王子一彰(おうじかずあき)はボーダー本部所属B級王子隊の隊長で、その名の通り王子すぎる佇まいな上に不思議な感性を持っていて何だかクセになる王子である。
本記事はそんな王子の魅力を徹底解説していく。
【ワートリ】王子一彰の特徴とプロフィール
王子一彰(おうじかずあき)はサラッとした外ハネ髪の爽やかなイケメン。
見た目と好きなものから、名の通りの王子感がある。
まだ表紙を飾ってはいないが、18巻のカバー折り返しにカラーで全身が描かれている。
高校では北添・加賀美・人見と同じクラス。
初登場 | 第150話 |
ポジション | アタッカー |
年齢 | 18歳(高校生/三門市立第一高等学校3-B) |
誕生日 | 1月11日・かぎ座 |
身長 | 177㎝ |
血液型 | B型 |
家族 | 父、母 |
好きなもの | オムレツ、クロワッサン、馬、チェス |
主な呼び名 | オージ |
【ワートリ】王子一彰の人柄・性格
王子一彰は爽やかなビジュアルやチェスなどの趣味、「ぼく」といった上品な話し方や雰囲気などから名前の通りの“王子”感が溢れ出ている人物である。
ただし作者曰く「昔の王子は今より尖っていた」ようで、面接で進学校を落とされた可能性があるほどらしいので是非過去の様子を見てみたい。
そうした理由により普通校にいるが、学力は高い。
蔵内と共に弓場隊の初期メンバーであったが、自分のチームを作りたくて独立した。(弓場隊メンバーと今も仲が良い)
また王子は修を「オッサム」遊真を「クーガー」千佳を「アマトリチャーナ」と呼ぶような、独特なあだ名をつけるクセがある。
本人としてはあまり深く考えてつけていないそうだが、「みかみか(三上歌歩)」「ポカリ(穂刈篤)」などはボーダー内に定着した。(逆に「ジャクソン(若村麓郎)」はなかなか広まらないらしい)
さらに作戦会議では、デザインが得意な羽矢にリクエストして作ってもらった独自のアイコンを使用している。
水上はブロッコリー、カシオは時計ベース等、その人物の印象に合ったイメージで作られているのだが、王子は自分のアイコンを“冠を被った少女マンガ風味の王子様”にしているので、作者から「たぶんアホ」と言われている。
王子は聡明でスマートであるのだが、独自の感性を貫くマイペースな人物なのだ。
そのため遠征選抜試験の事前アンケートでも
〈一緒に行きたい〉
生駒・加古・佐伯←おもしろい
ヒュース←おもしろそう
千佳←トリオンにロマンがある
〈一緒に行きたくない〉
三輪←冗談が通じなさそう
と、面白さを優先する独特の回答をしている。
逆に王子は「目の付け所が他の人と違う」という理由で“一緒に行きたい人”として北添に名を挙げられていた。
【ワートリ】王子一彰の所属・装備
王子一彰はB級王子隊の隊長でありアタッカー。
王子隊は王子一彰(アタッカー)、樫尾由多嘉(アタッカー)、蔵内和紀(シューター)、橘高羽矢(オペレーター)の4人部隊だ。
王子は弧月とスコーピオン両装備アタッカーである。
サブトリガー | メイントリガー |
---|---|
スコーピオン | 弧月 |
ハウンド | 旋空 |
シールド | シールド |
バッグワーム | FREE |
【ワートリ】王子一彰の強さ
変則攻撃手
王子は左手の弧月をメインに持ちつつ、サブのスコーピオンと追尾弾を使い分ける変則アタッカーである。
臨機応変の多彩な戦術が可能であり、王子のあらゆる戦況への想定とそれに対応できる器用な実力が窺える。
また王子隊はB級トップクラスの「走れる部隊」として名高いチームであり、当然王子自身も高い機動力を誇り、奇襲攻撃も得意としている。
戦略立案力
王子の強さとして注目したいのが戦略立案力。
王子は修と同じく、ランク戦前に具体的な方針を示すタイプの隊長だ
対戦相手をしっかり研究した上で、すべきことを理由とともに順序立ててチームメイトに説明していき、チームの方向性を明確にして試合に臨む。
そして試合中も広く盤面と相手の思考を読みながら柔軟に展開。
入念な準備と深い思考による指揮力が隊長としての王子の強さなのだ。
弓場隊から出たのも、こうした自身の思考を形にしたいと考えたからなのかもしれない。
【ワートリ】王子一彰の作中での活躍
B級ランク戦ROUND6(152話~)
B級ランク戦ROUND6で生駒隊・玉狛第二と対戦。
MAP選択権があったため、玉狛の戦術にハマらず“いつも通り”が展開できるよう、あえて超標準的MAPの市街地Aを選んだ。
思惑とは裏腹にどのチームよりも早く王子1人だけになってしまったものの、狙っていた修を実力差でしっかりと倒し、そのまま遊真と交戦中の水上を奇襲しベイルアウトさせる。
最後は遊真に敗北したものの、瓦礫の陰に仕込んだ置き弾で遊真に大ダメージを与えた。
B級ランク戦ROUND8(184話)
B級ランク戦ROUND8(最終戦)で影浦隊・東隊と対戦。
対戦の様子は描かれていないが、影浦隊3点・東隊4点・王子隊3点で終えた。
この試合は奥寺&小荒井が初めて弾トリガーを装備してくるという予想外が起きたため、王子は「僅差で終わらせたのを褒めてもらいたいくらいだ」と語った。
ランク戦8日目・夜の部の解説(184話~)
B級ランク戦ROUND8夜の部、二宮隊vs玉狛第二vs生駒隊vs弓場隊の解説を蔵内・小南と一緒に担当。(実況:武富)
“誰々ならこうだろう”といった対戦者の思考や動きを読んだ王子らしい説明も多く入れつつ、蔵内とともに論理的で分かりやすい解説を展開した。
【ワートリ】遠征選抜試験は2番隊隊長
遠征選抜試験で王子は2番隊(仁礼・生駒・辻・帯島)の隊長となる。
王子は「走れて、剣が使えて、組み合わせ的に面白そうなメンバー」を集めたそうで、タイプは違えど孤月使いが集まったチームとなった。
王子はまず辻が“女子が苦手”ということを公表し「程よく気を遣ってあげて」と声をかけた。
幹部候補!?特別課題で評価される
「遠征選抜試験がなぜ部隊をシャッフルして行われたか」という1日目の特別課題の回答で、王子は「ボーダーにとって長期的な視野での大規模な実験」という見解を示し、上層部に評価された。
「ランク戦が三つ巴や四つ巴で行われている理由」が問われた2日目の特別課題でも、ランク戦の「運営」について言及した回答を出し、修の回答と共に“変わり種”として注目された。
「ランク戦の“新しい試合形式”のルールを考えよ」という3日目の特別課題では、「2部隊vs2部隊の団体戦」という多数派の回答もしつつ、「オリジナル性能のトリガー使用」や「チーム内隊員のトリオン数値がシャッフルされる」といった、いずれも蔵内と似たような少数派意見も提出していた。
おもしろいでOK
生駒が戦闘シミュレーション演習を真面目にやらなすぎて辻が困り始める。
しかし「おもしろさ優先で部隊を組んだから満足してる」と王子。
太刀川を例えに出し(この試験に参加していたとして優秀な成績を取っているイメージが湧かない)、自分の得意分野で力を発揮してくれれば大丈夫だと思う、と独自の見解を述べた。
戦闘シミュで独特な作戦
得点配分が多い戦闘シミュレーション3日目は、元々この日に照準を合わせていたり、他部隊に情報を流したりと、各隊勝利のために様々な手を打って臨んでいた。
その中でも王子は「動かすユニットを交換する」というどの部隊にもない独特な作戦で成績を上げた。
生駒が帯島の、帯島が王子の、王子が生駒のユニットを使うという感じで、小難しい作戦を立てなくても、生駒に戦術を諭さなくても、自動的に他チームの裏をかくというエコな作戦だ。
王子の独特な発想力ならではといえる。
トリオン兵作りでも独自の視点
5日目に「オリジナルトリオン兵を作れ」という特別課題が出される。
“特殊戦闘シミュレーション演習で使う”という前提のお題であったが、なぜか王子は肩に“装備”する小さな射撃型トリオン兵や、背中に“装備”する空中機動用のトリオン兵など、戦闘シミュには使えなそうなものを制作した。
王子は遠征選抜試験の枠を超え、すでにボーダーの将来を見据えたトリオン兵作りをしていたのだ。
【ワートリ】王子一彰の名言
「侮るつもりはないけど、きみはそこまで強くない」(156話)
【ワートリ】王子一彰の担当声優
アニメで王子の声を担当しているのは石田彰さん。(1967年11月2日生まれ・愛知県出身・ピアレスガーベラ所属)
- フィッシュ・アイ
「美少女戦士セーラームーンSuperS」 - 渚カヲル
「新世紀エヴァンゲリオン」 - 我愛羅
「NARUTO-ナルト-」 - 桂小太郎
「銀魂」 - 有楽亭八雲/菊比古
「昭和元禄落語心中」 - 猗窩座
「鬼滅の刃」
まとめ
王子一彰は王子隊の隊長で、弧月とスコーピオンとハウンドを使い分ける変則アタッカーである。
最大の強みは広く冷静で論理的な視点と独特なセンスであり、戦闘でもそれ以外でも彼の思考は見逃せない。
王子がつけているボーダー隊員のあだ名も楽しみだ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。