忍者と極道のあらすじネタバレ!第三章「情愛大暴葬」の見どころを徹底解説!

忍者と極道ネタバレ解説第三章情愛大暴葬 あらすじネタバレ
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『忍者と極道』は近藤信輔による、忍者と極道の長きに渡る因縁の先が描かれるアクション漫画。

第三章「情愛大暴葬じょうあいだいぼうそうは“破壊の八極道”第二の刺客である殺島飛露鬼やじまひろきが始めた帝都高速道路テトコーでのド派手な大暴走を受け、“帝都八忍”の5人が各所に散り極道との死闘いを繰り広げる大規模戦闘編であり、“帝都八忍”の神賽惨蔵・病田色・覇世川左虎・邪樹右龍の戦闘が一気に見られる激アツのエピソードだ。

本記事はそんな第三章「情愛大暴葬」のあらすじネタバレとともに見どころを解説していく。

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『忍者と極道』の概要

『忍者と極道』は2020年1月20日より連載が開始された近藤信輔こんどうしんすけによるアクション漫画。
講談社が運営する漫画アプリ/ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」および「マガポケ」にて絶賛連載中であり、濃密なストーリーが迫力のコマと独特なセリフ回しによって軽妙に展開されていることで人気上昇中の作品だ。

ストーリーは裏社会で悪事わるさをかます極道とそれを誅し裏から民を守る忍者の長きに渡る因縁の物語ではあるが、本質は何も知らずに知り合い友情を深めていく2人の主人公が、実はそれぞれ忍者と極道であったというところにある。
忍者と極道の因縁を通して見える2人の感情や関係性に注目だ。

単行本は講談社〈モーニングKC〉から最新12巻まで刊行されている。(2023年10月11日現在)

忍者と極道:第三章「情愛大暴葬」のあらすじ

『破壊の八極道』の1人であり暴走族神ゾクガミと呼ばれる殺島飛露鬼やじまひろきのもとに、“大人”の日々に馴染めずにいたかつての仲間たち5万人が集結し、帝都高速道路=通称・帝都高テトコーでの暴走ユメを再開した。

この大規模な極道の悪事わるさに、忍者達は5人で5か所に分かれ対処する。
そして帝都高テトコーの各所で忍者にんじゃvs極道ごくどう死闘たたかいが始まった―!

忍者と極道:第三章「情愛大暴葬」が読めるのは3~4巻

忍者と極道・第三章「情愛大暴葬」はコミックス3~4巻に収録されているエピソード。
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忍者と極道:第三章「情愛大暴葬」の主要人物

多仲忍者〈忍者〉

多仲忍者(たなかしのは)は忍者側の主人公。
表の顔は男子高校生、裏の顔は“帝都八忍”の1人。

幼い頃に家族を極道に殺されて以来“笑えない”体質となってしまっている。
そのためコミュニケーションに悩んでいるが、同じプリオタ(「プリンセスシリーズ」の熱狂的ファン)の輝村極道と出会ったことで少し変化が表れてきているようだ。

璃刃壊左あきばかいざ祭下陽日まつもとのどか極道ごくどうとの死闘たたかいで命を落とし、極道ごくどうに対する憎しみを燃やしている。
極道きわみ極道ごくどうかつ壊左の仇だということは知らない

輝村極道〈極道〉

輝村極道(きむらきわみ)は極道側の主人公であり、“破壊の八極道”の1人でリーダー的存在。
株式会社ダイバンの商品企画部長という表の顔と、男羽會傘下・竹本組“裏組長”という素(裏)の顔を持っている。

忍者に劣らないプリオタで、特にシリーズ第6作目『フラッシュ☆プリンセス』の敵幹部ヒース様推し。
家庭環境ととある事故のせいで“感情”というものが理屈ではわかっても感覚では分からないらしいが、忍者と出会ったことで少し変化が表れてきているようだ。

社会から孤立した者たちの居場所を守るため、忍者にんじゃ極道ごくどうの因縁に決着をつけるための闘いに動き出す。
壊左殺しの犯人であるが、忍者しのは忍者にんじゃであることは知らない

病田色〈忍者〉

病田色(やまだしき)は“帝都八忍”の1人。
理由あって目元を長い前髪で隠しているのでミステリアスではあるが、常に敬語で話す穏やかで品のある女性だ。

映像の解析など“帝都八忍”の事務仕事を一手に請け負っており、他メンバーのような表の仕事には就いていない。
陽日の忍手暗刃が惨蔵に「超絶無敵チート」と評されていたのに対し、しきの忍手暗刃は忍者しのは「平和な無敵チートと言われている。

忍者しのはのことを忍者様しのはさまと呼び、忍者しのはからは色姐しきねえと呼ばれ、互いに慕っている。
28歳で、一回り以上年下(15歳)の忍者しのは真剣恋ガチコイしているが伝えるつもりはない

殺島飛露鬼〈極道〉

殺島飛露鬼(やじまひろき)は講男會傘下・長沢組若頭で、“破壊の八極道”の1人。
90年代に暴走師団聖華天せいかてんの初代総長として“10万人”を束ねた帝都高テトコーの“生きる伝説リアルレジェンドであり、不良界ヤンキーかい神性カリスマ暴走族神ゾクガミとして日本の全暴走族から崇められし存在である。

元「聖華天」のメンバー=子供ガキの頃の“暴走ユメ”を忘れられず“大人”に苦しむ悪童ワルガキを集め、彼らの救済と、かつてその“暴走ユメ”と半分5万人の仲間を奪った忍者にんじゃへの復讐のために派手に聖地・帝都高テトコーに繰り出す。

忍者と極道:第三章「情愛大暴葬」の見どころ

①“呪血の忍者兄弟”が合流

“烏合の巣”に覇世川左虎はせがわさこ邪樹右龍やぎうりゅうが到着。
これで米国にいる“斗女”以外の“帝都八忍”が揃ったことになる。

陽日のおかげで極道ごくどうの強さの秘密が紙麻薬であることを掴んだ忍者たちは、また謀っているであろう極道たちの悪事わるさに殺気高く備える。

②忍者と極道の再会(4回目)と色

忍者しのははまた極道きわみと再会し、“大人オトナ”とは何かを聞く。
2人で街を歩いていると偶然病田色やまだしきと遭遇。(近所のお姉さんという体で極道に挨拶する)

極道きわみが去った後、しき忍者しのはにできた極道きわみという“友達”の存在と、彼によって忍者しのは“笑ったかもしれない”という報告に嬉しくなり忍者しのはと手を繋ぐ
しき忍者しのはへの想いに注目だ。

③気づいてしまった色

その日、壊左の“片眼鏡カメラ”の解析が完了する。
それによりついに判明した“壊左殺しの下手人”の正体を見てしきは驚愕した。

何故なら下手人は、昼間に会った優しそうな忍者しのはの友達…極道きわみだったのだ!

④神の声掛けで帝都高が地獄に!

暴走族神ゾクガミ殺島飛露鬼やじまひろきの声掛けにより、かつて殺島がつくり率いていた最凶の暴走師団「聖華天」のメンバー=全世界に散った大人オトナ”に苦しむ仲間達5万人が聖地・帝都高テトコーに集結。
皆“麻薬ヤク”をキメ、極道きわみが用意した極道車3万台で史上最悪の暴走行為を開始した。

帝都高テトコー全域が火の海と化したことを知り、忍者にんじゃたちは急いで出陣する。
どうやら“こう”なるまで何故か“べしゃり烏”が気付かなかったようだ。

⑤忍者たちは5ヵ所に手分けして対応

帝都高テトコー全域で暴走する極道ごくどうに対し、忍者にんじゃは5人で5万人全殺することを決定。
しきが堀切、右龍が葛西、左虎がレインボーブリッジ、忍者しのはが池袋、惨蔵が霞ヶ関に、それぞれ忍装束に着替えて出陣した。

また、今忍者しのはを動揺させてはいけないと考えたしきは、この闘いが終わった後に自分で極道きわみの正体を伝えるという覚悟を決め戦場へと赴く。

⑥激突!左虎vs∑!右龍vsα!

レインボーブリッジでは忍手暗刃『凍剣執刀とうけんしっとう』をもつ覇世川左虎と極道技巧『官憲斬棄ポリストラッシュ』をもつ元聖華天副総長の詩隈殴偉人しくまないと(∑)が激突。
葛西では忍手暗刃『不死身の電撃漢エレキマン』をもつ邪樹右龍と極道技巧『仏破砕拳ブッパブロウ』をもつ元聖華天副総長の有羽汰駆ありはたく(α)が激突。

∑とαはそれぞれ忍者にんじゃたちにまるで叶わなかったが、救済すくいをくれた殺島のために最期まで立ち向かった。
そして暴走ユメの中で死ねることを喜び、殺島に感謝しながら満足そうに逝った。

別の場所での死ではあったが、見開きページによって死に際に拳を合わせたαと∑の友情がアツい!

↓↓惨蔵・忍者・色の闘いは4巻↓↓

⑦激突!惨蔵vsΩ!

総理官邸前では総理大臣・愛多間七あいだかんしちの目の前で、“帝都八忍”の長・神賽惨蔵と極道技巧『黄金の旋風かぜ』をもつ元聖華天特攻隊長であり歴史的現役大リーガー逢魔賀広偉おうまがひろい(Ω)が激突。
惨蔵は野球ファン・逢魔賀ファンとして彼に野球愛を取り戻させるべく、“野球の王”ワン・キングに変身して打撃バッティング勝負を持ちかけた。

そして2人の歴史的“本塁打ホームラン王”の超常的打撃バッティング勝負は王・キング(惨蔵)が勝利する。
逢魔賀は、野球を始めるきっかけとなった憧れの王・キングと憧れの聖地・帝都高テトコーで打ち合っていることに悦び、人生に救済すくいをくれた殺島に感謝しながら、少年のような無邪気な笑顔で大気圏外まで首を飛ばされた

『忍者と極道』史上でも屈指の名バトルといえるほど素晴らしい闘いであった。

⑧激突!忍者vs殺島!

池袋では忍者しのは殺島が激突する。
忍者しのはは飛び道具(特殊体質)がないため殺島の極道技巧『狂弾舞踏会ピストルディスコ』に苦戦するが、しき“抗わず受け流す”人生観を参考に形勢逆転。

すると殺島は力の差を感じて降参し、“大人”の日々に心折れた“負け犬”であり世間の誰からも理解されない“孤独な者”=聖華天の皆を少しだけでも肯定してやりたかった、と悪事わるさの理由を述べた後、銃を己の頭蓋骨に撃ち込んだ。
実はそれは極道技巧『世界の終わり』を使った奇襲であったが、忍者しのはに見破られ諦めて首を飛ばされる。

“大人”になれない自分を恨んだ殺島の過去にも注目だ。

⑨激突!色vsガムテ!

堀切では病田色ガムテが激突。
といってもしきの忍手暗刃『睡掌髑路すいしょうどくろ』によって、一帯の極道たちと一緒にガムテも眠らされていた。
しき睡掌髑路すいしょうどくろは「手の汗腺から香を出して嗅いだ者を“最も幸福な夢”へと誘う」というものであり、相手はどんな状況になっても2晩は目を覚まさないのだ。

ところがガムテは何故か起き上がってきた
しかもしきの技を喰らわないために呼吸器くち粘膜をガムテープで塞ぎ闘い始める。
そんな合理的ながらも理解しがたい行動のガムテにしきは動揺しかけるが、努めて冷静に対峙する。

闘いの中で垣間見えるガムテの壮絶な生い立ちは衝撃的だ。

⑩色の動揺

冷静に立ち振る舞おうとしたしきは、冷静に視野を広げていたからこそ約1㎞先にいる極道きわみの姿を見てしまった

しきは動揺して隙を作ってしまい、ガムテの極道技巧ヤマイダレを受けてしまう
腹部を刺されたが出血はなく、かわりに末期の重病患者のような症状となって戦闘不能となってしまい、そのままガムテにめった刺しにされてしまった…。

⑪色の奥の手

しきには自身の全体液を圧縮して“香”とし、命と引き換えに敵を即死ねむらせる“奥の手”がある。
あと50㎝も近づけばその“香”を極道きわみに届かせることができるため、しきは地面を這いながら極道きわみとガムテに近づいていく。

…が、しきの異様な執念に極道きわみの脚が無意識に後退。
そしてしきの姿に尋常じゃなく怯えるガムテに促され、極道きわみはそのまま退却くことを決めた。
しきが“香”を出す寸前のところであった。

⑫忍者の告白と色の最期

もはや唇すら動かせないしきは天を仰ぎ、私情にかられ最悪の事態になってしまったことを後悔しながら、自身の“諦め”の人生を振り返る。
そしてそんな人生の中の光となった忍者しのはのことを思い出していた時、気がつくと駆けつけた忍者しのはしきを抱き上げていた

すると忍者しのはしきにキスをし、しきの生き様に憧れ惚れていたと自身の想いを伝えた。
しきの諦め続けた人生の最期に最高の幸せが訪れた。

⑬極道への怒りを募らせる忍者達

帝都高テトコーの戦いは終幕し、忍者たちはしきのもとに集まって死因や残された短刀を分析しながら極道ごくどうに対し激怒した。
左虎も憤怒おこである。
また、しきをやったのがガムテだと察した忍者しのはは、ガムテへの怒りを募らせる。

今回の闘いは範囲の広さから手分けするしかなかったとはいえ、またしても仲間を失ってしまった悔しさに涙を流しながら「斗女がいれば“100倍”楽だったのに」と考える。
そして当の斗女は米国にて、しきから送られていたメールを確認していた。

⑭次はガムテの番

極道側もまた殺島の首を見つけ、その死を悼んでいた。
特に殺島を慕っていたガムテはショックで号泣。

そして次は殺人コロシの王子様”であり“極道の息子”であるガムテ(輝村照きむらてら)が割れた子供達グラス・チルドレンと共に動くと申し出た。
ただしガムテの狙いは忍者にんじゃだけでなく極道きわみであった。

忍者と極道:第三章「情愛大暴葬」の名言

殺島飛露鬼〈3巻18話〉
「よう、オレだぜ」

殺島飛露鬼〈3巻19話〉
子供ガキの頃の“暴走ユメ”を忘れられず…
大人オトナ”に苦しむ悪童ワルガキに救済を!!!」

輝村極道〈3巻20話〉
「若い頃に信じた“夢”や“価値観”…それがいとも容易く否定される。時には…自分からそれを捨てねば生きられない。そんな困難の激流に日々立ち向かう…それが“大人”だ」

病田色〈3巻21話〉
「仕方ない…仕方ない…人生は“諦め”…」

病田色〈3巻22話〉
「この病田色…全生命すべてを懸け―
愛の覚悟キメましょう」

神賽惨蔵〈3巻23話〉
「我ら帝都に縄張る“野良犬”也!!!
縄張りで悪事わるさかませば迷わず喰らう!!
いざ悪を喰い荒らさん“帝都八忍”!!!」

病田色〈3巻24話〉
絶命しぬまで善き夢を…」

極道モブ〈3巻25話〉
尻穴ケツに“釘打棒クギバ”刺したらああ!!!」

有羽汰駆(α)&詩隈殴偉人(Σ)〈3巻26話〉
聖華天オレたちの“暴走ユメ”は“永久不滅ズット”だからよ!!?」

王・キング(神賽惨蔵)〈3巻27話〉
「PLAY BALL!!!(“命獲り”しようぜ!!!)

逢魔賀広偉(Ω)〈4巻28話〉
「最高の人生だった…!!!」

神賽惨蔵〈4巻29話〉
「誰の命も聞かぬ、己の正義で動く…それが忍者。
此度の戦も手出し口出し無用に候…」

殺島飛露鬼〈4巻30話〉
子供ガキ…!!これが“大人オトナ”だ。
こんな…どーしようもねえ“困難”に幾度も心が疲れ折れる。
それが…“大人オトナ”だ!!」

病田色〈4巻31話〉
「困難の激流に抗わず…受け流すのです。
最善ではなく次善を喜ぶ…それでよいのです。
大切なのは心折れぬこと―…
今を生き…少しずつ前へ進むこと―…」

殺島飛露鬼〈4巻32話〉
「“大人”になれねえ自分が憎い―…!!!」

殺島飛露鬼〈4巻33話〉
「悪ィことしたら責任…取んねーと」

ガムテ〈4巻34話〉
「オレはっ!!!心割れた子供すべての味方だ!!!」

病田色〈4巻35話〉
「この子アホの子ですわ!!!」

病田色〈4巻36話〉
「死ぬことがこんなに…こんなに幸せなら私――何回だって死ねますわ…」

輝村極道〈4巻37話〉
「殺島よ…私は君を忘却わすれない。
君のヤンキラーのような神性カリスマと愛を忘却わすれない。
君はドブネズミみたいに美しい…!!!」

第三章「情愛大暴葬」まとめ

第三章「情愛大暴葬じょうあいだいぼうそう」は“破壊の八極道”第二の刺客・殺島との死闘いが描かれるエピソード。
帝都高テトコー全域で暴走する極道(聖華天)vs“帝都八忍”という構図であり、各所で見応えのあるバトルが展開された。
“大人”に苦しむ殺島達“聖華天”の心の叫びや色と忍者それぞれの想いなど、今回も胸にくるエピソードが満載であった。

そして今回も極道は殺島を、忍者は色をと、互いに大切な仲間を失ってしまう。
2人とも…いやα・∑・Ωも含めて、彼らの生き様と死に様に注目だ。

さて次章は満を持してガムテが動くようだが、やはり一筋縄ではいかないだろう。

 
管理人
へそまる

転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。

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