『忍者と極道』は近藤信輔による、忍者と極道の長きに渡る因縁の先が描かれるアクション漫画。
第四章「幼狂死亡友戯」は、第二章「燃える仁義のカブチカ」から忍者の因縁の相手となっているガムテが“破壊の八極道”第三の刺客となり、自らがリーダーを務める“割れた子供達”を引き連れて総理官邸を混沌に陥れるエピソードだ。
この章は忍者だけでなく極道もターゲットになっているという特殊性があり、“割れた子供達”と死闘う戦場で忍者と極道が思いがけず出会ってしまうという大きな見どころがある。
本記事はそんな第四章「幼狂死亡友戯」において、さらに忍極史上最大の山場を迎える【後編】をあらすじネタバレとともに見どころを解説していく。
『忍者と極道』の概要
『忍者と極道』は2020年1月20日より連載が開始された近藤信輔によるアクション漫画。
講談社が運営する漫画アプリ/ウェブコミック配信サイト「コミックDAYS」および「マガポケ」にて絶賛連載中であり、濃密なストーリーが迫力のコマと独特なセリフ回しによって軽妙に展開されていることで人気上昇中の作品だ。
ストーリーは裏社会で悪事をかます極道とそれを誅し裏から民を守る忍者の長きに渡る因縁の物語ではあるが、本質は何も知らずに知り合い友情を深めていく2人の主人公が、実はそれぞれ忍者と極道であったというところにある。
忍者と極道の因縁を通して見える2人の感情や関係性に注目だ。
単行本は講談社〈モーニングKC〉から最新12巻まで刊行されている。(2023年10月11日現在)
忍者と極道:第四章「幼狂死亡友戯」前編のおさらい
“破壊の八極道”の1人であるガムテが、自身がリーダーを務める殺し屋集団“割れた子供達”を引き連れて総理官邸を襲撃。
官邸には読書感想文コンクールの授賞式で訪れていた忍者も、忍者の晴れ舞台を見るために訪れていた極道もおり、2人はついに戦場で邂逅する!
忍者は正体を知られたらその相手を“消さねばならない”という掟があるため露見るわけにはいかないものの、極道を守りたいという思いから身を挺して極道を庇ってしまう忍者。
その一連の動きから忍者が忍者なのではないかと疑いながらも、その思考を必死に否定する極道。
結局2人は互いの正体を知らないまま(極道は忍者が忍者だと認めないまま)共闘して敵を倒す。
そして再会を約束しながら、忍者はガムテに捕らえられた間七を救いに5F総理執務室へ、極道は総理官邸に仕掛けられた爆弾を解除するため4F官僚応接室へ向かった。
また、他の“帝都八忍”と“破壊の八極道”も総理官邸に向かってきている。
かくして“役者”が総理官邸に集い“物語”は第二幕へと突入するのだと、本棚に囲まれた部屋で脚本家(仮)がその結末に期待していた。
忍者と極道:第四章「幼狂死亡友戯」が読めるのは5~10巻
忍者と極道・第四章「幼狂死亡友戯」はコミックス5~10巻に収録されているエピソード。
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忍者と極道:第四章「幼狂死亡友戯」の主要人物
多仲忍者〈忍者〉
多仲忍者(たなかしのは)は忍者側の主人公。
表の顔は男子高校生、裏の顔は“帝都八忍”の1人。
幼い頃に家族を極道に殺されて以来“笑えない”体質となってしまっているが、同じプリオタ(「プリンセスシリーズ」の熱狂的ファン)の輝村極道と出会ったことで少し変化が表れてきているようだ。
“帝都八忍”の璃刃壊左・祭下陽日・病田色が極道との死闘いで次々に命を落とし、極道に対する憎しみを燃やしている。
陽日の仇である殺島は自らの手で殺し、色の仇であるガムテには殺意を募らせているが、極道が極道かつ壊左の仇だということは知らない。
読書感想コンクールで総理大臣賞を受賞し、授賞式のために総理官邸を訪れたところにガムテと“割れた子供達”の襲撃が起こり、事態の収束に奔走している。
輝村極道〈極道〉
輝村極道(きむらきわみ)は極道側の主人公であり、“破壊の八極道”の1人でリーダー的存在。
株式会社ダイバンの商品企画部長という表の顔と、男羽會傘下・竹本組“裏組長”という素(裏)の顔を持っている。
忍者に劣らないプリオタで、特にシリーズ第6作目『フラッシュ☆プリンセス』の敵幹部ヒース様推し。
家庭環境ととある事故のせいで“感情”というものが理屈ではわかっても感覚では分からないらしいが、忍者と出会ったことで少し変化が表れてきているようだ。
社会から孤立した者たちの居場所を守るため忍者と極道の因縁に決着をつけようとしており、壊左を殺したことでその死闘いの狼煙を上げた。
忍者が忍者であることは知らなかったが、総理官邸での死闘の中でその正体を疑いつつあり、必死にその思考を否定しようとしている。
忍者を助けた際「慎太郎!!」と叫んだが…?
ガムテ/輝村照〈極道〉
ガムテ/輝村照(きむらてら)は顔にガムテープを巻いている少年で、“破壊の八極道”の1人。
第二章からの忍者の因縁の相手であり、忍者抹殺の三番手として、自らがリーダーを務める子供の殺し屋集団“割れた子供達”を引き連れて総理官邸を襲撃する。
極道の息子らしいが、忍者だけでなく極道もガムテのターゲットになっているようだ。
愛多間七〈総理大臣〉
愛多間七(あいだかんしち)は日本の内閣総理大臣。
明るく行動力のある男性で、官邸をこっそり抜け出し、友である米国大統領レジーのための買い物に行った際に忍者と出会い、以来すっかりプリンセスシリーズの魅力にハマる。
米国大統領のレジー・ナッシュ、内閣官房長官の聖川蘆花、経団連会長の四刃有数、警視総監の拳崎真虎、統合幕僚長の窓香荒来は同じ桜賀第一中学校生徒会同期の旧友。
堅い絆で結ばれていたが“割れた子供達”の襲撃によって皆命を落としてしまった。
彼らの想いを受け取った間七は総理官邸に仕掛けられた爆弾の解除を目指すが、道中でガムテに捕まってしまう。
忍者と極道:第四章「幼狂死亡友戯」の見どころ
①忍者が『疒』を喰らってしまう
5F総理執務室に着いた忍者だが、間七の目の前に爆弾が仕掛けられており、今にも爆発しそうであった。
時間がないと判断した忍者は、間七を抱え窓からダイブ!
するとその無防備な状態を狙っていたガムテから、病田色の死因となったあの『疒』を喰らってしまう!
②正体が間七にバレる
急激に弱りながらも何とか間七を守り着地した忍者。
しかしこの衝撃で顔を覆っていた布が外れ、間七に忍者だとバレてしまう。
忍者は正体を知られたらその相手を“消さねばならない”という掟が過りショックを受ける忍者であったが、間七は忍者を「親友」と呼び、彼のために驚きの行動に出た。
③激突!ガムテvs間七!?
なんと間七は、忍者の懐から落ちた『地獄への回数券』(61話で忍者が極道からもらったもの)を口に含みガムテの前に立ちはだかった!
『疒』を喰らった忍者の「あと5分あれば…」の言葉を聞き、忍者を死なせないために自分が時間を稼ごうと考えたのだ!
④激突!極道vs舞踏鳥!
爆弾解除のため4F閣僚応接室に到着した極道。
爆弾の前には“割れた子供達”三狂の1人でありガムテの右腕の舞踏鳥が待ち構えていた。
舞踏鳥の極道技巧『夢幻燦顕視』に苦戦する極道であったが、忍者との約束=爆弾解除のために奮起。
そして予想外の方法で『地獄への回数券』を奪い逆転し、舞踏鳥の撃破と爆弾の解除を同時にやってのけた。
⑤イケメンたちの進撃と雄鷹斗女の到着
時間になっても爆発しなかったため、忍者たちもガムテも爆弾が止められたことを知る。
するとガムテは最期の悪足掻きとして、“割れた子供達”に全力大殺戮の指示を出した。
これにはさすがの忍者達の手も足らず官邸は中も外も混乱を極め始めるが、そこへなんと大量の“創作世界のイケメンたち”が到着!
次々に“割れた子供達”を駆逐していった。
彼らを束ねていたのは“帝都八忍”の最後の1人・雄鷹斗女。
この100人を超えるイケメンたちは、人類史上最高性能の脳を持つ斗女が、脳波にて“すべて同時に”操っている機巧人形なのだ。
この大量の加勢によって官邸の戦況は一気に覆る。
⑥ガムテに歩み寄る間七
闘いが見る見る終息していくのを察した間七が、ガムテに投降を勧め「話を聞こう」と歩み寄る。
自身の大切な仲間達を奪った仇であるにもかかわらず、ガムテという1人の少年としっかり向き合い救おうとする姿勢が間七の間七たる所以だ。
その真っすぐな瞳に心揺れるガムテであったが、「…遅いよ」と嘆き間七に襲い掛かった。
⑦激突!忍者vsガムテ!
間七に短刀が届く前に忍者と斗女が到着。
忍者は間七が稼いでくれた時間に、事前に授かっていた左虎からのアドバイスと髪で、自分で開腹手術をしてガムテの『疒』からの復活を果たしたのだ。
忍者は『疒』のヒントを遺してくれた色や身体を張って手術時間を稼いでくれた間七に感謝しながら、ガムテと決着をつけると決意する。
そして先ほど見た極道の動きを取り入れた技でガムテを圧倒していった。
極道に感謝する忍者の言葉、その後ろにちらつく極道の幻影に、ガムテの割れた頭蓋骨が激しく痛む。
⑧ガムテの過去と極道との関係性
現在から約6年前、ガムテが極道を急襲したことから2人は出会った。
ガムテは母と自分を捨てた男=母(10年間で5000人淫行“男狩り”と呼ばれた奇班离倫)が関係を持った、自分の父親かもしれない“5000人”の男を殺し回っており、その5000人目が極道だったのだ。
「お前の息子だ」と襲ってきたガムテを、極道は処分せずに“割れた子供達”に入れる。
その後ガムテは極道の命を狙い続け、極道はそれを返り討ちにするという狂気的な関係性に。
実は極道とガムテの親子関係は、繰田孔富によるDNA鑑定によって明確に否定されていたのだが、極道はその結果を見ずに「あの子は私の息子だ」と言い張った。
普通の形ではないが、極道は自分なりに“父親”としてガムテと接していたのだ。
そしてガムテもまた、5000人の中で最も“すごい”極道を本当の父親であると思い込むことが精神的な支えとなっており、いつしか「極道に心からの笑顔で認めさせてやる」ということが1つの目標となっていた。
しかし極道が心からの笑顔を見せたのは忍者だった…!(第42話)
⑨『地獄への回数券』の2枚ギメ
その忍者との決着をつけるため、ガムテは禁断の『地獄への回数券』2枚服用に打って出た!
ガムテはこれまでとはまるで違う速度と剛力を手にし、忍者を激しく蹴り飛ばす。
『地獄への回数券』2枚服用は肉体にさらなる強化を与えるが、代わりにあと5分で死ぬことをガムテは分かっていた。
もはやガムテは、忍者が自分より一秒でも早く死ねばいい。
その覚悟を受け、相棒である大臣が「君だけのために闘え」とガムテのガムテープを剥がす。
そして司令&攻手が!天使&毒が!黄金球が!舞踏鳥が!仲間たちがガムテを援護し忍者を圧倒していく!
⑩決着!忍者vsガムテ!
自分たちは他人を殺さなきゃ正気ではいられなくなってしまったんだというガムテの叫びを、忍者は「だから忍者は極道をブッ殺すんだ」と受け止める。
もはや忍者の強さを認めるガムテは、だからこそ見つけた必殺コマンドにて忍者の防御をこじ開ける。
が、それは忍者もガムテの強さを認めたからこその罠だった!
ガムテは残っていた右手も斬り飛ばされ、2枚服用の効能もここで切れる。
そして忍者に宣言通り100回えぐられてしまうのだった。
皆の無念を、大事な人への想いを、全部込めてガムテをえぐっていく忍者だったが、首を飛ばす前にガムテが階下へ落ちてしまい、追撃できずに自身も力尽きて倒れてしまう。
⑪「救済なき医師団」の艶道
忍者の元に「救済なき医師団」の艶道と名乗る謎の男が現れた。
艶道は『地獄への回数券』を服用ていたため極道かと思われたが、忍者が自分で手術した肝臓を手術し直し去って行った。
ともあれ動けるようになった忍者がガムテにとどめを刺さなければと階下を見下ろした時、ガムテの前に極道が立っているのが目に入った。
⑫忍者に突きつけられた真実
忍者はガムテの近くに極道がいることを危ぶむ。
しかし隣にいた斗女が極道の顔を見て、色が解析した壊左殺しの下手人であることを察し、極道のもとへ駆けつけようとする忍者に証拠の画像を突きつけた!
⑬ガムテ渾身の暴露
階下では極道がガムテを労って最期を看取ろうとしていた。
その時、極道に「何か言い遺すことはないか」と尋ねられたガムテの最期の言葉が官邸に響いた。
「忍者と極道は忍者と極道だ!!!」
もちろんガムテは上階に忍者がいることを理解った上で、極道にこの最期の一撃を喰らわせたのだ。
すると極道は悲しみや諦めを含んだような複雑な笑みで「見事だ“息子よ”。君は見事に私を…破壊した」とガムテを褒めた。
それは紛れもなく極道の心が表れたものであり、「極道に心からの笑顔で認めさせてやる」ことを目指していた(第72話)ガムテは(目指していた笑顔とは違うのかもしれないが)満足そうに涙ぐみながら倒れた。
ガムテの身体は“破壊の八極道”の1人・繰田孔富に抱えられる。
⑭忍者と極道は忍者と極道(再会8回目)
極道に襲い掛かる忍者。
忍者は取り乱し極道を問い詰めるが、極道は「信じたくないものだ。最愛の友達が殺すべき仇敵だとは」…と『フラッシュ☆プリンセス』のシーンを引用しながら極めて冷静に対応した。
極道も内心は取り乱しているのだろうが、予め疑念と葛藤していた分、忍者より取り繕えたと言える。
取り乱す忍者より、毅然と振舞う極道の姿の方が不思議と痛ましい。
⑮第二幕を宣言する殺されたはずの男
官邸には世界的歌姫でありながら“破壊の八極道”であるMAYAも来ていた。
また別の場所では、惨蔵がかつて殺したはずの「幡随院」と対峙していた。
幡随院は「『忍者と極道』第二幕が始まるよ」と告げ、姿を消す。
すでに死亡したとされる『フラッシュ☆プリンセス』の脚本家・幡随院弧屠ではないかと推測されるが、今のところ確証はない。
また、この章で度々登場している謎の脚本家のシルエットにも似ているような気もする。
いずれにせよ忍者の長である惨蔵が「確かにあの時殺したはず!!」と言っているのに生きているという時点で間違いなく注目しておきたい人物だ。
惨蔵と話していながらも読者に語り掛けているようなコマも妙な怖さがある。
⑯帝都八忍と破壊の八極道が集結!
忍者と極道が対峙する2Fに、戦闘中だった左虎右龍兄弟と“破壊の八極道”の1人・砕涛華虎が乱入し、さらに惨蔵も到着。
これにて“帝都八忍”(5人)と“破壊の八極道”(極道・孔富・華虎が対峙し、MAYAと幡随院は遠くから静観している)が揃い踏み、一触即発となる。
しかし極道はここで忍者と機動隊とまとめて闘るのは面倒だとし、“悪党らしく捨て台詞を吐いて”撤退していった。
死闘いが終わり破壊された官邸では、「互いが宿敵の敵同士と知り友情が激しい憎悪へと変わってしまったアヴちゃんとヒース様は本当に戻れなかったのか」と2人が宿怨と運命に負けず再び手を取り合うことを願う忍者が書いた読書感想文が悲しく燃えていた。
⑰次は繰田孔富の番!
歌舞伎町、帝都高に続き総理官邸まで破壊された事態を受け、国民たちは日本の終わりを感じていた。
忍者たちは“破壊の八極道”との対峙を経てそれぞれ複雑な想いを抱えながらも、次なる闘いに備える。
総理官邸はまだ混乱を極めていたが、応急手当てを受けただけですぐ戻ってきた間七が陣頭指揮を執って現場をまとめていた。
間七はガムテに「遅いことなどない!!私がそうはさせない!!」と伝えたかったが、ガムテの姿は見つけられなかった。
その頃、極道と“救済なき医師団”が屋形船で隅田川を下り、宴会を兼ねながら警察の検問を避けていた。
次は繰田孔富率いる“救済なき医師団”が東京をぶっ壊しに動き出すという。
忍者と極道:第四章「幼狂死亡友戯」の名言
鼠坊衆〈7巻62話〉
「オ待チュイ~ッス!!」
愛多間七〈7巻63話〉
「そんなのもう―親友ではないか…!!!」
輝村極道/愛多間七〈8巻64話〉
「すべては―友達のため!!!」
夢澤恒星〈8巻65話〉
「土壇場てェのは思考えてちゃ動けねェ…!!
この世には―無我しかできねェことがある…!!
無我になって…前進みましょう!
お供しますぜ…何処までも!!」
舞踏鳥〈8巻66話〉
「糞野郎なんてことしやがるの。もうバレエ踊れない。
かまわないッッ!!!」
舞踏鳥〈8巻67話〉
「人間―生きていれば思わぬ不運に何度も遭うわ。
そこでとても冷静ではいられずに、つい…誤った道を選んでしまうこともある―。
私の現在はそんなたくさんの間違いの報い…。
後悔なんてしないわ。
だって私―精一杯生きたもの…!!」
機動隊員〈8巻68話〉
「茱萸坂方面より大量の―…その…まったく意味不明でありますがッ、“百”を超える大量の!!大量の“イケメン”がッッ!!!総理官邸を目指し進撃中であります!!」
雄鷹斗女〈8巻69話〉
「なんでも合法が私、斗女たんだで」
愛多間七〈8巻70話〉
「要求があるなら話なさい…私が聞こう…!!」
多仲忍者〈8巻71話〉
「いろんな人にもう充分助けてもらったから決着は自分ひとりでつける」
ガムテ〈8巻72話〉
「超えてやる!!認めさせてやる!!たった一度だけでいい…!
極道にオレを…心からの笑顔で認めさせてやる!!」
大臣〈9巻73話〉
「ほら―君を縛るガムテは…もうないよ。
あとは君だけのために闘え―
僕らの“殺人の王子様”!!!」
ガムテ〈9巻74話〉
「オレ達は!!そんな生き物なんだ!!!
そんな生き物になっちまった!!なっちまったんだ!!!」
ガムテ〈9巻75話〉
「聖誕祭の夜サンタのおじさんがくれた。
でもそのサンタは極道!!!」
艶道〈9巻76話〉
「何者かというなら―…そうだな。
我等は堕天使。“救済なき医師団”…」
輝村極道〈9巻77話〉
「見事だ“息子よ”。君は見事に私を…破壊した」
大臣〈9巻78話〉
「お休み…ガムテ。君は立派に生き抜いた。
だから今は…夢の中でゆっくりと―」
輝村極道〈9巻79話〉
「違うだろう。忍者は“正義側”だ…!!」
砕涛華虎〈9巻80話〉
「たまらぬわッ!!総理官邸は忍者の特売市也!!!」
輝村極道〈9巻81話〉
「我等“破壊の八極道”。残るは5人。
これからひとりずつ―忍者の東京で悪事をかます」
繰田孔富〈10巻82話〉
「私達“救済なき医師団”が東京も忍者も全部破壊して全部救済うの。
世界はみんな病んでいるから―…」
第四章「幼狂死亡友戯」まとめ
第四章「幼狂死亡友戯」は“破壊の八極道”第三の刺客であり忍者との因縁をもつガムテとの死闘いが描かれるエピソード。
【前編】では忍者と極道が忍者と極道であることがバレそうになりハラハラさせられつつも、極道の葛藤を経てギリギリその関係性が保たれるという安心の展開が描かれた。
しかし【後編】ではガムテとの決着の末に2人の正体がバレてしまい、『忍者と極道』は最大の転機を迎える。
“帝都八忍”も“破壊の八極道”もいよいよ全員が姿を見せ、次章からは“幡随院”の言う通りまさに第二幕が始まると言っていいだろう。
果たして忍者と極道の関係はどうなっていくのか、第五章「極契大壊嘯」へ続く!
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。