前回30話では狼之神高校アイスホッケー部に入部した9人の個性的な1年生が改めて紹介された。
この9人を中心に恒例の札幌遠征試合を戦う予定。
札幌出身の安海曰く、相手は札幌雪花高校という超武闘派ド不良校だというが、ウッキウキのロウをはじめ狼之神の1年生たちはどんな戦いを見せてくれるだろうか。
全ての挫折を祝福に変える！改善・成長・進化系アイスホッケー超回復コミック!!
本記事では第31話「札幌まつり」の内容をまとめていく。
最新刊は第3巻(2024年7月18日発売)
最新刊となる第3巻が2024年7月18日に発売した。
「次にくるマンガ大賞2024」ではコミックス部門第4位輝き人気も加速中！
ロウが狼之神高校アイスホッケー部として本格的にアイスホッケーに向き合い始め、狼之神メンバーも続々と明らかになっていく楽しい1冊だ。
第3巻も加筆修正が見逃せないので是非コミックでも楽しもう！
『ドッグスレッド』31話の見どころネタバレ
① キャッキャする先輩たち
2011年6月15日、札幌の中島公園で行われている札幌まつりに、狼之神アイスホッケー部の男たちはいた。
紅露は想像通りだが、旭が一緒にキャッキャと走り回っているのが意外である。
紅露と旭がキャッキャしている描写が6コマ続き、気づけば隣で熊野と牛山もキャッキャしている。
4人が文字通りすごくキャッキャしている。
どうやらキャッキャで会話が成立しているようだ。
② ハルナの虚無
意外にもハルナとワカミも遊びに来ていた。
ハルナはフィギュア好きのワカミがなぜフィギュアをやっていないのかという疑問をぶつける。
するとワカミは、5歳の誕生日にフィギュア用の靴をねだったのだが、スピードスケートの靴を贈られたのだと語った。（父が国体選手だったから）
しかしワカミは今はスピードスケートが一番好きであり、練習はきついけど毎日が充実しているという。
それを聞きハルナは羨ましく思った。
ハルナはずっと自分だけが取り残されている気持ちを抱えていたのだ。
ワカミにスピードスケートに誘われるが、前向きにはなれない。
母親に切り捨てられ、スケートでは一番になれないと答えが出ていたから。
ハルナは「もう二度と氷には乗らない」と決めていた。
③ 雪花高校がハルナをナンパ
そのハルナに「りんご飴ひとくちちょうだい」と声をかけてきた男たちがいた。
彼らの着る真っ白なジャージを見て、周囲の者たちは目を合わさないように避けていく。
この真っ白なジャージの集団こそ練習試合の相手、安海の語っていた雪花高校であった。
ちなみにその頃、当のロウたち1年生たちもすっかり祭りを満喫していた。
試合まであと20分である。
④ 安海の不運が発動
勝手にりんご飴を食べられてもハルナは無視し続けた。
だが仲裁に入ったワカミが「ゴリラ」だとバカにされると、ハルナはりんご飴で相手の頭をブッ叩いて罵倒した。
元々可愛いから声をかけてきた様子であったが、「ワカミちゃんに謝れよブス」ときつく責めてきたハルナに相手の男は本気で惚れたようだ。
そこへロウたちが通りかかるが、幸福量保存の法則をもつ安海が駆けてきたことで事件は起きる。
安海はタコ焼きにタコが入っていなかったことで店に文句言いに行き、新しいものと替えてもらったのだが、ウキウキしてロウたちと合流しようとした結果…
石につまずき、タコ焼きがすべて雪花5人全員のジャージ＋ハルナのおでこに飛んでいってしまったのだ！
⑤ 愛はスパッツを破る
不穏な空気を察したロウは、女子たちを土肥に任せて立ち去らせる。
(ハルナは「お前ら全員が私の前から消えろよ！」と雪花よりブチギレていたが)
クリーニング代を払うと申し出ながら謝罪する安海の顔を容赦なく殴る雪花。
ハルナに惚れた男はハルナの連絡先を聞こうと動き出す。
すると「ハルナにはお前らみたいのと仲良くなって浪費する時間はない」とロウが立ちはだかった。
それはハルナがきっと何かを見つけて天下をとると信じているからこその言葉であった。
だがロウはそいつに投げられ、締め落とされそうになってしまう。
しかしロウの危機にあの子が駆けつけないわけがなかった。
気付けば目の前にワカミが！
ワカミはスパッツが弾けるほどの筋肉キックをぶちかましロウを救出した。
『ドッグスレッド』31話の名言
紅露・旭・熊野・牛山
「キャッキャ！キャッキャ！」
白川春名
「あたしが今火炎放射器持ってなくて良かったな！」
白川朗
「あいつ(ハルナ)は必ず何かを見つけて天下をとるからその邪魔をするな」
磯野和歌美
「ロウくんにさわらないで！！」
『ドッグスレッド』31話のあおり文と予告
【あおり文】
最終兵器彼女。
【予告】
隔週連載。次回41号9月12日発売!!
『ドッグスレッド』ネタバレ31話のまとめ
さっそく札幌遠征試合が始まるかと思いきや札幌まつりの日だったようで、先輩たちのキャッキャする姿が挟まれてありがたい1話であった。
旭が意外すぎたが、紅露と旭のキャッキャからナチュラルに熊野＆牛山がキャッキャ合流してきた流れの勢いが凄すぎて癒された。
試合は完全に1年生に任せるつもりで、全力で体力を消費している感じが愛おしい。
さて噂の対戦相手・雪花が登場したが、まさかハルナとの絡みからスタートするとは。
徹底無視してたのに、ワカミのためにブチギレるハルナがかっこよすぎる。
それにハルナがガラ悪すぎて、ド不良だと言われる雪花が霞んでいるのが面白い。
やはりハルナは作中最強の狂犬である。
物理的に最強なワカミの魅力にも注目。
ロウに隠れようとして隠れられていないワカミからの、ロウのために舞い戻り、はち切れんばかりの太ももで豪快なケリを繰り出すワカミが可愛すぎる！
と、今話は女性陣の魅力が存分に描かれたが、一番印象に残ったのはやはりロウのハルナの躍動を信じる言葉だ。
ハルナが自分のせいで大好きなスケートをやめ、劣等感の中で虚無を抱えていることを受け止めつつ、ハルナの超回復を誰よりも信じているロウの気持ちが熱かった。
なんだかんだに互いに尊敬して信じあっているんだよなあこの兄妹。
ということで雪花高校とひと悶着したところで、次回32話からは氷上の戦いとなりそうだ。
ちなみに札幌まつりは作中のように毎年6月に行われているので、聖地巡礼は来年の6月に是非。
スピナマラダ!も一緒に
本作は野田先生のデビュー作『スピナマラダ!』の“再創生”であるため『スピナマラダ!』と読み比べても面白い。
ドグスレと同じ部分・違う部分を楽しんだり、ドグスレの予習にもOK！
またドグスレをより楽しむために『ゴールデンカムイ』の読み直しも是非。
ドグスレに登場するあの顔この顔と見比べてみよう。
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転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。