演習林での陸上トレーニングがスタート。
まず二瓶のワゴン車に追い立てられながら演習林を1周(上り下りの厳しい林道を約10㎞)走り、第1ポイントの狼之神池に到着。
そこから狼之神池の周囲を50秒で走る×30本。
これが全員50秒切れてようやく1本なのだが、1年生は50秒を切ることが出来ず30本を超えて何本も走り続ける。
しかも水が自由に飲めない状況で、1年生たちは限界をとうに迎えていた。
そこへ二瓶から「特別にあと1本達成できれば終了」との声がかかり、足の速いロウと慶一が足の遅い者をサポートしながらついに最速タイムで感動のゴールをする。
が、「50秒02」とギリギリ50秒を切れていなかったので再び走り直しになってしまったのだった…!
この後、陸トレ第2ポイント、氷上練習と予定が詰まっているらしいのだがまずこの狼之神池を抜けられるのだろうか。
全ての挫折を祝福に変える!改善・成長・進化系アイスホッケー超回復コミック!!
本記事では第16話「ババア水」の内容をまとめていく。
『ドッグスレッド』最新第1巻は1月18日発売
『ドッグスレッド』待望のコミック第1巻がついに発売される。
発売予定日は2週間後、2024年1月18日(木)だ。
そして続く第2巻も2月19日(月)に発売予定。
2か月続けての発売という充実した予定に備えよう!
『スピナマラダ!』との読み比べもオススメ
また待望のキャスト発表があった実写映画『ゴールデンカムイ』に向けて、原作『ゴールデンカムイ』の読み直しもこの機会に是非!
『ドッグスレッド』16話の見どころネタバレ
①狼之神伝説『へそ出しリレー』
狂った犬のように叫びながら再び走り出した1年生。
しかし今回はやや趣が違っていた。
1年生は2年生に引っ張られながら走っているのである。
そしてコースの途中から3年生にバトンタッチされる。
ジャージの胸ぐらを掴んで走っているので、ロウTを着ているロウはど根性ガエル状態である。
服を引っ張られるため必然的にへそが出ており、この引っ張りダッシュは『へそ出しリレー』という狼之神伝説の1つとなっている。
②狼之神で鍛えるということ
比較的足の速いロウがぴょん吉状態ということは、それだけ上級生が速いということだ。
引っ張られながらロウは「狼之神で2年間陸トレを続けるとこんなにも力強く走れるのか!!」と感動した。
そして一番足が遅い者も紅露が華麗に引っ張り、48秒フィニッシュ!
こうして1年生もようやく全員タイムを達成した。
③狼之神伝説『ゲボうがい』
1年生はもはや喉が渇きすぎてくちゃくちゃなのだが、休む間もなく次の移動という。
そこでロウが「タイム切ったんだから皆にピヨピヨさせてやれ」と抗議。
しかし上級生の力を借りたのにご褒美が欲しいのか、勝手にピヨピヨなさってという二瓶の煽りを受け、1年生は水を飲むことが出来なかった。
その時、慶一が吐いてしまう。
先輩方曰く「最初はみんな吐く」らしいのだが、吐いた後の慶一はむしろ生気を取り戻していた。
吐いたら喉が潤ったのだ。
それを聞いて他の1年生たちも自ら口の中に指を突っ込み、そこら中で吐き始めた。
実はこれも狼之神の伝説。
『ゲボうがい』として、演習林で観られる春の風物詩となっていた。
しかし当然ロウは「美しくない!!」と受け入れられなかった。
④ロウ、水を求めて寄り道
ここからさらに第2ポイントへの移動を開始。
暗くなり始めたので、ライトを照らしながら先導する二瓶の車の後を追うことになる。
しかし1年生は車と上級生にどんどん離されていくのであった。
道中、突如ロウが脱線する。
家を見つけたため、水をもらうのだという。
注意する慶一(と土肥)も結局ロウと一緒に民家を訪れる。
家の中には優し気な老婆がいた。
⑤思いがけない水分補給
注意する慶一に「納得いかないものにまで付き合う気はない」とロウ。
ロウの母はオリンピックを目指しながら大学で栄養学や運動生理学を学んでいたという。
“吐いて喉を潤す”なんて、母が生きていたら許していないはずなのだ。
と、そこへ老婆が戻ってきたのだが、水をコップで持ってきたのではなく、なぜかロウと慶一を仰向けにさせて顔に濡れタオルを置いた。
さらにその上からバケツで水をかけていく。
ロウは「北海道の風習か何か?」と戸惑うが、実はこれは有名な拷問の一種である。
なぜ優しそうな老婆がこのような水の与え方をするのか…それは次の瞬間に判明した。
⑥ロウの基準はオリンピック
部屋のドアが開き、スヌーピーのエプロンをした二瓶が姿を現したのである。
すると二瓶はびっちょびちょの毛布でロウと慶一をシバいた。
その二瓶を老婆が濡れタオルでシバき、なぜか老婆と二瓶のシバき合いが始まった。
「1年ぽっくり共の考えることなどお見通しだ!!」と二瓶にどやされながら3人は民家を後にする。
去り際、二瓶は「狼之神には狼之神のやり方がある。母から教わったことを大事にしたければフィギュアに戻りなさい」と声をかけた。
ロウにはもうフィギュアのリンクに戻る場所はない。
その上でロウは、二瓶のいうことを素直に聞いていたらアイスホッケーでオリンピックに行けるのかと問い返した。
⑦狼之神伝説『ババア水』
ロウたちが去った後の二瓶と老婆の会話で分かったことだが、例年ここを訪れた者が後のキャプテンになっているらしい。
一昨年は現キャプテン・紅露。(当時は野犬みたいな子だったらしい)
昨年は浩一。(「無駄なことは嫌い」という理由)
しかし浩一はゴーリーのため(ゴーリーはキャプテンになれない)このジンクスは当たらないと二瓶は言う。
ただし浩一は狼之神のキャプテンどころかもっと出世するだろうと笑った。
今年は“初日”という最速の訪問を達成し、老婆に「肝が据わっている」と評されたロウと慶一(と土肥)。
果たして彼らの誰かが後のキャプテンになるのだろうか。
ちなみにここで水をもらった1年生が後のキャプテンになるというジンクスも狼之神伝説の1つとなっており『ババア水』と名付けられている。
⑧野田サトルといえばヒグマ
二瓶に追い立てられ、急いで皆の集団との合流を目指すロウたち。
その姿を覗き見るように、近くにヒグマの気配が…?
しかし正直ヒグマよりもワゴン車で追いかけてくる二瓶の方が怖い。
『ドッグスレッド』16話の名言
二瓶利光
「お坊ちゃまがた…どうぞご勝手にピヨピヨなさってください」
源間慶一
「兄ちゃんゲボ出た!!」
白川朗
「納得がいかないものにまで付き合う気はない!!」
白川朗
「先生の言うこと全部素直に聞いてたら俺はアイスホッケーでオリンピックにいけるの?」
『ドッグスレッド』16話のあおり文と予告
【あおり文】
あけましておめでとうございます!!
【予告】
次号、巻頭カラー!1巻1月18日発売!!
『ドッグスレッド』ネタバレ16話のまとめ
今回は3つの狼之神伝説を知ることが出来た。
へそ出しリレー
ゲボうがい
ババア水
である。
どれも壮絶な背景を持ちながら秀逸すぎるネーミングだ。
興奮したのはへそ出しリレーで、ロウの言う通り狼之神上級生たちの走力を感じることが出来た。
ロウの運動能力も高いわけだが、それを引っ張っていく力強さが野田先生の画力も相まってストレートに伝わってくる。
本当に上級生たちがかっこいい。
また、トレーニングのやり方について二瓶にたびたび反発しているロウだが、狼之神で2年間陸トレを続けるとこうなるのかと素直に感心する姿勢がやはり一流のアスリートなのだなと感じさせられた。
同様に、アイスホッケーでオリンピックに行けるのかという問いにもアスリートとしての思考・精神や母の指導への信頼が窺え、そういった部分がロウの最大の魅力となっている。
認める部分と納得いかない部分をハッキリと持ちながら、冷静に狼之神のトレーニングを積んでいくロウの今後が楽しみだ。
同時にロウの言葉は、浩一やロウ含めた将来有望な選手を抱える指導者・二瓶にとってもプレッシャーや刺激になっていくのかもしれない。
ちなみに『スピナマラダ!』版のババア水も強烈なエピソードになっているので是非そちらも楽しんでで欲しい。
さてようやく狼之神池ダッシュが終わり、次回17話は第2ポイントでの陸トレとなりそうで楽しみだ。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。