板垣判定勝ち、木村引き分けという微妙な空気をものともせず、鷹村は世界戦圧勝!
このド派手な勝利に、次に世界戦を控える間柴と千堂が「同じ気分を味わう!」と意気込む。
しかし宮田は一歩に「おそらく千堂は勝てない」と伝えに来ていた。
果たしてどういう意味なのであろうか。
本記事では第1427話「信頼感」の内容をまとめていく。
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『はじめの一歩』の最新刊は138巻。
ウォーリーvsリカルド・マルチネスの結末が描かれた熱き1冊なので必見だ。
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『はじめの一歩』1427話の見どころネタバレ
①宮田はWBAに挑戦しない
宮田がまず示したのは自分の顔。
5日間千堂の新兵器含む練習に付き合ったのに、傷が殆どないのだ。
それを一歩は“宮田のレベルが高すぎる”と評する。
すると宮田はそういう話ではないと窘めた上で、もしそういう話だとしてもWBAへの挑戦は遠慮したいと言った。
理由は、世界戦は奥の人間と大金があって実現する舞台であり、それに報いるためにも可能性の高い方を選ぶから。
それでいうと自身の上位互換であるリカルドを攻略できる可能性は今のところ限りなく低いと宮田は考えているのだそうだ。
②千堂が一番可能性ある?
そんな宮田にパンチが当たらない千堂が勝てるとは思えないと宮田は言う。
しかし一歩はむしろ「一番期待感があるのは千堂」だと考えていた。
つまり宮田もリカルドも千堂に負ける可能性があると一歩は言っているのだ。
根拠は宮田とリカルドが“似ている”ところ。
一歩が感じるその似ているところとは、カウンターでも距離感でも、基本に忠実なところでもなく「気の強いところ」であった。
③宮田への信頼
宮田がほぼノーダメージだったということは、相手不足の千堂の練習を成立させるために、ある程度「避け」に徹していたということ。
防御に徹した宮田を捉えることは難しいと一歩は言う。
それならばバックギアを踏み続けていれば判定で楽勝だと宮田は返すが、そうはいかないのだと一歩。
なぜなら判定で善しとするには“気が強すぎる”ため、必ずどこかで応戦し倒しに来る、そしてその少ない接点で何かをやってくれそうなのが千堂なのだと一歩は語った。
それは判定で勝てるとわかっている相手にわざわざ打ち合いに行くということだが、一歩は「絶対に行く」という抜群の信頼感を宮田に対して抱いていた。
桁外れに勇敢な選手だと知っているからだ。
④内外の視点
相手の嫌がることと裏をかくことを徹底するボクシングで信頼とは…。
宮田が困惑している間にいつの間にか一歩の話は“宮田の攻略法”になっていた。
さらに、宮田がこの先も千堂の練習に付き合うことを知ると、今度は仮想リカルドとして宮田に足りない点を一歩は指摘する。
宮田は千堂と実際に相手をしていてその上で「勝てない」と断じてしまったわけだが、一歩の判断力と洞察力は確かに的確で冷静であった。
宮田は「これが今現在リング外からボクシングを見ている“選手”の視点か」と思う。
⑤宮田は何かを確かめに来ている?
2人の様子を見ていた板垣は、同世代が激動の中で宮田だけが現状維持であること、そして理由を見つけては一歩に会いにやって来る様子から、宮田は定期的に何かを確かめに来ているのでは?と考えていた。
『はじめの一歩』1427話の名言
幕之内一歩
「その信頼感は抜群だよ。桁外れに勇敢な選手だもの」
『はじめの一歩』ネタバレ1427話のまとめ
前話が千堂は勝てないという引きだったので焦ったが、一歩が否定してむしろ一番可能性があると論じていたので俄然試合が楽しみになった。
もう一歩も宮田と一緒に大阪に行って千堂を鍛えてくれたらいい。
しかし一歩の現役復帰に関して誰もがそれとなく期待しているところがあるが、今現在リング外からボクシングを見ている“選手”と表現している宮田が一番それなんだろうなと感じさせる1話であった。
いや宮田の場合は復帰に期待というレベルじゃなくて、復帰前提で過ごしているような気がする。
それこそ一歩への“信頼感”、一歩のボクシングに対する情熱への信頼感ではないだろうか。
どうやらやはり読者に一歩vs宮田への期待を諦めさせてくれないようだ。
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。