北添尋(きたぞえひろ)はボーダー本部所属B級影浦隊のガンナー。
マスコットのような柔らかな見た目と人柄でボーダー隊員にもワートリファンにも「ゾエさん」として愛されているキャラクターだ。
本記事ではそんな北添の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】北添尋の特徴とプロフィール
北添尋(きたぞえひろ)は恰幅の良い短髪丸顔の青年で、遠征選抜試験の臨時部隊・北添4番隊として26巻の表紙に登場している。
丸っこいフォルムなのでぽっちゃりに見えるが、実は身体能力の高い肉体派で身長も高い。
弟・北添秀高がB級吉里隊に所属している。
高校では王子・加賀美・人見と同じクラス。
初登場 | 第110話 |
ポジション | ガンナー |
年齢 | 18歳(高校生/三門市立第一高等学校3-B) |
誕生日 | 4月15日・はやぶさ座 |
身長 | 189㎝ |
血液型 | O型 |
家族 | 父、母、弟 |
好きなもの | いちご、春巻き、丼物、麻雀 |
主な呼び名 | ゾエ(さん) |
【ワートリ】北添尋の人柄・性格
北添は一人称が「ゾエさん」の温和な人物で、コミュ力高く老若男女誰とでも話せるタイプであり、皆からも「ゾエ(さん)」と呼ばれ慕われている。
大らかで優しく、雑な扱いをされながら愛されている影浦隊の和ませキャラ。
そして影浦が対戦チームのログを見ていた時や、影浦やユズルに新しい友達ができた時など、チームメイトの前向きな出来事には思わず嬉し泣いてしまう仲間思いの感動屋である。
【ワートリ】北添尋の所属・装備
北添尋はB級影浦隊のガンナー。
影浦隊は影浦雅人(アタッカー)、北添尋(ガンナー)、絵馬ユズル(スナイパー)、仁礼光(オペレーター)の4人部隊だ。
北添はボーダー随一の擲弾銃(グレネードガン)使いである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
メテオラ:擲弾銃 | メテオラ:擲弾銃 |
FREE | アステロイド:突撃銃 |
シールド | シールド |
バッグワーム | FREE |
【ワートリ】北添尋の強さ
遠距離も得意な銃手
北添の個人ポイントは9728でマスタークラス。(168話時点)
北添は両手に巨大な擲弾銃を構えるスタイルのガンナーだ。
擲弾銃による遠距離からの曲射砲撃援護を得意としており、それによって戦局を動かしエース影浦の得意な乱戦に持ち込んでいく。
また狭い屋内などメテオラが使いづらい状況では、突撃銃に切り替えた中距離仕様で火力戦を仕掛ける。
代名詞「適当メテオラ」
北添の代名詞となっているのが「適当炸裂弾」だ。
これは擲弾銃による援護射撃の一種で、遠距離からレーダー頼りにメテオラを降らせるというもの。
レーダー頼りの適当爆撃なのでそれによる撃破は殆どないが、戦場に混沌が生まれることで乱戦に強い影浦の近距離戦に繋がっていくのだ。
適当メテオラからの影浦の乱戦、それをユズルが狙撃で援護するという形が影浦隊の鉄板スタイルとなっている。
屈指の火力を誇る重銃手
ガンナーは援護役が多くなるポジションである中、実は北添は単独で点を獲れる火力を持っている優秀な重銃手。
屋外戦では遠距離からの影浦援護をメインとしている北添は、屋内戦では中距離攻撃手として火力戦の主力になるのだが、その火力が高く、相手を防戦一方にしていくのだ。
実はトリオン能力が高い
遠距離攻撃が可能なのも火力が高いのもトリオン能力が高いからこそ。
BBF(オフィシャルデータブック)によると北添のトリオン能力のレベルは「9」であり、実はボーダーでもトップクラスのトリオン能力の持ち主なのだ。
センスが必要なシューターと違って、ガンナーは取り扱いがシンプルな分、トリオン能力に差が出てくる。
つまり高トリオンをもつ北添はガンナーとしては超有利なのである。
生身の身体能力が高い
トリオン体での戦闘にはあまり関係ないが、北添は生身での戦闘力がレイジと並ぶ2トップ。
ぽっちゃりに見えて実は身体能力が高いのだ。
ガンナーとしての戦闘でも生身の戦闘でも高い能力を誇る北添。
犬飼曰く「足が遅い」「的がでかい」くらいしか欠点がないらしい。
【ワートリ】北添尋の作中での活躍
B級ランク戦ROUND4(110話~)
B級ランク戦ROUND4で二宮隊・玉狛第二・東隊と対戦。
北添は開幕一番、各隊様子を見合っているところに「適当メテオラ」を撃ち注ぐ。(一発も当たってはいない)
ところが近くに二宮がいたため狙われる羽目になりベイルアウト。
しかしただでは死なず、ベイルアウト直前にアタッカー5人が乱戦となっている場にメテオラを落としていった。
これにより影浦が奥寺を討ったほか、小荒井・辻がベイルアウトし戦況が一気に変わることとなった。
ランク戦ROUND6の解説(151話~)
B級ランク戦ROUND6・昼の部、生駒隊vs玉狛第二vs王子隊の解説を、当真と一緒に担当。
実況は国近であり、アホの子18歳トリオ(ゾエさんは成績真ん中くらいよ?)での実況解説となった。
お好み焼きかげうら(163話~)
影浦のお好み焼き屋で影浦・ユズル・村上・当真・遊真の仲良しでお好み焼き。(荒船・穂刈・光も後から合流)
影浦と遊真が友達になったことやユズルにガールフレンド(千佳)ができたことに嬉し泣きする。
B級ランク戦ROUND7(165話~)
B級ROUND7で玉狛第二・東隊・鈴鳴第一と対戦する。
影浦と合流した北添は、来馬・村上と2対2で対峙。
鈴鳴の停電作戦に翻弄され影浦が大ダメージを負ってしまうが、北添がすぐに電気系統を破壊するという機転を見せて窮地を脱した。
その後、乱入してきた遊真&ヒュースにエスクードで隔離されるも、ぶち壊して影浦の窮地を救う。
再び隔離されたところを斬られベイルアウトとなるが、直前にメテオラによって影浦の逃げ道を作っていった。
こうした要所での機転とサポート力が高く評価された。
【ワートリ】遠征選抜試験は4番隊隊長
遠征選抜試験で北添は4番隊(染井・外岡・菊地原・南沢)の隊長となる。
北添は「16歳組で揃えた方が気を遣わなくていいかな」という北添なりの優しさでメンバーを選んだ。
ちなみに遠征選抜試験の事前アンケートでは下記2名から“一緒に行きたい人”として名が挙げられていた。
若村「腕がいい。コミュ力が高い」
村上「火力と人格が優れる」
隊長としては優しすぎる?
臨時隊長に選ばれた理由について、諏訪に「次世代の幹部候補の1人ではないか」と推測された北添。
事前のA級予想では「慕われる性格だけど隊長としては優しすぎる」とややネガティブな評価をされていた。
実際に下記のような問題が生まれている。
① 菊地原の不満に気づいていない
人に対して大らかすぎるからか、チームメイトの菊地原が南沢と相性が悪いことに気づいていない。
菊地原は事前アンケートで“一緒に行きたくない人”として南沢の名を挙げるほど避けたかったようなのだが、同じ部隊となり大きなストレスを抱えることとなった。
この問題が大ごとになるかは菊地原次第であるが、北添はちゃんとケアできるだろうか。
② 決断力・判断力に欠ける?
閉鎖環境試験2日目に出された特別課題には、「役割分担をどう処理したか」という裏の意図が含まれていた。
北添4番隊は初め南沢が立候補したのだが、揉めた上に最後は北添が自分がやるという決断を下す。
その結果、評価基準となる「分担が決まるまでの時間」は全部隊の中で最下位となり、課題を北添が担当するという判断も「適任じゃなさげ」とマイナス評価をされてしまった。
争いを好まない優しい性格だからか平和的に場をおさめようとする傾向にあるようだが、隊長としての判断はベストとは言い難い。
ただし北添の大らかさが、控えめな染井も存分に意見しやすい雰囲気をつくっているというメリットもある様子。
遠征選抜試験では、普段は我の強い影浦隊の緩衝材のような役割をしている北添が、どの程度のリーダーシップを執れるのかが見られることになりそうだ。
【ワートリ】北添尋の名言
「ゾエさんうれしいよ」(110話ほか)
「雨取ちゃんに勝ちを譲るってこと?ユズルだけに」(163話)
【ワートリ】北添尋の担当声優
アニメで北添の声を担当しているのは武虎さん。(1974年1月31日生まれ・兵庫県出身・東京俳優生活協同組合所属)
- ナキームほか
「BLEACH」 - デモリッシャーほか
「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」 - ギャッツ
「ONE PIECE」 - ブルック・カバヤン
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」 - カイザー・アンダーグ
「ひろがるスカイ!プリキュア」
まとめ
北添は影浦隊のガンナーであり、珍しい両手擲弾銃(グレネードガン)使いである。
ガンナーだが遠距離攻撃も可能で中距離の火力もボーダー屈指、そのうえ機転の利くサポートも多い、非常に優秀な隊員であるゾエさん。
人柄による癒しとパワフルな戦闘スタイルに注目だ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。