正式部員は5人であとはロウ含む助っ人という宮森中が、源間慶一がキャプテンをつとめる北陵中との試合に挑む。
宮森中は少子化による廃校が決まっており、これが“最後の宮森中アイスホッケー部”としての試合であった。
実は宮森中は廃校が決まる前は他の強豪と肩を並べるほど強かったのだが、廃校決定と同時に監督が北陵中に引き抜かれ、チームメイトも減ってみるみる弱くなり、小学校から同じチームだった現在の5人だけが残ったのだ。
キャプテンの小杉は北陵中に誘われながらもこの5人で頑張るために宮森中に残ったのだが、北陵中との差はどんどん顕著になって嘲笑されるようになり、自分達を「みじめだ」と語っていた。
そんな話を聞き、小杉に「お前はみじめじゃない!!美しい!!」と伝えたロウは、氷上に出るとフィギュアの技術を駆使して慶一を翻弄し始めた!
「全ての挫折を祝福に変える超回復アイスホッケーコミック!!」
本記事では第4話「面白いのがひとり」の内容をまとめていく。
『スピナマラダ!』との読み比べもオススメ
『ドッグスレッド』4話の見どころネタバレ
①ロウの滑り
ロウは型破りな滑りで慶一の行く手を塞ぎ、パックを手中に収める。
その滑りが“クリムキンイーグル”だと知っているのはハルナだけであった。
パックを握ったロウは華麗に相手チームの合間を抜けていく。
女子達が赤面するほど煌く滑りである。
そしてゴール前まで一通り抜け切ると、パックを氷上に戻してシュートしようとするがうまく打てなかった。
そこで笛が鳴る。
パック・ホールディング(パックを保持する行為)…つまりロウの行為は反則だったのである。
空中のパックを触ってすぐ足元に落とすならいいが、拾って走り回るのは反則なのだ。
②二瓶利光登場!!
ロウのプレイに応援席から大ブーイングが沸く。
そんな会場を興味深そうに眺めている男がいた。
それは狼之神高校監督の二瓶利光であった。
慶一は「二瓶先生…」と目を輝かせているが、土肥は「野生の何かに遭遇した気分だ」と表現している。
二瓶はスピナマラダファンにとって待ってました!の人気キャラであり、ゴールデンカムイしか読んだことのない方でも一瞬で魅力的だと分かる強烈なキャラだ。
さらに会場には狼之神高校アイスホッケー部の面々も到着する。
狼之神高校には1話で発見された尾形に加え、宇佐美っぽい人物も発見。
この高校…ヤバそうである。
③ロウのすべきこと
ペナルティボックスに入れられたロウは、祖父にこの試合で自分は何をすればいいかと問う。
すると祖父は「とにかく走ってスティックを伸ばしてパックを叩きなさい」と返した。
宮森中はまだ北陵のゴール前にパックを運べていない。
「北陵のゴール前に向けてパックを叩きなさい。それだけでいいから」と祖父は言った。
④「チェンジ」とは
二瓶の到着により、慶一がギアをトップに入れる。
チラチラ二瓶を気にする慶一が可愛い。
宮森サイドでは「チェンジ」という言葉が飛び交い、交代のためにロウが土肥に退場を促される。
実は試合中この「チェンジ」によって、FW(フォワード)3名とDF(ディフェンス)2名の「ライン」というセットを次々と交代させていた。
その際、リンクの中に6名以上いると反則になるので、ロウに早く戻るよう催促していたのだ。
⑤人数差の意味
「チャンジ」のタイミングは決められているわけでも、審判から合図が来ているわけでもない。
ロウが気になって土肥に聞くと、土肥は「疲れて動けなくなったら」と答えた。(だいたい40秒ほどで乳酸がたまって走れなくなるという)
そこでロウははじめて、前話で小杉が言っていた「やればわかるよ」という人数差の不利を理解する。
北陵の人数は宮森の2倍。
つまりその「ライン」が宮森の2倍あるということで、つまりは宮森の2倍ベンチで休めるということなのである。
小杉は「やる意味なんてどこにもない試合だよ」とぼやいた。
かたやロウは会場中から注がれるブーイングを「大歓声に変えてやる」と意気込む。
⑥面白いの
二瓶は“インターハイの先発ゴーリーは源間浩一なのか”と関係者から声をかけられていた。
浩一はまだ1年生だが“高校レベルでは飛び抜けている”ので「彼にすべき」と評価されている。
が、20連覇がかかった試合なのでプレッシャーは凄まじく、判断が難しいでしょうとも言われる。
二瓶は「…調子を見ます」とだけ答えた。
また、二瓶は氷上に気になる選手がいるようだ。
やはり源間慶一なのかと問われる二瓶。
だがその目で追っていたのは「変なの」=ロウであった。
『ドッグスレッド』4話の名言
白川朗
「じいちゃん!!この試合で俺は何をすればいい?」
白川朗
「この罵声を大歓声に変えてやる」
二瓶利光
「変なのがひとりいますよ」
『ドッグスレッド』4話のあおり文と予告
【あおり文】
面白いのが、ひとり。
【予告】
次回、二瓶のことではない。
『ドッグスレッド』ネタバレ4話のまとめ
待ってました二瓶利光!!
『スピナマラダ』での存在感も凄かったが、今作ではこのロウとの絡みがとても楽しみだ。
しかしながら今は宮森中vs北陵中なのに狼之神高校メンバーが気になって仕方ない…。
そして今回はアイスホッケーのチェンジや人数差について知ることができた。
絶え間なく激しく動いているからこそ、交代の回数・時間がとてもシビアに響いてきそうだ。
また、前話で描かれた背景もあり小杉がずっと心折れているのだが、「罵声を大歓声に」と意気込むロウのメンタルは彼に力を取り戻してくれるだろうか。
やる気を見せるロウを見るハルナの表情が冷たいように見える点も気にしていきたい。
転勤で全国を渡り歩く流浪のマンガ好き。
現在は北海道在住で金カム等の聖地巡礼を満喫中。
自分用のメモを発展させブログにした形でして、端的にまとめるためにあえて感情を省いた文章にしています。
基本的には自分が好きな漫画だけになりますが、作品を知りたい・内容をおさらいしたい・より漫画を楽しみたい等のお役に立てればと思っています。