【忍者と極道】璃刃壊左(あきばかいざ)徹底まとめ!爺が強くてかっこいい漫画はやっぱり面白い!

忍者と極道キャラ紹介璃刃壊左(あきばかいざ) キャラクター
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璃刃壊左(あきばかいざ)は“帝都八忍”の1人であり、作中で最初に極道と闘う忍者である。
第一章「赤坂血風狼烟」にて輝村極道と闘い忍者と極道の死闘の幕が開くきっかけとなった人物で、登場シーンは少ないものの、忍者界にとって大きな存在であるため作中でも存在感を示し続けている。

それではどんな人物なのか、本記事では璃刃壊左についてまとめていく。

『忍者と極道』の概要

『忍者と極道』は2020年1月20日より連載が開始された近藤信輔こんどうしんすけによるアクション漫画。
講談社が運営する漫画アプリ/ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」および「マガポケ」にて絶賛連載中であり、濃密なストーリーが迫力のコマと独特なセリフ回しによって軽妙に展開されていることで人気上昇中の作品だ。

ストーリーは裏社会で悪事わるさをかます極道とそれを誅し裏から民を守る忍者の長きに渡る因縁の物語ではあるが、本質は何も知らずに知り合い友情を深めていく2人の主人公が、実はそれぞれ忍者と極道であったというところにある。
忍者と極道の因縁を通して見える2人の感情や関係性に注目だ。

単行本は講談社〈モーニングKC〉から最新12巻まで刊行されている。(2023年10月11日現在)

忍者と極道:璃刃壊左(あきばかいざ)の特徴とプロフィール

璃刃壊左(あきばかいざ)“帝都八忍”の1人で初登場は第2話

さらりと前髪を流した上品な白髪(作者神近藤先生曰くジョジョの花京院を意識しているそう)と口髭、右目に付けた片眼鏡(モノクル)が特徴の老紳士だ。
両耳に複数のピアスをつけ、右耳の耳たぶのピアスと片眼鏡がチェーンで繋がっており、チェーンの真ん中に超小型カメラを仕込んだ宝石が付いている。

1925年5月29日生まれで、長である神賽惨蔵と共に、1945年の東京大空襲に乗じた極道による忍者狩りハントを生き延びた。
名実ともに長に次ぐ東京忍のNo2である。

容姿も振る舞いも上品で、表の顔としては銀座のカフェ「でいびす」のオーナーをしている。(「でいびす」はジャズトランペット奏者マイルス・デイヴィスから)
身長162㎝、体重50㎏。
好きなものはコーヒー、日本酒、笑点(林家三平を応援してる)。

忍者と極道:璃刃壊左(あきばかいざ)の人柄・性格

璃刃壊左は穏やかで物腰柔らかな人物。
基本的には誰に対しても丁寧な言葉遣いで接し、すべての言動がソツなく気品に溢れている。

忍者との関係性

壊左は忍者しのは忍者にんじゃとしての師匠であり、育ての親でもある。
家族を極道に殺され、惨蔵に連れて来られた幼い忍者を引き取り育てた。

そのため忍者しのはは壊左を「壊爺」と呼び“帝都八忍”の中でも最も懐いており、1週間の半分以上「でいびす」に通っている。
壊左は忍者しのは「忍者坊」と呼び可愛がっており、“笑えない”忍者しのはのために日々洒落ギャグを考えているが、なかなかうまくいっていない。

忍者と極道:璃刃壊左(あきばかいざ)の過去

1945年は璃刃壊左にとって大きな年であった。

極道による忍者狩りで仲間達を失う

東京大空襲下の1945年3月、民衆救護に奔走中に混乱に乗じた極道達の忍者狩りハントに遭い、壊左は自身と惨蔵以外の仲間達を失う

その時、極道達を率いていた獅子口の能面をつけた男に一矢報いようとして返り討ちに遭い、右目を負傷。
以来視力が低下したまま治らず、惨蔵からもらった片眼鏡をつけている。

惨蔵からの無理難題

極道に敗北した原因は物資不足と激戦による武器の枯渇(当時の忍者は苦無や手裏剣を使っていた)、そして極道達が米軍から横流しされた最新銃器(忍者の速度を超える)を使っていたことにあった。

「武器に頼らば武器尽きし時敗ける!!」

そう感じた惨蔵は、自身が“300年余り観てきた”中でも突出した武の才能を持つ壊左に「銃器を超える速度の“無手”の殺技を考えよ」という難題を申し付ける。

輝村獅門との出会い

そんな中、壊左は輝村獅門きむらしもんという男と出会う

壊左の淹れたタンポポ珈琲が、獅門が探し求めていた“亡き母が淹れてくれた珈琲”の味だったため、獅門は店と壊左を気に入り毎日通うようになった。
珈琲目当てではあったが、それ以上に2人はとても気が合い、日々閉店まで話し込む無二の親友となっていった。

しかし実は壊左と獅門は、それぞれ忍者と極道であった!!

壊左と獅門、涙の殺し合い

ある日「でいびす」にやってきた獅門は、獅子口の能面をつけた姿で両手に銃器を構えていた。
獅門に忍者=壊左殺しの依頼が入り、獅門は「他の奴に殺らせるくらいなら」と覚悟を決めたのである。

実はこの闘いは惨蔵が仕組んだものであった。

「決めようか、忍者と極道、どちらが生存るか死滅るか…!!!」と惨蔵が見守る中、壊左と獅門は互いに友情を抱きつつ、しかし忍者と極道という因縁を受け止め涙ながらに殺し合う。

忍手暗刃の誕生

壊左は獅門の持つ機関銃「超絶対味覚」に苦しめられていた。

そんな時、ふと目の前を横切る弾丸が壊左の目に留まる。
すると壊左はタンポポ珈琲のチップをばら撒くことで獅門の動揺を誘い、「超絶対味覚」を一瞬封じてその隙に攻撃を仕掛けた。

獅門は反応が遅れてしまったが、それでも銃の方が疾い。
ところが壊左の腕の方が先に獅門の身体を貫いた!

壊左は弾丸を参考に、拳速の障壁となる空気抵抗の円錐形に収まる形に掌を極限まで細めて放っていたため、銃を凌駕する神速と貫通力が生まれていたのだ。
「弾丸の象形拳」である。

これが惨蔵に求められていた忍者の“無手”の殺技忍者の基本形である『暗刃』の誕生であった。

忍者と極道:璃刃壊左(あきばかいざ)の強さ

璃刃壊左は神賽惨蔵と共に忍者狩りハントを生き延び、東京忍を立て直してきた“帝都八忍”のNo.2である。
もちろん惨蔵に次ぐ実力の持ち主だ。

惨蔵にはかつて「“300年余り観てきた”中でも突出した武の才能を持つ」と言われている。
また「お前の武の才は“発想力”にある」とも言われており、その信頼に応えて生み出したのが現代忍者の基本形となっている『暗刃』である。

長以外の東京忍者の師匠と言える人物であり、『暗刃』は関西の忍者“浪華拾忍”にも伝えられている。

発想力では『暗刃』を生み出したほかに、忍者達が伝書鳩代わりに使っていた烏を情報収集にも使えるよう仕込むことを惨蔵に提案した。
つまりべしゃり烏誕生のきっかけを作ったのも壊左なのである。

ちなみにカフェを営んでいるため普段は75年前からすでにマスター然とした洋装だが、忍装束は羽織袴でこれまた渋くかっこいい。

特殊体質

壊左は両腕を自由自在に伸ばす特殊体質『如意暴』の使い手。
極道からは「ルフィ」(若い頃は「小豆蝋斎」)と例えられている。

壊左の殺技といえるのは自身で考案した忍者の基本形『暗刃』である。

元々忍者の拳は横綱力士も一撃で卒倒せしめるほどの威力はあったが、極道の首を刎ねる際にはクナイなどの武器を使用して闘っていた。
しかし「過去」の項目で紹介したように“忍者狩りハント”を機に、弾丸の象形拳である『暗刃』を生み基本形とするようになった。

『暗刃』の発案により銃を凌駕する神速と貫通力が生まれたわけだが、壊左の場合は特殊体質【如意暴】と併せて一度に広範囲の極道の首を飛ばすことができる神速の殺技となっている。
多角から襲ってくる『暗刃』はかなりの脅威である。

忍者と極道:璃刃壊左(あきばかいざ)の活躍

第一章「赤坂血風狼烟」

輝村極道との対峙

べしゃり烏によって極道達が赤坂で悪事を企んでいると聞き出陣する。

実際に赤坂の料亭「京兆」では輝村極道きむらきわみのもとで全東京極道の会長・組長・幹部達が集結しており、「どうやら悪しき企みのよう」だと判断した壊左は極道達の鏖を開始。
すると黒い紙麻薬を口に含んだ極道きわみが立ちはだかり、壊左は良からぬ空気を感じ取った。

極道がヤバい!!と仲間達に伝えなければと直感した壊左は極道に神速で暗刃を叩き込むが、肩を抉っても極道は怯まず。
そのまま懐に入られ、短刀で頭蓋骨を突かれた挙句に銃を何発も撃ち込まれてしまった。

死力の自爆

極道が忍者と並ぶ力を手に入れたこと、そして極道きわみの脅威を感じた壊左は、“帝都八忍”の仲間たちにあとを託し、最期にせめて一矢報いるべく力を振り絞り自爆
料亭を中心とした赤坂の一角を吹き飛ばし、集まっていた極道達を殲滅した。

璃刃壊左の死後

殆どの極道は吹き飛ばしたが、紙麻薬を摂取キメていた極道きわみ含む“破壊の八極道”は健在だった。

その上、壊左の肉片は「ひき肉にしてやんよ!」のノリで本当に“ひき肉”にされ池袋に放置された。
忍者達は、それに添えられたモノクルによってその肉片が壊左であること、そして突き刺さった短刀によってそれが極道の仕業であることを知る。

そしてこの一件を狼煙として、忍者と極道の生存と死滅をかけた闘いの幕があがることとなった。

壊左が残したヒント

実は片眼鏡に搭載された超小型カメラにより、壊左の仇の顔が残されていた。
もちろん仇は極道きわみなわけだが、この事実は後に病田色やまだしき忍者しのはの運命を揺さぶることとなる。

まとめ

璃刃壊左は“破壊の八極道”のNo.2であり、忍者の基本形『暗刃』をつくった東京忍者皆の師匠であり、忍者の育ての親であり、美しくソツのない人柄に反してとにかく存在感の大きい人物である。

しかしそのような偉大な人物が最初に『地獄への回数券ヘルズ・クーポン』を得た極道と闘い、そして敗れてしまった。
そしてそれほどの衝撃展開だったからこそ、彼の死は忍者と極道の因縁の開幕に相応しいものとなった。

作中では早くも退場という形にはなったが、弔いや回想シーンなど様々なシーンで彼の影響力を感じることができるので引き続き壊左には注目して欲しい。

また本記事は壊左の過去が描かれた外伝「獅子の華」の内容も含んでいる。
コミックDAYSにて無料で配信されている作品であり、全5話ながらも忍者と極道とはまた違うひとつの『忍者と極道』の物語としてもとても読み応えがあるので是非本編と併せて読んでいただければと思う。

 
管理人
へそまる

転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。

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