『忍者と極道』は近藤信輔による、忍者と極道の長きに渡る因縁の先が描かれるアクション漫画。
第五章「極契大壊嘯」は“破壊の八極道”第四の刺客として立ち上がった繰田孔富が絶望の方法で東京を壊して忍者達を追い詰めるエピソードだ。
夢澤の“竹本組”、殺島の“聖華天”、ガムテの“割れた子供達”に続き、孔富の率いる“救済なき医師団”の強さと背景も必見。
またこの章からは忍者と極道が互いに忍者と極道であることを認識しての進行になるので、2人の関係性や心の変化にも注目していきたい。
それでは本記事はそんな第五章「極契大壊嘯」のあらすじネタバレとともに見どころを解説していく。
※現在連載中の章のため随時更新中(ネタバレ注意)※
『忍者と極道』の概要
『忍者と極道』は2020年1月20日より連載が開始された近藤信輔によるアクション漫画。
講談社が運営する漫画アプリ/ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」および「マガポケ」にて絶賛連載中であり、濃密なストーリーが迫力のコマと独特なセリフ回しによって軽妙に展開されていることで人気上昇中の作品だ。
ストーリーは裏社会で悪事をかます極道とそれを誅し裏から民を守る忍者の長きに渡る因縁の物語ではあるが、本質は何も知らずに知り合い友情を深めていく2人の主人公が、実はそれぞれ忍者と極道であったというところにある。
そして本編ではついに互いの正体がバレて友情は崩壊。
改めて忍者と極道という因縁のもとで対峙することになったことで果たしてどんな結末へと向かっていくのか、2人の感情や関係性に引き続き注目だ。
単行本は講談社〈モーニングKC〉から最新12巻まで刊行されている。(2023年10月11日現在)
忍者と極道:第五章「極契大壊嘯」のあらすじ
“破壊の八極道”第4の刺客として動き出したのは闇医者・繰田孔富。
「東京も忍者も全部破壊して全部救済う」と語った孔富が仕掛けたのは、浄水場から水道を通じて麻薬水を流し、全東京を麻薬漬けにするという無差別テロだった!
忍者達は極道の悪事を事前に防ぐべく鼠坊衆とべしゃり烏、そして自らの足を使い都内をくまなく見回っていたのだが、それにも関わらずこの大規模悪事が起きてしまう。
忍者達も知らずに麻薬水を摂取させられており、弱体った身体での対応に迫られる。
そして麻薬水を止めるために向かった要所には、孔富含めた6人の“救済なき医師団”が待ち構えていた!
忍者と極道:第五章「極契大壊嘯」が読めるのは10巻~
忍者と極道・第五章「極契大壊嘯」はコミックス10巻~最新11巻に収録されているエピソード。
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忍者と極道:第五章「極契大壊嘯」の主要人物
多仲忍者〈忍者〉
多仲忍者(たなかしのは)は忍者側の主人公。
表の顔は男子高校生、裏の顔は“帝都八忍”の1人。
幼い頃に家族を極道に殺されて以来“笑えない”体質となってしまっており、同様の人間が生まれないように極道の殲滅に励む。
同じプリオタ(「プリンセスシリーズ」の熱狂的ファン)の輝村極道と出会ったことでその体質に変化が見えつつあったが、総理官邸での闘いの中で極道が極道かつ壊左の仇だと知り、心が激しく揺れている。
輝村極道〈極道〉
輝村極道(きむらきわみ)は極道側の主人公であり、“破壊の八極道”の1人でリーダー的存在。
株式会社ダイバンの商品企画部長という表の顔と、男羽會傘下・竹本組“裏組長”という素(裏)の顔を持っている。
社会から孤立した者たちの居場所を守るため忍者と極道の因縁に決着をつけようとしており、壊左を殺したことでその死闘いの狼煙を上げた。
以降、極道のもと“破壊の八極道”による悪事が次々と仕掛けられている。
忍者に劣らないプリオタで、特にシリーズ第6作目『フラッシュ☆プリンセス』の敵幹部ヒース様推し。
忍者と再会してはプリ語りに花を咲かせている。
忍者に対し無意識に「慎太郎」と叫んだ場面があったが、そういった弟がいるのであろうか。
また、家庭環境ととある事故のせいで“感情”というものが理屈ではわかっても感覚では分からないらしい。
忍者と出会ったことで少し変化が表れてきているようであったが、総理官邸の闘いの中でガムテに「忍者と極道は忍者と極道である」とバラされたことをきっかけに忍者と決別することとなった。
愛多間七〈総理大臣〉
愛多間七(あいだかんしち)は日本の内閣総理大臣。
明るく行動力のある男性で、友のために官邸を抜け出してプリンセスショップに行った際に忍者と出会い、以来すっかりプリンセスシリーズの魅力にハマっている。
総理官邸の闘いの中で忍者が忍者だと知ってしまったが、忍者を「親友」と呼び『地獄への回数券』を使ってガムテと対峙し、忍者の危機を救った。
終戦後は満身創痍ながらも応急手当のみで混乱を極める総理官邸に戻り、自ら陣頭指揮を執って現場をまとめた。
繰田孔富〈極道〉
繰田孔富(くりたあなとみ)は「怪獣医」の異名を持つ闇医者で、“破壊の八極道”の1人。
裂けた口にスプリットタン、やたら長い胴体に白黒の白衣を着用など奇妙なビジュアルで、極道を「ダーリン」と呼ぶなどオネエ言葉で話す謎の人物である。
総理官邸の闘いでは吐いた唾液で忍者を弾き飛ばしたり、忍者の長・神賽惨蔵の炎撃を吹き消してしまったりと異様な強さを見せた。
孔富と同じ2色で半々の髪や白衣、装飾品で身を包む医療従事者集団“救済なき医師団”を率いている。
この第五章では彼らが恐ろしい方法で東京を壊し、忍者達を追い詰めていく。
忍者と極道:第五章「極契大壊嘯」の見どころ
①極道が表舞台から姿を消す
極道が勤めるダイバン本社に家宅捜査が入る。
しかし極道はすでに退職し、姿を消していた。
そして裏社会に潜り、いよいよ本格的に極道革命を起こすべく“極道アリーナ”に“破壊の八極道”と極道達を集めて決起していた。
②間七が“烏合の巣”に!?日忍首脳会談!
鼠坊衆を介して間七が“烏合の巣”に招かれ、間七と惨蔵の「日忍首脳会談」が開かれる。
その結果、“対等”な「日忍同盟」が成立。
賊の悪事に対して協力して対応していくことになった。
惨蔵の脅しにも屈しない間七の胆力と国を想う心は必見だ。
③間七が忍者を連れプリ活に
同盟ついでに惨蔵は、間七に“忍者のひとりの友人として”忍者を連れ出して欲しいと伝えた。
親友(極道)が宿敵(極道)であったと知った忍者の心中を気遣っての要請である。
すると間七は忍者を連れ、プリンセスシリーズの同人誌即売会を訪れた。
知って1ヵ月とは思えない間七のプリオタぶりに注目である。
④極道との再会(9回目)
ところが間七が人の波に流され、忍者とはぐれてしまった。
すると忍者は極道と再会!
一触即発となるが、しかしここで殺り合うのは互いに本意ではないということで、今にも殺し合いが始まりそうなほどの緊張感を持ちながらも2人は熱くプリ語りをする。
その流れで極道は“破壊の八極道”が闘う理由を語り、それが間違っていると言うならば止めてみたまえと伝えて去って行った。
⑤西の忍者“浪華拾忍”
その頃、左虎&右龍が大阪を訪れ、ある人物に会っていた。
その人物とは忌井魎斎。
忌井は“帝都八忍”に縁深い“浪華拾忍”の1人で、西日本最強の忍者と呼ばれる男だ。
“帝都八忍”は極道との死闘いに向け、べしゃり烏を通じて“浪華拾忍”に援軍を要請したのだが、返答がなかったため左虎と右龍が直接大阪に出向いてきたのだ。
しかし実は“浪華拾忍”は砕涛華虎によって全滅させられており、辛うじて逃げられた忌井も深い傷を負ってそれどころではなかった。
左虎と右龍は諦めて帰路に就く。
ちなみに2人が「大阪がダメなら他も厳しいかも」と言っているので、東京と大阪以外にも忍者の組織がありそうだ。
⑥左虎&右龍と繰田孔富が遭遇!
帰り際、左虎&右龍は梅田駅で繰田孔富と遭遇!
こちらも一触即発になるが、孔富の逃走・一般人の多い場所であること・“救済なき医師団”の乱入により本格戦闘には発展せず、孔富は「東京でかます悪事で念入りに確実にブッ殺す」と宣言し去って行った。
そして翌日、日本が震撼することとなる!
⑦東京が地獄と化す
翌日“全東京”で麻薬中毒者のような症状が多発。
実はそれは浄水場から水道を通じて全東京を麻薬漬けにするという、孔富の究極の悪事であった!
間七が“原因は水”であることに気づき放送で警告するも時すでに遅し。
東京全域が大混乱に陥り、水が使えないとなると病院も正常には機能できない。
惨蔵はインフラこそ念を入れて巡回監視させていたはずだったが、実は幡随院がべしゃり烏を掌握していたため正確な情報が掴めていなかったのだ。
おかげで忍者達も摂取しており、大いに弱体ってしまった!
⑧忍者達が麻薬水止めるため各要所へ
斗女が急いで東京水道局の各要所に“忍巧美男衆”を出撃させる。
下っ端極道により守られていた場所はそれで制圧できたが、しかし猛者が配置され“忍巧美男衆”では対処できない場所が3か所あった。
東京への給水量トップ2の葛飾区と埼玉県朝霞市の浄水場に各1人、最重要である東京の水道管理の中枢・本郷の水運用センターに孔富含む4人の“救済なき医師団”が待ち構えているのだ。
忍者たちは麻薬水を止めるため、強烈な酩酊に襲われながらもこの3か所にそれぞれ出撃する!
⑨激突!斗女vs歪罹井
葛飾区K浄水場に討って出たのは斗女。
そこには“救済なき医師団”産婦人科看護士の歪罹井が待ち構えていた。
歪罹井は体内に寄生虫を飼っており、『地獄への回数券』によって強化されたそれらが強烈な極道技巧として斗女に襲い掛かる。
即再生する寄生虫に斗女は翻弄されるが、斗女は『美男抱擁』というとっておきの手で形勢逆転!
斗女の勝利で葛飾区K浄水場からの麻薬水流出は止まった。
腹に寄生虫を宿した歪罹井の心境や“救済なき医師団”になったワケも注目だが、斗女が“破壊の八極道”のMAYAと因縁がありそうな描写も注目しておきたい。
⑩激突!惨蔵vs美陀
“救済なき医師団”精神科医の美陀が守護るもう1つの浄水場・埼玉のA浄水場に向かったのは最強の忍者・神賽惨蔵!
しかし惨蔵は中毒って過去の記憶を見ている隙に拘束され攻撃を受けてしまったほか、身体が美陀の言葉で動いてしまう。
どうやら催眠術らしいが、惨蔵は美陀の誘いに乗って一時ティータイムをしている間に催眠を食らわせ返して勝利。
“なんでもなれるなんでもできる”惨蔵だからこその勝ち方を見せた。
⑪水運用センターには忍者&左虎&右龍
浄水場2か所とも忍者が制圧し、残るは最重要施設・本郷の水運用センターのみ。
ここには左虎・右龍・忍者が到着した。
3人は施設前で待ち構えていた大量の極道(麻薬で強化済)を気合いで蹴散らし、地下3階にある中央制御室を目指す。
すると館内には“救済なき医師団”内科医の叛巻と看護師の嫌慈が待ち構えており、なんと嫌慈がいきなり『地獄への回数券』の2枚服用をかましてきた!
⑫極道化学によるさらなるデバフ!
ガムテがかましたように『地獄への回数券』の2枚服用は危険いのだが、左虎が難なく嫌慈を斃してみせた。
ところが嫌慈の狙いはこの先にあった。
実は嫌慈はこの闘いのために極道化学が産んだ“ボツリヌス菌の亜種”の保菌者になっており、2枚服用で毒性を強化しながら忍者たちの目の前で爆発!
そして忍者たちに菌を飛沫感染させた!
これにより忍者たち3人は麻薬+嫌慈の細菌で視力と筋力が著しく低下し、超絶弱体化させられてしまう。
⑬3人はそれぞれの闘いへ
右龍が叛巻の相手を引き受け、忍者と左虎を先へ進ませる。
先には艶道が待ち構えていた。
すると艶道は左虎を孔富のもとへ行かせ、自身は忍者と対峙。
これにて右龍vs叛巻、忍者vs艶道、左虎vs孔富という3つの死闘が始まる。
⑭激突!右龍vs叛巻
右龍は弱体化の上にさらに叛巻が繰り出す防御不能の“爆ぜる”刺突を喰らって大量出血。
それでも叛巻の『火葬拳』を見破り、彼の懐から細菌の“血清”を奪ってみせたが、やはり失血により倒れてしまった。
ところが右龍は人並外れた骨密度を持っており、規格外の造血幹細胞によって失血を即座に補給!
すぐに立ち上がり、『不死身の電撃漢・直撃』で叛巻を灰にした。
⑮激突!忍者vs艶道
忍者も弱体化により苦戦していたが、烏と鼠によって右龍が奪取した血清が届けられ視力が復活し、艶道の“風の刃”を目視できるようになる。
ところが艶道の周囲には自動防御の風刃が吹き荒れており、忍者は右腕を筋断裂させられ動かせなくなってしまう。
すると忍者は艶道を地下の“配水池”に引きずり込んだ。
配水池に満ちているのは浄水場からきた特濃の麻薬水である。
水中なら空気がない=つまり艶道が風刃『黒旋術式』を使えなくなるという狙いなわけだが、麻薬に満ちたこの水の中に忍者自身も沈んだのだ。
気を抜くとバキバキに絶頂ってしまう中、忍者はなんと断裂た筋肉を“固結び”することで不意を突き艶道を撃破した。
⑯艶道が解毒のヒントを忍者に渡す
艶道は死の間際、都内に流した麻薬の成分表を忍者に渡した。
“救済なき医師団(自分たち)”が麻薬による救済に縋りたかったという身勝手な理由のために、人々を巻き込んだことを認めたのだ。
これにより多くの患者が救えるはずのため、早く医師に渡したいところだ。
⑰砕涛華虎襲来ッッ!!
ところが艶道を吹き飛ばしてなんと砕涛華虎が現れる!!!
“浪華拾忍”を1人で壊滅させたという華虎は、忍者がすでに満身創痍なのを差し置いてもあまりに強すぎた!
『地獄への回数券』なしでも忍者の暗刃を素っ首で受けてしまうほどであり、忍者はその拳を前に走馬灯を見かける…!
⑱激突!左虎vs孔富
その頃、孔富と死闘う左虎の元にも血清が届けられていた。
復活して形勢を取り戻すも、孔富が極道技巧『驚軀凶骸』による怪獣肢体を披露。
その身体は孔富の身体の下に双子の兄・繰田美伴の身体が付いている状態であり、腕はもちろん臓器やその機能もすべてが“2人分”となっていた!
最大の問題は4本の腕+両足で蟲のごとき“六足生物”になっているということ。
それは2人分の体節と併せて蜚蠊の加速と百足の機動を実現させた。
“破壊の八極道”において砕涛華虎が“力”なら、孔富は“速”なのである。
そして孔富の極道技巧『六足六速』を捌ききれず、左虎は切り刻まれて倒れた!!
⑲人の幸福と救済について
人の幸福のため「快楽のうちに死なせること」を救済と考える“救済なき医師団”と、その考えを理解しつつも「生きてさえいればたとえ1%に満たない可能性だとしても思いもよらぬ幸福に巡り合うかもしれない」と信じる左虎。
“救済”と人の“幸福”を巡っての自論をぶつけ合う医師同士の考えは交わらない…。
忍者と極道:第五章「極契大壊嘯」の名言
覇世川左虎〈10巻83話〉
「親友という宿命の敵。その迷いは忍者自身で乗り越えねば成らぬ…!!」
愛多間七〈10巻84話〉
「私の命と引き換えに日本を守ってくだされ!!
これは“主従の命令”に非ず…!
“対等の要請”也ッ!!!」
愛多間七〈10巻85話〉
「不思議だな…人間てのは。どれだけ真面目に懸命に生きてもいつか…困難に見舞われる。
思わぬ不運や失敗に絶望し…どうしていいかわからなくなる。
誰もがいつか…必ずそうなる。
じゃが…私は命ある限り人間に“終わり”などないと信じとる…!!
どんな時もできることは、前に進む道はあるものだと!!!」
輝村極道〈10巻86話〉
「…暑い季節になってきたね…。水当たりには…注意するよう」
繰田孔富〈10巻87話〉
「逃げちゃおっ♡」
覇世川炸羅〈10巻88話〉
「覇世川の家紋は「ユズリハ」…家訓はざっくり言や「譲れる器を持て」ってトコだ。
てめーらは今日からこのオレ様の息子だ。
オレ様の心も技も全部教え譲ってやんよ…!!」
多仲忍者〈10巻89話〉
「アンタのせいでオレ以外の人達まで笑えねーとよ、オレは…オレはますます…笑えねンだよ」
邪樹虎龍〈11巻90話〉
「人生は―見渡す限りの戦場だ。
常に戦う場を見極めろ。
己が命、賭すべき戦場を…!!」
輝村極道〈11巻91話〉
「孔富達の“優しさ”は常軌を逸する。
優しすぎるが故に救うことに苦悩し、優しすぎるが故に鬼畜に堕ちる
―まさに“堕天使”」
歪罹井〈11巻92話〉
「この世界は…産まれるには残酷過ぎる」
歪罹井〈11巻93話〉
「…おぎゃあ」
美陀〈11巻94話〉
「“お喋り”しましょう。紅茶でも飲みつつ―」
美陀〈11巻95話〉
「信念に基づき人を救う…それが医者です」
繰田孔富〈11巻96話〉
「粧しましょ、哀しみ隠すため。
狂れましょ、生きるため」
覇世川左虎〈11巻97話〉
「賢しきを一歩踏み越えよ。
其れが忍者の精神思考也!!」
繰田孔富〈11巻98話〉
「貴方達が望むなら…私が叶えるわ。
それが…どんなに狂れた悲惨な破滅でも…!!」
警察〈99話〉
「立ち上がれ警察よ。民衆達の盾となれ!!!」
邪樹右龍〈100話〉
「約束したんだ。仲間に。
「ここはオレに任せて先に行け」ってよォ~…!!」
邪樹虎龍〈101話〉
「忘れるな。いかなる痛みも受け入れよ。
つらくば倒れ休んでかまわない。
そして―2カウントで立ち上がれ。
それが強靭き人間(ヒト)の生き様だ」
叛巻〈102話〉
「救済おう嫌慈。すべての人々を…すべての心を…
生命(いのち)ある限り…灰になるまで…!!」
べしゃり烏&鼠坊衆〈103話〉
烏「ビビルワァ!!」
鼠「トンヂュラ」
だばだば
艶道〈104話〉
「自分ごと!オレを麻薬満つる水中に…!!」
輝村極道〈105話〉
「この世の本質は“パワーゲーム”だ。何時の時代も己が信念を押し通し、闘争に勝利した者が世の理を創る」
艶道〈106話〉
「神の如く―人を救済えると信じたかった。
救済いたくとも救済えなかった過去の後悔を…取り戻したかった。
たとえそれがまがい物の救済だとしても…」
砕涛華虎〈107話〉
「“首”ッッ!!それはッ!格闘家の最重要器官!
タフなる闘争の“命”也!!」
砕涛華虎〈108話〉
「汝の名は!!?」
繰田孔富〈109話〉
「極道は忍者よりも強し…!!」
覇世川左虎〈110話〉
「いま不幸な人間は、この先の人生も
確実に不幸だと言えるだろうか
どんなに絶望に満ちた人生だろうと
生きてさえいれば…」
第五章「極契大壊嘯」まとめ
第五章「極契大壊嘯」は“破壊の八極道”第四の刺客である繰田孔富が、東京の生活用水に麻薬を混ぜ無差別に中毒にするという恐ろしいエピソード。
“竹本組”“聖華天”“割れた子供達”に続き今回は“救済なき医師団”が敵となったわけだが、彼らにも「誰よりも“救済いたかった”からこそ壊れてしまった」という悲しき背景があり、やはりまた色々考えさせられる。
艶道が「自分達が救済われたかったため」だと認めて成分表を忍者に渡したため事態は収束しそうであったが、なんとここでまさかの砕涛華虎の乱入!
繰田孔富も健在であり、ここからはさらに予想を超えた死闘が繰り広げられそうで目が離せない。
当サイトでは引き続き最新話も含めた更新を行っていく。
【『忍者と極道』最新話は「コミックDAYS」および「マガポケ」にて隔週月曜更新】
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。