを終えた羌瘣は“その先”へと進むべく約1年ぶりに飛信隊に帰る。

羌象の分も生きると決めた羌瘣は、戻ってくるにあたって2つの誓いを立てていた。
1つは大将軍を目指すこと。
2つ目は信の子を産むこと。

唐突の子作り宣言に仲間たちは度肝を抜かれたが、子供の作り方を間違った知識で教えられていたため2つ目の誓いはひとまず無かったことになった。

ただし信は「べ、別にかまわんよオレは」とまんざらでもない様子であった。

屯留編では2人で成蟜救出へ(374話～)

屯留攻城戦は成蟜救出のスピード勝負のため、2人一緒の行動となる。
しかし2人の速さをもってしても成蟜救出に間に合わなかった。

著雍編ではガチ喧嘩も!?(385話)

著雍の戦い1日目に河了貂が魏軍に捕らえられてしまう。
戦場で唯一羌瘣がその動向に気づけたが、河了貂を取り戻すことはできなかった。

そんな羌瘣に信が「なんで救えなかったんだ！」と八つ当たりするなど、2人はどうする手も浮かばない苛立ちをぶつけ合うこととなった。
ただし翌日、人質交換によって無事河了貂が戻り、信と羌瘣も仲直りした。(392話)

また著雍の戦いの功で羌瘣も3千人将になったが、羌瘣は「最後まで飛信隊」だと宣言した(408話)

おまけマンガでキス寸前!?(38・39巻)

38・39巻のおまけマンガでは、激戦でクタクタの2人が気づかず同じ天幕に入り眠る(羌瘣の3時間後に信が着く)という展開が描かれる。
羌瘣が目覚めると、目の前に信の寝顔があるというドキドキの展開！

羌瘣は羌象に教わった“口づけ”というものと「好機が来たら逃すべからず」という言葉を思い出す。
そして―…!?

加冠の儀編は別行動

加冠の儀編では、信は河了貂らとともに少数で咸陽へ向かった。(毐国軍討伐)
その間、羌瘣はそのまま著雍の飛信隊をまとめていた。

信はその後、休養＋嬴政に会うため少しだけ咸陽に残る。
河了貂らが帰ってきた時に信がいなかったため、キョロキョロとその姿を探す羌瘣が可愛い。(437話)

黒羊丘の戦いでは羌瘣が行方不明に

羌瘣の帰りを待つ信

黒羊丘の戦い1日目、羌瘣が斥候に行ったきり帰らなかった。
その夜、信は一晩中天幕の外で待っていたようだ。(453話)

再会できたのは3日後。
急いで慶舎を追わなければならない中、信はすぐに羌瘣に駆け寄り腕を掴んで無事を確かめた。
「今度は後ですぐに会うぞ」と約束し、各々の戦場に立ち向かう。(470話)

抱き上げて窮地を救う(473話)

趙軍の足止めを引き受けた羌瘣。
敵将・劉冬を討ったが、まだ呼吸が整わず動けない状態で趙軍に囲まれかけてしまう。

するとあわやのところで信が駆けつけ、羌瘣を馬上に抱き上げた。
一方的に救い上げているのではなく、信に気づいた羌瘣もしっかりと抱きつきにいっているためラ〇ュタのような美しい名シーンとなっている。

何より趙総大将・慶舎という大物を討った直後の信が、自身が敵陣から離脱するよりも羌瘣の安否を優先しているのがいい。
羌瘣がしばらく行方不明だったからこそ、「今度は後ですぐ会うぞ」という約束をちゃんと果たすべくたまらず駆けつけたといった感じだ。

気合の一発(484話)

黒羊丘の戦いで桓騎に“大人の戦い方”を見せつけられた飛信隊。
浮かない顔をする信に、羌瘣は「お前のやり方で天下の大将軍になればいい」と伝えた。

信が気合を入れるために羌瘣に一発ぶん殴ってもらおうとすると、羌瘣は大きく振りかぶり容赦のない一撃を繰り出した。
加減のないところが羌瘣であり、気兼ねない2人の関係性なのである。

一緒にお守りを買いに行く？

45巻おまけマンガでは、作中でキーアイテムとなった黒羊のお守りを巡り、ちょっとした胸キュンエピソードが描かれているので必見だ。

鄴攻略編で大幅に進展!?

2人の関係性に大きな変化があったと言えるのが鄴攻略編・朱海平原の戦いだ。

手を繋いで体を休める(550話)

激戦となった朱海平原の戦い3日目。
その夜、体を休める羌瘣の天幕に、同じくボロボロの信が這いずりながらやってきた。

「どうせ同じ寝てるだけならお前と話しながらの方がいいじゃねえか」と羌瘣の隣に横たわる信。
それだけでもニヤケてしまうが、そこで羌瘣がなんと信の手を握った。

手と手を合わせて“命を少しだけ分けて相手に与える”蚩尤族に伝わるまじないの類だと言われたため、羌瘣を気遣って信が慌てて手を離してしまったのが残念だ。

何気ない一場面に萌え(582話)

戦い12日目で飛信隊は最後の配給を迎える。
そのため今回は信の案によって各隊ごとに将校たちが手渡しし、将校たちには信が手渡しするという形で行われた。

その際、信は羌瘣には手渡しではなく頬に押し付けた。
こうした切羽詰まった局面でも変わらない、何気ない2人の空気感がたまらない。

禁術で蘇生(630話～)

ついに龐煖を倒した信。
しかしすでに信の命の火も消えていた。

すると羌瘣は自分の命を分け与える禁術を使用。
信の気と繋がった羌瘣は、まず天地の間はざまにて幽連の姿をした門番にこの禁術の条件を聞かされる。

①術者(羌瘣)の寿命を減らして発動する。
②それでも生き返る確率は2つに1つ。(すでに奥深くまで行っている信を呼び戻すには、寿命の半分を使っても10に1つくらい)

しかし羌瘣は迷わなかった。
「私の命を全部やるからあいつを助けに行かせてくれ」と即決。
そして禁術は成功し、信は息を吹き返した。

会ってすぐ気になっていた!?(632話)

禁術を使用した際、羌瘣はあの世の狭間で羌象と再会した。
すると羌象に、羌瘣は命をかけるほど信を好きになったのだと言われる。

そう言われても“好き”がピンと来ない羌瘣であったが、いつから信のことが気になっていたのか聞かれると、なんと「それは割と会ってすぐくらいからだったかも」と答えたのであった。

同じ夢を見る(640話)

信は羌瘣が龐煖に真っ二つにされる夢を見て涙目で飛び起きた。
すると羌瘣も同じ夢を見たと言う。

羌瘣曰く、どうやら禁術の影響で羌瘣の気が少し信に入るようになったようだ。

羌礼の来訪でさらに進展!?

今度は信が手を握る(662話)

禁術を使って以降、羌瘣は日々寝込んでいた。
信はそんな羌瘣を見舞うと、寝ていた羌瘣の手をそっと握りしめた。

生存確認という意味もあったようだが、以前(550話)羌瘣が言っていた「手と手を合わせて命を分け与える」というまじないを実践してみたつもりらしい。
まじないの信憑性は関係なく、とにかく自分の命を分け与えてでも羌瘣に回復して欲しいという気持ちの表れだろう。

羌瘣は“自分のせいで”と責任を感じている様子の信に、「切断された線を深い瞑想をしてつなぎ直しているところだ」と説明し、ちゃんと戻ってみせると誓った。

羌礼に気持ちをバラされる!?(670話)

羌礼の来訪で、禁術“呼び戻しの術”を使ったことにより羌瘣の寿命が減ったことが信にバレてしまう。

信は「何で自分の命を削ってまで！」と羌瘣を責めた。
すると羌瘣の返答を待たずして、同席していた羌礼が「好きだからに決まっておろーが」と暴露。

羌瘣は焦りつつも「違わない」とその気持ちを肯定した。

羌瘣の気持ちは

ただし羌瘣は進展を望まなかった。
“好き”というのがどういうことかまだよく分からないが、それ以上のことを望みたくないと思っているのだという。

互いに常に死と隣り合わせの中で生きている今、戦い以外のことに気を使いだしたら弱くなる気がするのだと羌瘣は言った。
それはこの戦いの中では“致命的なこと”になりかねない、と。
だから今の気持ちの話は聞かなかったことにしてほしいと羌瘣は話を切り上げた。

信の気持ちはどうあれ、羌瘣は言いたかった話ができて満足そうであった。

信の答えは!?(673話)

その後、信と羌瘣は夜中に顔を合わせた。

羌瘣は六将復活後の空気に胸騒ぎを覚え、「こういう時こそ強くあらないと」と信に告げる。
すると信は「俺たちはずっと強いだろ」と返し、そのまま何かを言おうとした。

が、尾平たちが目を覚ましてしまい、会話が遮られてしまった。
信は何を言おうとしたのか…このやり取りはその後羌瘣を一晩中モヤモヤさせたようだ。

羌瘣の姿に信が真っ赤!!(674話)

翌朝、羌瘣はふと前髪を切ってしまう。
するとただでさえ美しい容姿がさらに可愛く進化した。

それは我呂すら思わず「かわいー」と呟いてしまうほどであったが、信はさらに露骨であった。
なんとカラーじゃなくても分かるほど顔が真っ赤になっていたのである。
どうやら羌瘣の新しい髪型を気に入ったようだ。

全滅もあり得た趙北部攻略戦編

2人で鍛冶屋に

66巻のおまけマンガでは2人で鍛冶屋に行っている。
デートとは言わずとも、ちょっとした合間に2人で出かけていることが分かる微笑ましい描写は嬉しい。

安堵の抱擁(754話)

全滅もあり得る状況まで追い込まれた趙北部攻略戦。
桓騎の敗北が濃厚となり、飛信隊は摩論に促され、やむなく趙からの脱出を決意する。

すでに楽彰軍と対峙していたが、楚水隊と羌瘣隊が殿を引き受けたおかげで、飛信隊本隊はある程度前進し休憩を取ることが出来た。
しかし遅れてきた歩兵によると、楚水隊と羌瘣隊が彼らを救うために敵の海に呑み込まれてしまったという…。

一刻も早く歩を進めなければならない状況ではあったが、信は羌瘣たちを待つことにした。
桓騎もその側近たちも那貴も死んだ…まさか羌瘣もなんて…お前だけは…という不安を必死に抑え込む信。

するとボロボロになった羌瘣たちが姿を現した。
信は安堵から思わず羌瘣を抱きしめた。

羌瘣は戸惑ったものの、信の気持ちを受け取りすぐに抱きしめ返し、互いの無事を実感した。

信が正式にプロポーズ！

再び顔真っ赤！(767話)

尾平の結婚式のために城戸村に集まった飛信隊。
当然皆普段とは違う綺麗な装いであり、羌瘣も(羌礼セレクトの)煌びやかな衣装に身を包んでいた。

するとそれを見た信が、あの髪型チェンジの日(674話)以来、再び顔真っ赤に！
もはや羌瘣が好きすぎる。

自分のルーツを見せる(768話)

翌早朝、信は羌瘣を起こし、里典の小屋…つまり自分と漂が住んでいた小屋へと連れてきた。

漂と出会い、2人で天下の大将軍になるという夢を毎晩語り明かしていた場所。
信は城戸村へ帰るからには羌瘣にここを見せたいと思っていたのだ。

絶対に死なないと思っていた桓騎が死んだことで、やれることは生きているうちにやっておかないと、と感じた信が導いた答えであった。
羌瘣も同じことを感じ、2人は今度は羌瘣の故郷に行く約束を交わした。

信が正式にプロポーズ(768話)

すると信がおもむろにこう告げた。
「この中華統一の戦争が終わったら俺と結婚してくれないか」

なんとプロポーズである。
ただしこれも“今のうちに”伝えなければと思っただけで、信はすぐの返事を求めてはいなかった。

羌瘣の返事

意外にも羌瘣はすぐに返事をした。
それは「嫌じゃない」という良い返事。

しかし670話で語った通り、羌瘣は自分たちが弱くなることを恐れているのだ。
信が死ぬことが余計怖くなってしまう。
その怖さのせいで弱くなり、それが致命的なことにもなりかねない…。

信は逆だった。
“この約束”は死線でもうひと踏ん張り利くようになるもの、つまり2人を強くするものだと考えていると羌瘣に伝える。

プロポーズの結末は？

信からのプロポーズを嬉しいと感じてはいるが、羌瘣は答えが出せなかった。
戦うこと以外は臆病だから急には進めないと羌瘣。

信はそんな羌瘣の気持ちを受け止め、返事はいつでもいいと伝えた。

プロポーズ後、初の戦いへ

戦い前に拳を突き合わせる(772話)

番吾の戦い直前、持ち場に戻り士気を上げる大事な時間となったが、信は一旦羌瘣のもとへと向かった。
飛信隊が一番強い、李信と羌瘣が最強であると見せつけてやろうぜと伝えるためだ。

羌瘣に向けて拳を突き出す信。
それは仲間としての心強い拳、そして“結婚”という約束を弱気に受け止めてしまう羌瘣に向けた、“結婚”という約束がさらに2人を強くすると考えている信の心強い拳であった。

羌瘣も笑顔で拳を突き返した。

キングダム：信と羌瘣の関係性まとめ

現在の信と羌瘣の関係は
信が「中華統一の戦争が終わったら結婚しよう」とプロポーズし、それを羌瘣も喜んで受け止めるほど両想いではあるが、羌瘣が前に踏み出せず正式な返事はまだ
という段階である。

蛇甘平原の戦いで出会った信と羌瘣。
信が男と勘違いしたところからの始まりであったが、ついにプロポーズの段階までやってきたのだ。

河了貂や陽など信の嫁については様々に議論されてきたが、やはりいくつもの戦を互いに命を預け合いながら共に乗り越えてきた戦友としての信頼関係も大きいのだろう。

戦場にいる2人だからこそ愛に臆病になる羌瘣と、愛によってより強くなると捉えている信。
倉央＆糸凌などを見ている読者としては信の考えに賛成したいところだが、ゆっくりと2人の歩みを見届けていきたい。

今後も2人の胸キュンなエピソードが描かれ次第、当サイトも随時更新していく予定だ。