「ドッグスレッド」最新話ネタバレ34話 ロウのいう美しさとは機能美！【ドグスレ】

狼之神vs札幌雪花の練習試合が始まった。
開始早々ロミオの挑発に乗って殴り返してしまい、慶一が2分間の退場に。

狼之神は何とか2分間のキルプレーを凌いだが、戻ってくるやいなや再び慶一はブチギレパンチでペナルティボックスに逆戻りしてしまう。

その間も狼之神に襲いかかる雪花高校のラフプレー。
気付けば1年生皆の腰が引けていた。

こんな試合をロウが許せるわけがなかった。
「お前らのアイスホッケーは美しくない!!」
ということで今回はロウが美しいアイスホッケーを魅せてくれる!?

狼は美しい。無駄がない強い生き方。だから美しい姿になる。

本記事では第34話「美しいアイスホッケー」の内容をまとめていく。

最新刊は第3巻(2024年7月18日発売)

『ドッグスレッド』34話の見どころネタバレ

① ロウの“美しさ”

「お前らのアイスホッケーは美しくない!!」と言い放ったロウ。
とはいえ“反則プレーだから醜い”というわけではないらしい。

機能美＝研ぎ澄まされて残ったものが美しいのだとロウは訴えたが、誰も理解できなかった。

ちなみにロウにとって当然慶一も美しくない。
慶一はやはり挑発に即応して「シャバに出ては入って」の繰り返し状態で、第1ピリオドの殆どをペナルティボックスで過ごしているところなのである。

② 狼之神にはプライドがある

第1ピリオドが終了。
雪花のラフプレーに腰が引けていた狼之神だったが、安海の好セーブが失点をゼロに抑えていた。

キルプレーなだけでなく、シュートを体に打たれたり、どさくさに紛れてスティックで叩かれまくったりと、ゴーリーである安海には特に雪花のアタリがキツかったが安海は守り切ったのだ。(そもそも雪花がちゃんとシュートを決める気あるのかは不明だが)

そんな安海に休憩中、かつて【札幌雪ん子ホッケークラブ】で安海と一緒にスティックを振るっていた雪花高校の1年生・盤渓雄次ばんけいゆうじ、通称「バンちゃん」が声をかけた。

バンちゃんは雪ん子ホッケークラブの仲間たちが皆、安海が狼之神の特待生となったことに驚いていたと報告。
すると安海は、本当は埼玉にいるセンス抜群のゴーリーが狼之神に入るはずだったのだが、そいつがオセロのU16世界大会で優勝してホッケーよりオセロを取ったらしく、そのおかげで運よく狼之神に取ってもらえたのだと返した。

バンちゃんは悲しそうに「お前は正解だった」と安海に伝えて去って行った。

セルシオも同じ雪ん子ホッケークラブだったらしく、「雑魚キーパー」だった当時に比べて安海は上手くなったよなとバンちゃんに同意を求めた。
するとバンちゃんは「あっちは王者のプライドがありますからね」と返したのだった。

③ おもらしワンちゃん…？

雪花のラフプレーについては監督・石崎の方針らしい。
石崎は改めて「パックじゃなくて体にぶち当たって戦意を喪失させろ」と指示していた。

雪花の戦い方を「タフな戦い方」であり「本当のアイスホッケー」であると自負しているようだ。
「札幌のアイスホッケーはお前たちにかかっている」と部員たちに檄を飛ばした。

それでは何故二瓶がこんなチームと試合を組んだのか。
部員に詰め寄られるも二瓶は答えようとしない。

ただ一言、小声で「おもらしワンちゃん」とだけ呟いた。

そんな二瓶を見てロウは「狼之神・イズ・デッドだ!!」と叫ぶが、その様子を見ている先輩たちはニッコニコである。

④ 「機能美」実演

ロウは美しいホッケーを見せることによって、雪花の戦い方が間違っていることを分からせると決意した。

そうして始まった第2ピリオド。
セルシオに「美しいホッケーとは何か」と問われると、ロウは「地道な努力で研ぎ澄まされた姿が機能美である」と説いた。

ちなみに第2ピリオドも当然の如くキルプレーが続いている。
そんな中、土肥が雪花の陣地に放り込んだパックをロウが追う場面に。

そのロウをレインが追っており、体めがけて突進してくることは明白である。
するとロウはフェンス際でロッカー・ターン！
体を潰されていただろう局面をフィギュアの技で華麗に回避したのだ。

まさに「地道な努力で研ぎ澄まされた」スケーティング技術で、雪花の醜い方法に打ち勝って見せたのである。

そしてロウのセンタリングから小杉がゴールを決める！
ロウと狼之神の美しいアイスホッケーが先制点をあげたのだった。

『ドッグスレッド』34話の名言

『ドッグスレッド』34話のあおり文と予告

【あおり文】
狼之神・イズ・ベストだっ!!

【予告】
隔週連載。47号(10月24日発売)出場!!

『ドッグスレッド』ネタバレ34話のまとめ

やっぱりロウの経験からくる自論と技術は美しい!!
今話の扉絵に『狼は美しい。無駄がない強い生き方。だから美しい姿になる』という文言が付けられているが、確かにロウはウイルクが語っていた狼のような無駄のなさを持っているから美しいのだ。

逆にラフプレーを含んだ戦い方を「タフ」と称している石崎は、きっと過去自分に何かあったからこそ部員たちに対してこういった自信の付けさせ方になったのだろう。
二瓶の「おもらしワンちゃん」という謎の言葉も併せて、狼之神と雪花の因縁が何なのか明かされる
時を楽しみに待ちたい。

あとまさか慶一はこのまま牢で終えるわけではあるまいな？
狼之神が先制し試合がどう動いていくのか、次回35話も目が離せない。

ちなみに今週は巻頭カラーのため美麗な扉絵も必見だ。
そして扉絵にも書いてあるが『連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-』もいよいよ放送・配信開始したので、この秋はそちらも併せて野田作品を存分に楽しもう！