影浦雅人(かげうらまさと)はボーダー本部所属B級影浦隊の隊長でアタッカー。
基地内でC級隊員をぶった斬るという衝撃の初登場をした猛獣のような男だが、物語が進むにつれユズルや太一など悩める少年たちの味方となって支えるという根の優しさが描かれ、評価と人気が上がり続けている。
本記事ではそんな影浦の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】影浦雅人の特徴とプロフィール
影浦雅人(かげうらまさと)はボザボザ頭とギザ歯にマスクが特徴の、近寄りがたい空気を纏った眼光の鋭い青年。
隊長ではあるが、ユズル・北添とチームメイトがコミックス表紙に登場する中、影浦は未だ採用されていない。(27巻時点)
実家は三門市にあるお好み焼き屋。
高校では穂刈・村上・水上と同じクラス。
初登場 | 第108話 |
ポジション | アタッカー |
年齢 | 18歳(高校生/三門市立第一高等学校3-C) |
誕生日 | 6月4日・うさぎ座 |
身長 | 177㎝ |
血液型 | B型 |
家族 | 父、母、兄 |
好きなもの | 寿司、焼き鳥、漫画、作戦室でダラダラ |
主な呼び名 | カゲ |
【ワートリ】影浦雅人の人柄・性格
影浦雅人は暴力事件を起こすなど、粗野な行動が目立つ攻撃的な人物。
「ムカつくもんはムカつく」という直情的な性格で、作中では初登場シーンでさっそく規律違反を犯している。
ただしその荒ぶった人格形成にはサイドエフェクト(後述)の影響が大きそうであり、生来の性格的には気の良さそうな青年だ。
村上曰く「デリカシーは足りていないが根は単純で裏表のないやつ」で、気に入った友を実家の店に連れてきたり、仲間や後輩を不器用ながらも激励したりするなど、ところどころで心根の良さが垣間見えている。
戦闘面でも攻撃的で好戦的な性格ではあるが、基本的には戦いたい相手にしか興味はなく、ランク戦でもチームの動きよりその相手との勝負を優先させることがある奔放な戦闘狂だ。
ちなみに加古にスカウトされた「K」の1人である。
【ワートリ】影浦雅人の所属・装備
影浦雅人はB級影浦隊の隊長でありアタッカー。
影浦隊は影浦雅人(アタッカー)、北添尋(ガンナー)、絵馬ユズル(スナイパー)、仁礼光(オペレーター)の4人部隊だ。
影浦はスコーピオン使いのアタッカーである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
スコーピオン | スコーピオン |
FREE | FREE |
シールド | シールド |
バッグワーム | FREE |
【ワートリ】影浦雅人の強さ
ボーダートップクラスのアタッカー
影浦は個人ポイント4780(第112話時点)で、新米B級隊員の遊真や修に近いくらいである。
しかしこれは隊務規定違反によるペナルティで10000点の減点(根付を殴った件で8000、C級隊員を斬った件で2000)を食らった上での数字。
つまり本来は15000近いポイント数であり、攻撃手ランク4位の村上鋼(12042pt/第93話時点)よりも高いのだ。
実際に村上が勝ち越せてない4人の内の1人として影浦の名が挙がっており、村上が「自分よりも強い」と断言している。
※影浦の他は太刀川(No,1攻撃手)風間(No,2攻撃手)小南(No.3攻撃手)である
影浦考案「マンティス」
影浦のメイントリガーはスコーピオン。
スコーピオンは出し入れも形状も自由度の高い軽量ブレードであるが、影浦はそれを瞬時に伸縮させる独特な戦闘スタイルである。
「マンティス」と呼ばれるそのスタイルは、メインとサブにセットした2本のスコーピオンを繋げて鞭のような遠距離攻撃を可能にする、影浦自身が考案した荒技だ。
これにより影浦はアタッカーの中では圧倒的な射程を誇っており、アタッカーながらに中距離戦にも強いほか、マンティスを障害物の間に通すことで地形を活かした戦いも可能にしている。
また後述のサイドエフェクトも合わせて近距離での攻防にも強く、マンティスでない通常のスコーピオン捌きもそつがない。
他にもスコーピオン2刀でとどめの刺突を行うといった戦い方もあり、近・中距離では突出した強さをもつボーダートップクラスのスコーピオン使いとなっている。
サイドエフェクト「感情受信体質」
影浦は特殊体質に分類されるサイドエフェクト「感情受信体質」の持ち主。
「感情受信体質」とは自分に向けられた意識や感情を肌で感じるというもの。
影浦曰く、肌にチクチク刺さる感覚があるらしい。
そしてその感覚は負の感情ほど不快に感じるのだそうだ。
周囲に人がいる限り感じ続けるリスクがあるストレスMAXの、作中一と言っていいほどしんどいサイドエフェクトである。
気休めとして肌の露出面積を減らす目的にマスクをしているらしいが、本当に気休め程度にしかならなそうだ。
しかし戦闘においては圧倒的に有利に働く。
敵意も察知できるため、狙撃も不意打ちも通用せず、数的不利の乱戦にも、暗闇での戦闘にも強いのだ。
ただし東や遊真など感情を消して攻撃してくるタイプには対応しづらい。
だが影浦はむしろそういった戦闘こそスリルがあって面白いらしい。
【ワートリ】影浦雅人の作中での活躍
C級隊員をぶった斬る(108話)
サイドエフェクトによってC級隊員の陰口を感じ取ってしまった影浦。
一度は声をかけるだけで我慢したが、なおも向けられる悪意に我慢できず、C級隊員2人(トリオン体)の首をマンティスで刎ねてしまった。
降格・減点よりも「調子こいたカスにナられる方が100倍ムカつく」というプライドを感じる奔放な振る舞いが影浦の初登場シーンを印象付けた。
この件により影浦はさらに2000点の減点を食らったようだ。
B級ランク戦ROUND4(110話~)
B級ランク戦Round4で二宮隊・玉狛第二・東隊と対戦。
影浦は遊真と戦うために奔走する。
遊真が犬飼に追われた千佳を守りに行った際には犬飼を撃破。
遊真、辻、奥寺&小荒井と乱戦になった際には、北添の爆撃でできた隙に奥寺を撃破。
そしてようやく遊真と一騎討ちになったかと思ったら二宮に遊真を討たれてしまい、最後は二宮・東と互いにバッグワームを使って距離を取り合う展開に。
そのまま3人生存で試合終了となるが、影浦にとってはフラストレーションの溜まる試合だったと言える。
お好み焼きかげうら(163話~)
実家のお好み焼き屋に北添・ユズル・村上・当真・遊真の仲良しを招いてお好み焼き。
影浦が切り出した話題が荒船・穂刈も巻き込みながら発展していき、ユズルの試合や遠征への意識を変えるきっかけとなる。
ちなみに「お好み焼きかげうら」は影浦の両親と兄が経営している、地元民に愛される名店だ。
B級ランク戦ROUND7(165話~)
B級ランク戦ROUND7で玉狛第二・東隊・鈴鳴第一と対戦する。
北添と合流した影浦は来馬・村上と2対2で対峙し、鈴鳴の停電作戦に翻弄され大ダメージを負ってしまう。
その後、乱入してきた遊真&ヒュースにエスクードで隔離され、1人で2人を相手取ることに。
サイドエフェクトの強みもあり見事に捌いてみせるが、ヒュースの時間差射撃に捉えられトリオンも機動力も失ってしまう。
最後は北添の援護により逃げ切ったが、村上に与えられたダメージによるトリオン漏出過多でベイルアウトとなった。
解説の犬飼に「カゲらしくない感じだった」と言われるほど無理やりにでも逃げたのは、ユズルの遠征選抜入りのために、玉狛に点を与えないようにした影浦なりの援護であった。
【ワートリ】遠征選抜試験は柿崎3番隊
遠征選抜試験で影浦は柿崎3番隊(柿崎・藤丸・太一・犬飼)に所属。
柿崎曰く「戦闘試験にはA級も参加するだろうから、A級経験者を揃えておきたかった」という理由で元A級の影浦と犬飼を獲得した編成となっている。
ちなみに影浦は臨時隊長たちの事前アンケート結果で「一緒に行きたい人」「一緒に行きたくない人」どちらにも名前が挙がっていた。
一緒に行きたい→村上「他にないセンスがある」
一緒に行きたくない→古寺「サイドエフェクトが難しい」
犬飼と相性が悪い
柿崎3番隊の編成は影浦にとってやや厄介であった。
影浦は犬飼のことが嫌いなのだ。
犬飼から刺さってくる感情と彼の外面が一致しないのがうざいらしい。
柿崎も2人の相性が悪いことは知っていたのだが、第2試験の戦闘までを見据えて元A級の2人を入れることを優先した。
ただし2人を採った理由は戦闘面だけではないと柿崎は言った。
落ち込む太一をフォローする
柿崎3番隊は2日目、特別課題を巡って揉め、太一が感情を失っていた。
戦闘シミュで一番やられていた太一が特別課題の課題に立候補したのだが、犬飼に「そんなネガティブな理由でさせられないでしょ」と否定されてしまったのだ。
影浦は「勝手に決めつけてんじゃねー」と太一をフォローするが、最終的に柿崎も特別課題を犬飼に任せたため、太一が自分の存在理由を見失ってしまったのである。
その夜、太一とのツイン部屋になった影浦は、引き続き落ち込んでいた様子の太一の気持ちに寄り添い、言葉少ないながらも元気づけた。
【ワートリ】影浦雅人の名言
「…まだ終わりじゃねーぞ。久々にやりてーこと見つかったんだろが」(175話)
「やる前から「おめーには無理だ」って言われてムカつかねえヤツいねーだろ」(223話)
【ワートリ】影浦雅人の担当声優
アニメで影浦の声を担当しているのは杉田智和さん。(1980年10月11日生まれ・埼玉県出身・株式会社AGRS代表取締役)
- 坂田銀時
「銀魂」 - キョン
「涼宮ハルヒの憂鬱」 - ジョナサン・ジョースター
「ジョジョの奇妙な冒険」 - 二階堂浩平
「ゴールデンカムイ」 - 悲鳴嶼行冥
「鬼滅の刃」 - 柴大寿
「東京リベンジャーズ」
まとめ
影浦は影浦隊の隊長で、マンティスという独自の戦闘スタイルを中心にスコーピオンを多彩に操るトップクラスのアタッカー。
感情受信体質というかなりしんどいサイドエフェクトを持っており、その影響で言動も荒く暴力事件を起こすなどのボーダー屈指の問題児となっている。
しかし実際には頑張ろうとする者の背中を押す仲間思いの青年で、不器用で荒っぽくも優しさに溢れた魅力的な人物だ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。